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第19話バーサーカー

前回の予告の性別に?を入れ忘れて予告詐欺になっていました、すぐに気づいて修正しましたが‥



7日目の朝か‥

今日はちゃんと起きれたようだ。

ついに一週間が過ぎた事になる。

残り勇者は10名

半分か、11名死んだというのが早いのか遅いのかはわからない。

実際元の世界だって、1秒に1人以上死んでるというしな‥

ただ、それ以上に産まれているらしいが‥

あっ!

こっちの世界も大量に産まれてるぜ!

モンスターが、あはははははは〜


どうも、時々朝のテンションがオカシイ

気にしないで行こう。

あと一日走り抜けばワーウルフに噛まれて死んだ勇者の屍体に近づきそうだ。

今の所、平原は続いている。

周りに敵は、近くの茂みでワーウルフが寝てるくらいか‥

改めて魔獣の皮のマントの効果スゲーな。


早速、1匹の頭を落とす。

肉の処理も大分慣れてきたな‥

鮮度重視のため魔石の回収は後回しにする。背中から切れ目を入れて皮を剥ぐ、背骨に当たるまで肉を切り、鉈の刃を当てながら骨に沿って肉を削いでいく。

この間約五分、20匹でも100分だから2時間未満か‥

元の世界に戻ったら肉屋で働くか?

フフフフフフフ


朝食を取り、しばらく進むとあの場所についた。

辺りをくまなく探すと‥

皮膚と肉を喰いちぎられた屍体があった。

食後に見るには不適切な光景だ‥

一言で言うとグチャグチャ

ワーウルフは適当に喰い散らかすようだ。

この屍体は‥

多分いらないよね?

というか持ち帰りたくない。

いらない。

できれば触りたくもない。


だが‥

魔石は回収すべきだろう。

適当に頭蓋を割り、魔石を取り出す。

屍体を持ち帰る必要が無いと楽だね。

色は白色だった。

無色透明ではない。

効果は試さないとわからないな‥

夜にしておこう。


しかし、さっきから生きたワーウルフを見かけない。

逆になんかとてつもなく大きなものに潰された様なワーウルフの死骸が大量に転がっている。

魔石は回収していない。

適当に集めていくと、30個位魔石を拾う事ができた。

そして、死骸を辿っていくと‥

巨大な棍棒を持った筋骨隆々の人が、ワーウルフと戦っていた。

すげー筋肉だな、男か?


更に近づいて見ると、ジャージ姿にTシャツに皮の鎧をつけている。

顔立ちは‥女か?


筋肉女とワーウルフとの戦いは、一方的だった。

ワーウルフが襲いかかるたび、血風が舞う。

女の一振りでワーウルフのミンチができる。

凄いパワーとスピードだ。

あの間合いに入ったら間違いなくやられるだろう。

闘うなら搦め手しかない。

しかも笑顔で笑いながらワーウルフを狩っている。

まさに狂戦士、バーサーカーと呼ぶに相応しい。

狙いも比較的正確で、一撃も外していない。

ただ、HPのシステムを無視しているのか、時々死んでいないワーウルフもいる。

というか道中にもいたし。

もちろん、身体の大半を粉砕されて全く動けないから死骸同然だったけど‥


また、あの女みたいにヤバかったらどうしよう。

闘うか、逃げるか、話しかけるか‥

迷う。




例によって、俺の理性は逃げろと言っているが、勘は話し合えと言っている。

闘うは満場一致で否決だ。


話しかけて見るか?


だが、話しかける隙がない。

メンドくさいな‥

仕方なく、周りのワーウルフを狩っていく。

8匹目でやっといなくなる。

その時、女から話しかけられた。

「こんにちは、今日もいい天気だね〜」

気軽だな、さっきとは大違いだ。

「こんにちは、初めまして、いい天気というか、雨が降らないですよね。この世界って」

俺は返事した。

なんか、女性っぽさを感じなくて気軽に話しかけられた。


「私は奈良梨柚子、ならなしが苗字でゆずが名前だよ〜君は?」


「俺は‥サイトウです。いきなりですが、貴女は敵ですか?」


「んー、それは君次第?って私がナンパしてるみたい‥なんか楽しいね。」

いや、ドキドキですよマジで、いろんな意味で‥


「俺は敵じゃないなら話し合いたいし、闘いたいとは思ってません」

正直に話し、相手の目を真っ直ぐ見る。


「そうか〜、私も別に君と闘おうとは思わないよ〜どっちかというとモンスターを倒してる方が楽しいし、ぶっちゃけ生き残るために人殺しする程生きる事に興味は無いんだよね〜」

