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第32話 未知との遭遇?

声をかけてきたのは‥

赤髪、つり上がった紅い目、大きめの紅い唇、全身真っ赤なレザースーツを着たメリハリボディーの女だった。


「あんたは‥誰だ?」

警戒して俺が聞く。


「あー、わっちは勇者やないよ?

と言うか、この姿は分体でな、本体はもっと西におるんよ〜」


「少年君、この人、相当だと思う。」

おねーさんが俺の後ろに隠れる。

これだけおねーさんが警戒すると言うなら相当だろう。


「俺はサイトウだ、あんたの名前は?」


「わっちは、タマキっちゅうしがない十尾の狐ってとこやね。

なんか、コッチの方から普通やない気を感じたから見に来たんよ〜」

十尾の狐、紅い獣、守護獣か!


「俺たちを殺しに来たのか?」


「違う違う、殺すなら話しかける必要もないから大丈夫よ〜

本当に様子見だけやから〜

でも、来て見たらビックリやわ〜

そこの女の子は、人ならざる闘気を持ってはるし、更にオークキングの権能をもらってるやろ?

あんさんも、権能持ってるし、わっちに対してもなんかあんまり怖がってないしな〜

わっち、あんさんらにちょっと興味がわいてきたで〜」


「ちなみにあんたは東の守護獣のガルムの仲間なのか?」


「あらま!他の守護獣まで知ってるとか、驚きやわ〜。

しかも、あの偏屈なガルムの名前知ってるの?

あんさんも只者やないね。

ちなみに、南のホウオウとか北のケツアルカトルとかも知り合いだったりする?」


「いや、話したのはガルムだけだ。

多分ホウオウは遠目に見ただけだよ。」


「まぁそれだけでも、充分珍しいけどねぇ。

よし!決めた!

わっちもあんさんらに付いてくわ。」


「いや、付いてくるって言われても‥

仲間になるって事?」


「んー、それは禁則事項やから‥

ただ付いて行くだけ?

戦闘には一切手出ししないし、邪魔もせんよ?」


「いや、あんたが居たら、敵が寄って来んし、色々困るんだけど?」


「って言うか、分体といえど、守護獣にそこまではっきり言うかあんさんは‥

よっぽどの大物か、よっぽどの馬鹿なのか‥

まぁでも面白いなぁ。

そやね〜

そしたら、付いて行く代わりに西の洞窟を案内したるわ、それでどうですかな?」


ぐーぐーぐーぐーぐーぐー


「それなら‥

っていうか、おねーさんお腹鳴ってるし、とりあえず御飯にしようか?

タマキさんも食べますか?」


「おーきに〜

せっかくだから頂きますね。

ただ、ここは猿の血で臭いので少し移動しましょう。」


タマキに案内され、湧き水のある水場へ移動した。

そこで、宝箱を出して椅子にし、3人でオーク肉を食べる。


「口に合いますか?

ちなみに、油揚げは無いですからね?」

紅い狐だしね、一応確認しておく。


「久々の食事だし美味いよ〜

できれば本体で食べたいわぁ。」

タマキは比較的上品に食べている。

おねーさんの方はマルカジリだけど‥


「本体で食べたら全部無くなるから勘弁して下さい。

おねーさんの食べる量が多いし、焼くの面倒なんで‥」


「ほな、食べ終わったら肉集めは手伝うわ〜

それなら良かろうて?」


「それは助かります。

しかし‥

どうやるんですか?」


「まぁ後でちゃんと見せるわ〜」

後から肉集めするという事で遠慮なく肉を出して行く。


食べ終わって一息つくと、タマキが言う。

「そろそろえーか?」


俺が良いよと言うと‥

空から大量のオークが落ちてきた。


それと、巨大な紅い狐もいつの間にか現れた。

本体か!

デカイな‥


「このオーク達はHP1にして眠らせてあるから、ちゃちゃ〜っと殺して、さばいてや?」


‥楽だからいいけど、システム的にいいのか?

