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第45話 断罪

神乃が落ちた瞬間、俺はマチェットで遠慮なく両足を斬り落とす。

念のため、傷口は火魔法で焼いて失血を防ぐ。

何のためかって?

尋問するため、失血死を防ぐためだよ。

まぁHPが減るから逆効果かもだけど?

ふふん。


しかし、天使はともかく、こいつ自身は大したことがないなぁ‥


「ぐわー、こんな事をして許されると思っているのか小僧!

犯罪者め、必ず神罰が下るぞ!」


「犯罪者は神乃、アンタの方じゃない!

アンタに殺された人々の無念、知るがいい。」


「ふん、私が直接人を殺した事なぞ一度もないわ!

奴らが勝手に忖度しただけだ。

私はやってない、潔白だ!

だから冤罪だ、全ては幹部達が暴走した結果なのだ!」


「嘘つき、騙すな!

20xx年4月25日にアンタは近所に住んでいた、八裂美喜さんを薬物漬けにしてレイプし、殺しているはず!

他にも直接殺人の証拠はいくつも挙がっているはずよ!」


「なっ‥

美喜ちゃんの秘密は最高幹部ですら知らないはずなのに!

何故お前が知っているのだ‥


しかしあれは‥

我は悪くない、悪くないんだよ‥

美喜ちゃんが危ないおじさんから、変なクスリをもらってきて勝手にトリップしだしたんだよ‥

そしたら段々テンションが上がってきて、首を絞めると気持ちいいっていうから‥

だから我は悪くない‥


悪くない‥


悪くない‥」

神乃は言い訳で自分の世界に入り始めた。


「神乃、俺は元の世界のお前を知らないから、お前が何をしたのかは知らない。

ただな?

おねーさんが怒っている、それだけで有罪なんだよ。

俺にとっては国家反逆罪レベルの罪人が目の前にいるわけだ。

わかるな?」

そう言って俺は、今度は両腕を斬り落とす。


「や、やめでぐれ‥

何でもする!

だから助けて!

か、金か?

生かしてくれれば隠し金庫の番号を教えてやる。

それとも、地位か?

俺の信者には眠神党幹部の大臣経験者がいる。

助けてくれれば、口利きしてやるから。」


「隠し金庫の番号は26804427789だよね?

もうとっくに開けて中は調べたよ?

それに、眠神党幹部の曾根崎深重はアンタの逃亡中に巨額贈賄事件で逮捕され、今はブタ箱の中だよ。」


「な、何故だ!

何故金庫の番号を知っているのだ?

しかも曾根崎まで逮捕されただと‥

神は何故俺を見放したのか?

エリ、エリ、シャバタクニ!」


「というか、さっきから神や他人のせいばかりにしているが、お前は自分のした事を理解してるのか?

それにさっきも言ったが、俺は神なんて信じていない。

だから、未だに神にすがりつくお前は、ちょっと気持ち悪いぞ?」


すると、手足を斬り落とされ、芋虫状態の神乃は目を瞑り、嗚咽をあげ泣き出した。


しばらくすると泣き止んだので声をかける。

「神乃、ステータスを開け!」


「嫌だ!

殺すならさっさと殺せ!

貴様らの言うなりにはならんぞ!」


「まだまだ元気みたいだな?

んじゃ、眼でもえぐるか‥」

俺は神乃の眼に指を入れ、出来るだけゆっくりえぐり取って行く。


「うぎゃー

や、止めろ!」

当然俺は止めず、眼球を引っぱり出す。

視神経が千切れる音がしたのが生々しい。


暫く痛みで叫んでいたが、神乃は諦め、ステータスを出した。


名前 馬津本 膣汚

種族 人間

LV10

HP 10/30

MP 0/30

Str 10

Vit 15

Dex 10

Agi 5

Int 15


スキル 天使憑依

呼び出す天使と憑依できる。


魔法 天使召喚

コカベル 絶対防御

バラキエル 防御無視

アルマロス 範囲攻撃魔法使用


神乃は仮名らしい、本名は馬津本か‥


うーむ、レベルの割にそこそこのステータスかな。

ただ、魔法とスキルの相性が良すぎる。

ほとんどチートと言っていいレベルだ。

例えば逃げ切るのに特化すれば、最後まで生き残る可能性はかなり高いだろう。

もちろん、俺らが相手でなければ、余裕だっただろうし、増長するのも致し方ないか。


さて、大分心も折れただろう。


「おねーさんはなんか聞き出すことがあるんだよね?」


「神乃、いや、馬津本、アンタは毒川の事を覚えている?」


「は、はい!

毒川、毒川‥

あっ、そう言えば大幹部で真性ホモ野郎の一人がそんな名前だった、確か居ました‥です。

ただ、ある日当然、真実の愛に目覚めたとか言って、脱退すると言い出したから、説教部屋に監禁したら病気で死んだって聞きましたです、はい!」


「そっか、毒川も最後はおじさまに救われたんだ‥

今の私ならわかるかも、私には少年君がいるしね。

少年君、後は任せていい?

