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第四十七話 佐山、封印力の全域制御に挑む


深層五十五階。


闇が濃く、

空間が歪む。


異世界刺客の大群が、

押し寄せる。


佐山孝也は、

短剣を握り、

光を掌に集める。


(……ここで全力を出す)


全身に、

微細な魔力を流し、

封印の核心に共鳴。


掌の青白い光が、

空間を押し広げる。


刺客の動きが、

一瞬、止まる。


「……なっ!」


黒い鎧の刺客が、

目を見開く。


ティファニーは、

結界を全域に広げ、

周囲の防御を強化。


ライクとフィオは、

連携を強化し、

隙を狙う。


アドルは、

魔法陣を展開し、

範囲攻撃を維持する。


佐山は、

封印力を

空間全体に

波及させる。


光が、

闇を押し返す。


刺客たちが、

押し戻され、

混乱する。


(……これで、

戦局を掌握できる)


バルガスは、

剣を構え、

突撃の合図。


五人の勇者は、

呼吸を合わせ、

一斉攻撃。


ライクとフィオの斬撃、

アドルの範囲魔法、

ティファニーの回復結界。


佐山の光が、

闇を押し返し、

刺客たちは

後退を余儀なくされる。


「これで……

どうだ?」


佐山は、

短く息を吐く。


掌の光が、

徐々に鎮まり、

空間は

安定を取り戻す。


ティファニーは、

微笑む。


「佐山さん……

素晴らしい制御です」


ライクは、

無言で頷く。


バルガスは、

剣を鞘に納める。


「よくやった……

これで押し返せたな」


フィオは、

跳びはねながら

声を上げる。


アドルは、

冷静に観察し、

周囲を確認する。


佐山は、

掌の光を

鎮めながら、

深く息を吐く。


封印力の全域制御。


これにより、

最深部の異常空間と

刺客の大群を

同時に制御することが

可能になった。


だが、

戦いはまだ

終わりではなかった。


深層五十五階。


闇と光、封印と魔力。


新たな局面に

突入しようとしていた。


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