おねーさんと手分けして、さばいて行く。

具体的には

俺 頭を落として殺す→おねーさん 鎧を脱がせ血抜き→俺 肉のカット →おねーさん 頭粉砕し、魔石回収

殺すのはおねーさんにも譲ったんだけど‥

俺のレベル上げが優先らしい。

まぁ抜かれそうだしな。

かなり時間をかけ、300体くらい処理するとやっと終わる。


「こんだけ全部は焼けんけど?」

俺はタマキに言うと


「大丈夫やよ〜

ここいらに全部並べてくれるかい?」

言われた通り肉を並べていく。


すると、大量の炎が空中に現れ、肉をじっくり焼いて行く。

「わっちも狐だからね〜

狐火くらいは使えるんよ。」

狐火くらいじゃ無いレベルだが、まぁそれだけ強いって事だろう。


焼きたての肉を少しだけもらい、後はタマキにあげると‥


本体が嬉しそうにパクパク食べている。

やはり身体がデカイから食べるのも早い。


「あー久々に満腹や〜

ありがとな〜

ちなみに、この島のオークはほとんど連れてきたから多分明日までは森には猿しかおらんかもな?」


「少年君、多分猿もこの辺のはいないと思うよ?」


「そか、じゃあ安全ではあるな、ちなみにタマキさんは分体が喋って、本体は喋れないの?」


「あー、さん付けはいらんよ。

あと本体が喋るとな‥

毒の息が撒き散らされるからやめといた方がえーよ?」


「了解‥本体は喋らないでくれ。

あとはオークジェネラルも混じってたけど、オーク達の武器はもらってもいいのか?」


「そんなちゃちな武器はいらんで?

っていうか捨ててもいいレベルしかないよ?」


「少なくとも、矢と短剣は使い道があるから取っておくよ。」

確かに、紅蓮の鞭、氷結の弓、メイジスタッフ、鋼鉄のモーニングスターとか使い道が思いつかない。

ただ、放置して他の勇者が使うのも微妙か‥

念のため全ての武器を仕舞っておく。


「いや待って?

そやな、せっかくだから、鞭はわっちにくれるかい?

一応戦わんつもりやけど‥

持っておいてもえーか。」


使い道がないので紅蓮の鞭を渡す。


「そろそろ、おねーさんは寝とく?

タマキ、洞窟は明日でいいか?」


「私は大丈夫だよ、それより少年君が心配」


「洞窟は明日でえーよ。

それと本体は帰すから、安心しぃ」


タマキは更におねーさんに何か耳打ちする。


「それなら仕方ないね。

今日は休んで、明日に備えるから‥

でも少年君は絶対に無理しないでね。」

そう言っておねーさんは立ち去った。


タマキの本体と、おねーさんが行った後で更に質問を続ける。


「ちなみに、守護獣が強いのはステータスだけじゃないんだね。

他の守護獣も同じことができるの?

分体作ったりとか?」


「いや、それぞれ得意な技は違うで?

他のは分体は作れないよ。

わっちの固有技っちゅう感じやね。」


「そうなんだ、あと分体と本体は同じ事を考えているの?」


「ある程度は繋がっているけど、基本個々で考えてるかな?

ちなみに、分体は死んでも本体はまた分体を作れるけど、本体が死んでも分体から本体は作れない。

まぁそんな関係やな〜

元々勇者か結束して膠着した時とかに、仲間のフリして混ざって、内部から内輪揉めさせるのが役割やしな〜」


「ちなみに、今回も俺とおねーさんの仲違いが目的って事?」


「ちゃうちゃう、今回はどっちかというと調査やね。

イレギュラーが出た場合、次回にフィードバックするように調査してるんよ。

だから、調査報酬の形で可能な範囲なら質問に答えてあげるよ?」


「じゃあ、この異世界での戦いの目的は?

あと、これまで何回くらいやってるの?」


「いきなり禁則事項やね〜

目的は教えられない。

回数は1234回目だね、パスワードにしちゃいけない数字だね。」


「他にも聞いていいか?」


「えーよ〜

あの女の子戻るまで時間あるだろうし。

遠慮なく聞いてや。」


俺は更に質問を続ける。

俺は確認したいことが沢山ある。

まぁアニメで言うと説明回みたいなものになるだろう。

それと、新しい技の開発についても‥

次回 第33話 合体魔法について

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