ちょっと私は寝てくるね。」

おねーさんは泣きに行くのだろう。

後ろ姿に哀愁を感じる背中‥


「わかった、こいつは好きにさせてもらうよ。

ゆっくり休んできてね。」

俺がそう声をかけると、おねーさんは静かに離れて行った。


さて、どうしよっかな♪

おねーさんに好きにして良いって言われたしな〜

最低限、フィードバック対策は必要だけど、色々試したい事もあるしな。


とりあえず、泣き叫ぶ馬津本がうるさいので、首をはねる。

残りHP6

静かになった。


さらに幻覚魔法を調整して、色々な幻覚を見せてみる。

やはりそうだ、色々なベクトルで魔力を加えてやると、悪夢、快楽、絶望、歓喜、超越‥

馬津本の表情が様々に変わっていく。


次は、馬津本に魔力を入れてみる。

半魔人化は‥

しないようだ。

何か条件があるのかもしれない。


MP35を超えると、馬津本の顔が苦しそうになってくる。

MP40では皮膚が真っ赤に染まり、血管が浮き出てヤバい感じになってくる。

もうちょいで死ぬな。

次は一気にMP0にしてやると、元に戻る。

更に、MP以外の魔力を抜き続けると、髪の毛が真っ白になり、頬がこけてくる。

あ、歯が抜けた。


その次はどーしようかな。

とりあえず、馬津本の身体や手足は宝箱に入れておく。


馬津本の首を持って、俺はオルトロスを探しにいく。

オルトロスは双頭だから‥


まずはオルトロスの首を一つはね、もう一つの首に幻覚魔法で快楽にして動きを止める。

オルトロスの首の切断面と馬津本の首を合わせ、間に薬草を挟む。


すると‥


く、くっ付いた!

すげーな薬草。

ちなみに馬津本の眼は生えてきた。


馬津本の幻覚魔法を解き、話しかける。


「馬津本、いや今は馬津本トロスってかんじかな?

どんな気分かな?」


「な、なんだこれは!

我の手足が‥」


馬津本トロスはまともに動けないようだ。


「小僧、何をした!

何をしたんだ!

なぁ教えてくれよ?

いや、教えて下さい‥」


「ん?

試しにオルトロスとくっ付けて見たんよ。

どんな気分かな?」


「き、貴様は狂っているのか?

こんな事、正気の沙汰じゃないぞ。

というかお前は本当に人間か?

まともな精神のやつがする事じゃ‥」


「うーん、半魔人だからね〜

と言うか、お前に殺された人達も、同じ気持ちだったと思うぜ?

だから、たっぷりと遊んでやるよ。

ちなみにステータスは閉じるなよ?

閉じたらどうなるかわかるよな?」

馬津本は俺の脅しに肯首する。


ちなみに、馬津本は薬草の効果でHP30に回復している。

俺はオルトロスの首の幻覚魔法を解く。

オルトロスの首は、馬津本の首を敵認識して襲いかかる。

ただ馬津本も抵抗するし、自分の身体だから嚙み付けないようだ。

暫く観察して、飽きたのでオルトロスの残りの首を落とす。


オルトロスの部分を攻撃しても、馬津本のHPは減るようだ。


続いて、馬津本トロスにまたがり、馬津本の本体のある場所に戻る。

そして‥

宝箱を開け、本体を焼却する。

本体は消し炭になるが、馬津本のHPは減らない。

つまり、本当に融合して馬津本トロスになったようだ。

実際に種族もデミヒューマンになってるし‥

ちなみに、腕輪は馬津本トロスの腕に移っている。

これなら完全なキメラも作れそうだが‥

薬草が勿体無いしな。


「さて、そろそろ飽きたし、殺してやるよ。

最後に何か言いたい事はあるか?」


「ふん。

我は産まれてこのかた、自分が特別な存在だと思ってきたが、更に上をいく異常者がいるとはな‥

だが、貴様も覚えておくがいい!

いつか真の深闇が貴様を覆い尽くすであろう。

その時には、絶望し、朽ち果てるがいい!

はーっはっは。」


ふふ、未だにズレてるなこいつ。

とっくに十二分に絶望したんだよ、それに深闇が来るなら来ればいい。

相手がなんだろうが気にしてる余裕はないんだよ。


馬津本は諦め、おとなしく眼を閉じている。

俺は幻覚魔法をかけ、快楽で調整してやる。

そして、マチェットを手に持ち、ゆっくりと生きたまま開頭していく。

まだ、幻覚からは目覚めない。

最後に、脳味噌に手をぶち込み、一気に魔石を引き抜く!



ザザザっ


そんなノイズの様な音が聞こえ、フラッシュバックが終わる。


馬津本は死んだが、死の映像は見えなかった。

と言うか、多分殺した事も気づかれていない可能性が高い。

俺は、屍体を回収し、辺りを見渡す。


当然誰もいない、もう夕方か‥

初めての人殺し‥

こんなものか?

罪悪感とか、感慨とか、後悔が全くない。

もちろん、相手が善人じゃないし、っていうか超外道なんだけど、同郷の人間である事は間違いない。

正当防衛、いや、過剰防衛だよな。


まぁ悩んでも仕方ないか。

新たな魔石も手に入った。

残り勇者は7名

俺、おねーさん、花散、神無月、毒使い、それ以外2名

神無月は洞窟にいるから別として、それ以外はオーク、オルトロス、キラーエイプくらいは倒せるレベルである可能性が高い。


おねーさんに人殺しさせるのは嫌だしな、俺がしっかりしなきゃ‥




海だ!

夏は海だ!

この世界は夏があるのかわからないけど、海だ!


さあ、おねーさんとのデートを楽しもう♪


次回 第46話 私を海へ連れて行って

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