第四十九話 最深部での異世界刺客との最終決戦
深層五十五階。
異世界刺客の最終攻撃を
退けた後も、
空間には緊張が残る。
佐山孝也は、
短剣を握り、
光を掌に集める。
「皆、油断するな」
バルガスは、
剣を握り直す。
「全力で行くぞ」
ティファニーは、
魔力結界を
周囲に張り巡らせる。
ライクとフィオは、
攻防の位置を固め、
連携を調整する。
アドルは、
魔法陣を広げ、
範囲攻撃の準備を
整える。
暗闇の奥。
黒い影が、
うごめく。
刺客の大将。
前回とは比べ物にならない
威圧感を放つ。
「……帰還勇者、
覚悟しろ」
低く響く声。
佐山は、
短く息を吐き、
掌の光を増す。
(これが最終決戦か……)
刺客は、
闇と魔力の刃を
一斉に解き放つ。
闇の波動が、
空間を揺らす。
バルガスは、
剣を振り下ろし、
数体の刺客を
切り裂く。
ティファニーは、
結界を強化し、
味方を保護する。
ライクとフィオは、
斬撃と奇襲で
連携攻撃。
アドルは、
広域魔法で
敵の密集を分断する。
佐山は、
全身の魔力を
掌に集中する。
光と闇が、
ぶつかり合う。
刺客たちは、
徐々に押し返される。
「皆、集中!」
佐山の声で、
勇者たちは
最後の連携を取る。
掌の光が、
封印力と共鳴し、
闇を押し返す。
刺客の大将も、
力の波動で
押し戻される。
「……これで終わりだ」
佐山は、
深く息を吐き、
短剣を鞘に納める。
闇の裂け目が、
光に包まれ、
刺客たちは
完全に退いた。
五人の勇者は、
互いに目を合わせ、
小さく頷く。
最深部での、
異世界刺客との
最終決戦は、
これにて終了した。
封印の力、
勇者たちの連携、
そして佐山の判断力。
全てが、
勝利を導いたのだった。




