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のぼる丘  作者: てくてく
壺の中
6/14

空虚

感傷的になっても、身体は、寒さを感じる。




(寒い...僕が泣いてもドラマにもならない)



(だっせ...)




泣き切ってはいないが、少し楽になった。




(部屋に戻ろう。)





自分の部屋に戻る前に、やらなければいけないことがある。




(サイフ...サイフ...)



(あった)





(母さん、僕は被害者なんだよ。


この現代社会の。)




情けないことは分かってる。




29歳にもなって親の金を盗むなんて。




しかし、5万はさすがに無かった。




(2万か...)


(忘れてたってことにするか。いや、でもきっとヨシキはおろして来いというはず。最近は、便利な世の中になったもんな....)



(父さん....)




僕は父さんのヘソクリの場所を知っている。




(ごめん....)




心が、、、痛い。



(まだ痛む心があったのか...僕は...)




部屋に戻った僕は、またドラクエの続きをした。







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