第20話 奈良梨の過去
筋肉おねーさんの過去と秘密‥
非常に興味がある。
だが、その前に‥
「立ち話もなんだから、座りませんか?」
そう言って俺は宝箱(空)を2個だした。
「ほへ〜便利だね〜、んじゃ座らせてもらうね。」
そういうと、おねーさんは宝箱に座った。
何故か俺の横に!
2個だした意味がないし‥
近い‥
そして、意味深な顔をしておねーさんは語りだした。
「私はね〜、商業科高校を出てすぐに、海なんとか商事って会社に勤めてね。事務の仕事をしていたんだよ〜、と言ってもお茶汲みとかコピーとか簡単なパソコンの入力とか、伝票処理とかそんな感じ?とにかく必死に単純な仕事をこなしていたわけだよ。新入社員だったし。
でもね〜あんまり早く仕事をし過ぎると、お局様達が比較されていい気分にはならなかったみたいでね〜窓の桟に埃が付いているとか、お茶が不味いと言われたり、化粧が薄過ぎるとか、濃過ぎるとか言われたり、影で何人も男を連れ歩いてるとか、風俗で働いているとか色々な噂を立てられたんだよね。
だからさ、ある日タラコ唇の課長に相談したんだ‥
自主規制
しかも確かミサイル開発もしている謎の会社ってウワサのあの会社じゃないか?
自主規制
「いや、話飛び過ぎだし、見たこと無いし、意味わからんし」
と、唐突過ぎてついていけない‥
「ゴメン、ゴメン、暗い話ばかりだとツマラナイっしょ
自主規制
、でも次の日からお局様のイジメが更にエスカレートしたり、タラコ唇の課長から無理なノルマを押し付けられてね〜、なんて言うか疲れちゃったんだよね〜
でも、学校紹介の会社だから簡単に辞めれないし、親も定年間近だったんだよね。だから迷惑かけれなかったし、プレッシャーもあってね、まぁ自殺って言うか、ビルから飛び降りようとしたんだよね。
って暗い?つまらない?やっぱり女子大生の話に戻る?」
「いや、つまらなくないから、っうか女子大生の話はいらんし、そもそも筋肉おねーさん襲うとかかなりヤバい課長だったの?」
確かに不運な話だが全くつながらないし‥
「いや?私その時は痩せてたしね〜、力もなかったんよ〜、んでね、飛び降りる寸前にマッチョで素敵なおじさまが止めてくれたの。
命を無駄にするなー!ってね。
そんな事言ってくれた人は初めてだったの。だからね、感動しておじさまに見合うようにと思って、私も鍛えまくったわけ。恋のパワーは凄いんだよ?」
うん、色々凄すぎてイミフだな。
「それでその人と付き合えたの?それが老師で技を?」
実際は更に斜め上の答えだった。
「ん?恋バナを期待した?残念でした。
自主規制
出会った2年後に亡くなってしまったらしいんよね。
ちなみに、HIVは直接の死因にならないんだって〜肺炎とかにかかりやすくなるのが原因らしいけど、おじさまは梅毒も併発して無残な最期だったらしいよ‥
梅毒は危険らしいね、怖いね〜
だからさ、それを知った失意の私は会社を辞め、貯金をはたいてチベットに飛んだわけ、なんかチベットなら何とかなりそうじゃん?
そこで謎のハオとか言う老師に気に入られてさ〜なんか知らないけど棒術を教えられてね。一年位修行したかな〜
最後に老師を倒したら奥義をくれたんよ〜
あと50歳若かったら結婚したいとか言われたけどあの老師何歳だったんだろうね〜
そんなわけで、棒術の奥義を覚えた私は色々と旅しながら男女構わず武芸者を倒して周ったんだけど、物足らなくてね〜
多分今ならわかるけど、死を感じないのがダメっぽいのね。
そんな時、異世界なら楽しめるかな〜なんて思って来ちゃいました。
ここなら死ぬまで戦い続ける事が出来るかなって。
だからさ、戦って戦って戦って戦って戦って最期に死ねればいいんだよ〜
でもね、ここで少年君と会ったのも何かの運命を感じるんだよ。
なんか気に入ったし〜
そうそう、私ね 自主規制
「ばっ、馬鹿言うな、死のうとしてる相手となんて‥まだ出会ったばっかりだし、お互いのこと知らないし‥」
まぁもう童貞じゃないけど‥いや、あん時はノリがおかしかったし、恋愛ならば別というか?
そんな様子を見透かしいるのかもしれない‥
「やはり少年君は可愛いねぇ。まぁ気長に待っているよ。できれば死ぬ前にお願いね、心残りにしたく無いしね。」
その話題はそらしたい‥
「とりあえず、話は変わるけどおねーさんはお腹空いてない?」
「メッチャ空いてる〜なんか食べる物持ってるの?欲しい〜、ゴブリンとかワーウルフって生だと不味いんだよね」
そう言って甘えてくると、なんか甘い匂いがする。
ヤバいな‥
「ワーウルフの焼肉は美味しいよ、食べてみて?」
そう言って2人分を取り出す。
先に味見して見せると奈良梨も食べる。
「うっまーーーい!何これ?もっとある?何どうしたらあの肉がこうなるの?ワーウルフ狩ったらもっと食べれるの?ねーもっともっと〜」
その筋力で揺するのやめれ!
と思いつつ肉を更に出す。
凄い勢いで食べている。
よっぽど腹が減ってたんだな〜
食べるのを見てるのは気持ちいい。
「もぐもぐ、ちなみに少年君は、もぐもぐ、なんか辛い、もぐもぐ、過去とかもぐもぐ、あったの?」
「いや、逆だよ、何もないから何かを探しに来たんだ。っうか、喋りながら食べるのをやめれ」
「そっか〜、君ならきっと見つかるよ。大丈夫だよ、もぐもぐ」
そう言っておねーさんは俺を撫でてくれた。
覚悟は決まった。
「あのさ、さっきも言ったけど2人で協力しよう。まぁ色々あったかもしれないけど、最期はわからないけど、2人なら何かを見つけられるかもだし。」
「オッケー、だからもっと肉くれ!もぐもぐ」
雰囲気台無しかよ!
まぁでもおねーさんらしい。
良しとするか?
「もう、お腹いっぱいだよ〜、ちなみにまだ昼前だけどさ、私夜型なんよね〜、だから寝てもいい?」
マイペースだなこの人、まぁいいや‥
「俺は夜寝るからその時は頼む。ちなみに、近くにいるとセーフティゾーン開けないから一旦離れるよ?」
「えー、そばで寝させてよ。寝るまで手握って、うしし」
「いや、それだと回復しないしダメだって、んじゃ!」
俺は颯爽とその場を離れていった。
そして、おねーさんがセーフティゾーンに入ったのを確認し、これからについて考えることにした。
おねーさんの寝てる間に探索をしておく。
雑魚敵の殲滅とか、ボス探しとか。
すると、新たな洞窟を発見した。
次回 第21話 第2の洞窟




