なりたかったものリスト② イラストレーター
イラストでも一応受賞……ちょっとした個展に展示されている。
賞金はもらえなかったけどね。
小学生だったし。
たいしたことないと言えば、たいしたことない。
水墨画を展示された。
自分目線だとイマイチの出来だったんだけど、クラス代表で展示してもらった。
他にも絵を展示された経験がいくらかあるので、自分は絵が上手いと調子に乗っていた時期もあったっけ。
絵が上手いって言ってくれる人もいるんだけど、もちろん嬉しいんだけど、自分が求めている完璧な絵じゃないんだよね。そりゃもう、見ただけで広がっていく世界観を表現できれば、いいなあと思うけど。
絵で評価されている人達は、どれだけ多く描いてきたのだろう。
自分はその才能を羨ましいとは思わない。
あったらいいなとは思うけど、才能だけじゃなくて努力もしているはず。
みんなが見ていないところで、魂をすり減らしているかもしれないし、血反吐吐いてまで頑張ってできあがったものかもしれない。
だから自分は人を羨んだりしない。
才能に嫉妬するなんて、まともに努力したことない人間がすることだから。
相応の努力を毎日怠らずやっているかもしれないし、持って生まれた力を生かす人徳があるのかもしれない。
だから自分は才能が好きだ。
才能を否定することを否定する。
人の幸せは自分の幸せ。
人を楽しませる才能、いくらあってもいいと思える。
自分はもっともっと人を楽しませる才能を開花させていきたい。
そしていつかこう言うんだ。
『産まれてきて良かった』と。