ある意味危ない人だ。


「俺は生き残りたいです。でも、積極的に誰かを殺したいわけでもありません。良ければ一時的に協力しませんか?」

嘘は言っていない、多分‥


「いいよ〜、その代わり、強い敵が出たら譲ってくれるかい?私は戦いが楽しめれば本当に死んでも良いと思っているからさ。あと、レベル上げとかの情報交換もできると嬉しいな。」

どこまで本気かはわからないが‥

なんか嘘じゃない気がする。


「わかりました、ではよろしくお願いします。まずはお互い武器をしまいませんか?」

そう言って、武装を解除すると、相手も武器を下に置く。


「武器ってアイテムボックスに仕舞えるの?」


「え?いや普通に生物以外と大きなもの以外は入りますよ?」


「へ〜、君は色々知ってるんだね、少年君」

どうやら少年君があだ名になったらしい。


「いや、高校生だから少年じゃないし」


「ん〜25の私から見れば少年だよ、少年君、うしし」

うーん25歳か‥

正直、筋骨隆々過ぎて年齢不詳の見た目なのでわからなかった。普通に若く見えるけどね。


「別に少年でもいいけど、少なくとも、貴女よりはこの世界のシステムを色々知ってるよ、筋肉おねーさん」

と、俺は言い返してやる。


「ぷはははは〜、君は面白いね少年君。おねーさんはそういう可愛い子が大好きだよ。あはは」

バカにされている?

いやまぁ、このおねーさんならからかわれても不快ではない。


おねーさんも見よう見まねで武器を仕舞う。

「できた〜これは凄いね〜今まで知らなかったよ」


「他にも、HP をなくすか魔石を奪わないと相手が死なないの知ってますよね?」

おねーさんに一応聞いてみる。


「え?そうなの?私は潰せば終わりかと思ってたよ〜ちなみに魔石ってのは?」


知らなかったんかい!

このおねーさん、本当に戦闘しか興味がない?

「魔石は頭の中にある石で、これを奪うと相手は死にます。あと魔石を使うと魔法が使えますよ?」


「へー、知らなかったよ。魔石があると便利だね〜 少年君は凄いね、色々知ってるね。ちなみに、そんな少年君はこの辺の狼とか小鬼っぽいの以外とかも戦ったの?強い敵っていた?」


「ボスって戦ったことあります?ゴブリンやワーウルフの少し大きいやつなんだけど、倒すとステータスに討伐数が出ますよ?」


「へー、早速見てみるかな〜」

そう言っておねーさんはステータス画面を見る。


「ちょっと待って!ステータス画面は他人にも見えるから!そんな簡単に見せちゃダメ!」

思わず注意してしまう。


「いや、私は少年君なら構わないけどね〜、ほらほら、おねーさんの秘密をみてみそ?」

完全にからかわれてるな‥

まぁみていいならいいか。


名前 奈良梨柚子

種族 人間

LV7

HP 4/7

MP 3/11

Str 20

Vit 5

Dex 12

Agi 18

Int 11


スキル 血風灰塵

謎の老師から授けられた技で、地球で習得


魔法 フィジカルブースト


「なんだこれは!!」

俺は思わず叫んでしまう。

攻撃とスピード極振りで、極端にHP が少ない。

かなり強いといえば強いが、ちょっとでもダメージを連続で喰らったら即死レベルだ。


あと、スキル

意味がわからない。


魔法も物理攻撃特化仕様だし、性格もステータスも魔法も‥

完全にバーサーカーだなこりゃ。

怒らせないように気をつけよう。


「ふざけた仕様だよね〜、でも私には合ってるからちゃんと考えて決まったのかもね?」

確かにステータスやスキルにも奴の作為を感じる。


「ちなみに、このスキルは?」

俺がそう聞くとおねーさんは過去を語りだした‥

奈良梨から明かされる衝撃の過去

謎のスキル血風灰塵とは?

「いや、別におねーさんからしたら大した話じゃないんだけどね〜」


次回 第20話 奈良梨の過去

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