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人間の本質は総じて悪
人間はみな悪である。
生まれたときから決まっている。
性善説はあり得ない。
何故ならば、罪を背負っていない者は生まれて来ないからだ。
存在しない者に対して、恨みも憎しみも抱けない。
生を受けた瞬間から、業が蓄積される。
否、業があるから生を受けるのだ。
人の幸せを奪い、人の存在を否定する。
赤ちゃんは夜中でも気にせず泣きまくり、困らせまくるだろう?
生きるのに必死で、人の気持ちなんて考えない。
子育ては苦労するだろう?
憎まれっ子、世にはばかるだろう?
なんでこんなこともできないんだ!
なんでそんな生き方しかできないんだ!
なんでこんなひどいことをするんだ!
人はみな、誰かを責めたことがある。
なんで? なんで? と己の思考力の低さを棚に上げて相手をなじるのが悪だ。
相手を責めるように訊くのは良くない。
相手を萎縮させるのも良くない。
教え諭すのが、大人の仕事だ。
だから、性悪説が罷り通る。
善になるには、悪をたくさん為して罰を受けなければならない。




