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第22話 初めての共同作業

「しかし、実際少年君1人だと大丈夫かは心配してたんよね〜無茶したりしていない?」

おねーさんは着替えながら言う。

微妙に鋭いな‥


「こう見えても、意外としぶといから大丈夫、あと死ねばわかるだろ?フラッシュバックで」


「そっか〜でも無理な事はおねーさんに任せないとダメだからね。」

正直、俺はおねーさんの方が心配だわ。

そう思いつつ、食事の準備をする。


おねーさんが着替え終わったところで、御飯にする。

と言っても、いつものワーウルフ焼きだが‥

もう夜だけどおねーさんにとっては朝ごはんだ。

「それで、これからどーするんだい?少年君。

次は君が寝る番かい?

私の寝顔を見たんだから、私にも見せてくれるとか?にしし。」

おねーさんがからかいながら聞いてくる。


「南に洞窟があるのでそこに行くよ。俺はそこで休ませてもらうよ。いいか?」


「オッケー、んじゃ行きますか。レッツラゴー!」

おねーさんは立ち上がり、歩き始める。

フットワーク軽いな。


「っておねーさん、そっち西だから!」


「あらら、私方向音痴だしね〜うしし」

訂正、フットワークが軽いのでなく何も考えて無い様だ。


「俺が先導するからついて着て!」


「そういうところが男の子だね〜、でもおねーさんが先頭じゃなくて良いのかい?」


「俺のマントはワーウルフに認識されないから、多分俺が先の方が肉が取りやすいよ?」


「肉のためなら仕方ないか〜でもつまんな〜い、ちゃんと後で私の出番も用意してね。」


「わかったからちゃんとついて来いよ!?」


おねーさんと夜道を進む。

ただ、おねーさんは夜目が効くみたいで、俺より先にワーウルフを発見する。

俺の方が先頭なのにだぞ?

しかも、左右後方からの攻撃もすぐ察知してワーウルフを撃破していく。

俺要らん気がするレベルだ。


「おねーさん夜目が凄いね?」


「お、俺の嫁発言?嬉しいね〜にしし」


「違う!夜の目!暗いのによく見えるよな?」


「あーそっちね〜、チベットの山奥だと見えないと死ぬからね〜、そんな感じ?」

チベットすごいないろんな意味で‥


そんな感じで進んで行くと、洞窟にたどり着く。

「まだ中に入らないでね。トラップがあるからおねーさんじゃ攻略難しいからね。」


「こんなところで休憩するの?」


「いや、上に登るよ。登れそう?」


「チベット帰りをなめんなよ〜。修行でしょっちゅう山登りさせられたしね。ガンケルなんとか山とか言う未踏の山とかも登れたよ?これくらいなら余裕、余裕」

そう言っておねーさんは軽々と登っていく。

っていうか、足だけで登るとかすげー。

ん?未踏?聞き間違いだろうか?


俺も後から登り、頂上で待っているおねーさんに追いつく。


「身軽過ぎない?すげーなおねーさん。」


「そう?少年君もあれだね、もっと筋トレしてみるかい?」


「無事生き残れたら考えておくよ。それよりここなら多分安全だから、ちょっと休みながら情報共有しよう」


「オッケー、って言っても、私は敵を殺すのに夢中で何も知らんよ?」


「まずはお互いの魔法を確認しよう、俺は火の魔法、ファイアーボールが使えるよ。」

そう言って魔法を見せる。


「すごいね、カッコイイじゃん!それっておねーさんにもできるの?」


「固有魔法以外は魔石が要るよ。まぁでも練習しないとかなり危ないけど」


「わかるわかる、私も最初の魔法で出力上げすぎて腕もげたしね〜」

以外に危ないな、強化魔法も使い方次第か。


それから、魔法の練習がてら色々説明したが、あんまりわかってなさそうだった。

あと、真空斬りを見せたら、すげー鉈を欲しがっていた。

さすがにこれはやらんし‥


「と言う事で、俺は寝るから離れてもらっていい?」


「オッケー、ゆっくり寝てね〜」


「そうそう、南の赤い大きな鳥のモンスターには近づかないでね。かなりヤバいから。」


「あのすごい威圧感出してるやつだよね?大丈夫、大丈夫、あんな化け物絶対勝てんし、戦いにもならんから行かないよ。」


「それと、このマント使っていいよ」

そう言って魔獣の皮のマントを渡す。


「ありがと〜、なんか‥少年君の匂いがするね。」


「一応昨日川で身体を洗ったからそこまで臭く無いと思うが?」


「んー、いい匂いってことさ〜んじゃ、遠慮なく借りて行くね。」


そう言っておねーさんは遠ざかって行く。

戦闘しに行くんだろうな‥

まぁおねーさん強いし大丈夫だろう。


それと、寝る前に白の魔石、信楽多朗の魔法を確かめよう。

イメージはシールド、「フィジカルシールド!」

身体の周りをシールドが覆う。

これは使えるかも?


ん?

出れない。

これ、攻撃もできないんじゃ?

またもや使い勝手が難しい魔法である事がわかった。

残念‥


そして、シールドが切れてから俺は眠りにつくのだった。


7日目終了

残り勇者10名








いつも通り、6時間前で起きる。

良かった、寝顔は見られていないん

やっぱり恥ずいし、絶対からかわれるからなぁ‥

ちなみに丁度6時間だったようですぐに外に出た。

目の前におねーさん、って「近いわ!」


「あはは〜おはよ。」

結局朝から遊ばれる俺だった。


「少年君、飯くれ。」

真剣な顔で言われてもなぁ‥


「おはよう、おねーさん、朝から元気だね」


「私は元気だけが取り柄だからね、さあさあ飯をよこせ!みたいな?」


「はいはい、今日も肉しかないよ?」

そう言って肉を出すと、おねーさんはむしゃむしゃ食べ出した。


「なんか運動でもしてたの?」


「いや?単に周囲のワーウルフを狩り尽くしてきただけよ?」

ならいいか?

そして、マントを返してもらう。


「今日は洞窟探索をするから手伝ってくれる?」


「それってデート?もしくは初めての共同作業?楽しみ〜」


「いや違うし、どんなデートだよ!」


「はいはい、ついて行きますよ、あ、な、た、ふふ」

結局からかってくるおねーさんと朝ごはんを食べて下に降りる。


「さて、中に入るけど俺の指示どおりにやってくれる?」


「オッケー、んじゃ行こうか!」

結局先に勝手に入るおねーさん‥

仕方なくついて行く。


「んー、3つに分かれてるけどどうする?」


「俺が左に行ったら当分真ん中をずっと進んでもらっていい?多分ループしてるけど、気にせず進んでいいよ。」


「オッケー、何回くらい真ん中に行けばいい?」


「20回くらい頼むよ、あと走ったりジャンプはしないように。競歩くらいでヨロシク」


「はーい。んじゃ行ってくるわ。」


そういうと結局先に行ってしまう。


俺は左に行き、宝箱と楽草を回収する。

ある程度時間が経つと、宝箱がリポップする。楽だなこりゃ。

さて20個回収したし、戻るか。


ん!目を塞がれた。

「だーれだ?」

おねーさんだ‥


「さすがにビビるからやめてくれ!」


「なんとなく、一回やってみたかったんだよね〜、楽しいね。」

完全に遊ばれてるな‥


「次はマジな場所だから、ふざけないでよ?」


「わかった、わかった〜」

本当にわかったのだろうか‥

正に鬼神の如く。

進む先は血の霧が舞う地獄絵図


「ねぇ、少年君、エッチしようか?」

いや、意味わからんし‥


次回 第23話 血風灰塵

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