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第12話 洞窟探索と戦い、という名の虐殺?

疲れと満腹のせいで寝てしまった。

火は消えて炭が赤く光っているくらいで、その他は異常はない。

太陽の傾きから1時間くらいか?

大体1時半といったところか‥


良かった、短時間とはいえ、初めての場所で熟睡は危険だ。

何事も無かったとはいえ、注意しないとな‥


とりあえず、周りを確認する。

周囲に敵影無し。

荷物を片付けて、下に降りていく。

蔓やロープでもあると良いんだが‥

そんな便利な物は全くない。

ただ、比較的段差が少ないルートもあるので難なく降りることができた。


改めて周囲に敵影は無い事を確認する。

洞窟の入り口はこっちだったな。

確かフラッシュバックで見た洞窟内部は結構広かった。

入り口から少し傾斜がついている。

そうすると‥地下に向かっているのかもしれない。

中は薄暗いが、ヒカリゴケも生えていないのに薄っすら発光している。

ゴブリンは今の所いない。

慎重に中に入って行く。

足元はしっかりしていて滑る事はなさそうだ。

通路は3mくらいの幅があり、大きな武器でなければ戦闘に支障はない。

火気は‥

酸欠の可能性もあるし普通は使わないだろう。

試しに銅の短刀で壁を削ってみる。

硬くて無理っぽい。

真空斬りなら?

崩落とかシャレにならんし、なんとなくやめておく。

入り口に突っ立っていても仕方ないので奥に進む。

少し進むと最初の分岐がある。

あの子は右に行ったんだっけな‥

一応左を見ておこう。


左に進むと、小部屋で袋小路になっていた。

1番奥には宝箱が置いてある。

特に嫌な予感はしないな‥

慎重に近づき、長めの枝で宝箱を突っついてみる。


なにも起きない。


更に宝箱の周りの地面とかも注意深く調べてみるがなにも起きなかった。


宝箱には鍵はかかっていない。

中から矢とかガスが出る可能性も考慮し、慎重に開ける。





すると、なんのトラップもなく、中に薬草2個をみつけた。

薬草を取るとアラームが⁉︎





なんて事もない。


心配し過ぎだろうか?

とりあえず他にはなにもないので元の分岐に戻る。

ちなみに、宝箱は結構重く、何か別の用途に使えそうなのでアイテムボックスに入れた。

なお、宝箱に薬草とかほかのアイテムを入れるとアイテムボックスに入らなくなる。

なので、開けずに回収はできないようだ。


右の道を進むとまた分岐がある。

次は左だったな‥

という事で右に行ってみる。


またもや行き止まりに宝箱がある。

さっきと同じように慎重に調べてみると落とし穴のトラップがあった。

と言っても、20cmくらいの深さでトラップとしての威力は全くない。

意味ないよな、このトラップ‥


宝箱の中身は小瓶に入ったキラキラ光る水だった。

アイテムボックスに入れると、エーテルと書いてあった。

エーテル?

元の世界ならジエチルエーテル、別名エトキシエタン、麻酔作用のある有機溶剤で甘い香りがするが、非常に可燃性が高い。

酸化すると振っただけで爆破するらしい。


一方で、空想上のエーテルなら第五元素になる。

ゲームや小説ではMPの回復にも使えるはず。

念のため蓋を開けて匂いを嗅いでみる。

特に眠くなる香りはしないな‥

そうするとMP回復アイテムかもしれない。

万が一の時のため取っておこう。


またまた元の分岐に戻り、左の道へ。

次は三分岐か‥

左があのゴブリン部屋で、右と真ん中はわからない。

まずは右へ行ってみる。


またもや宝箱だ。

あのフラッシュバックの子はよっぽど宝箱に縁が無かったらしい。

全部スルーだし‥

今回のトラップは開けると矢が出るタイプだった。

段々危険度が上がってきた?


中身は聖水みたいだが効果は不明だ。

アンデットに効くか弱いモンスターを寄せ付けない?

まぁ一部のマニアは美少女の尿を聖水というらしいが‥

まさか尿じゃないよな?

色は透明だが‥

とりあえず、尿じゃないことを祈ろう。


分岐に戻る。

真ん中は、更に地下に続く階段だった。

未踏領域か‥

後回しにしよう。


さて、例の部屋へ向かってみるか‥

例の部屋は入り口にゴブリンの死骸が三体

生きてるやつはいない。

元の場所に戻るのか?

それと奥には‥

あの屍体が落ちている。


まずは死骸のゴブリンから魔石を回収する。

魔石を取ったあとの残りはゴミだから別の場所によける。

スキルの矢のせいか、矢は残っていない。

ゴブリンの武器もないが、腕が太いので格闘系なのかもしれない。

地面には一見仕掛けはない。

奥に行くと発動するのだろう。


とりあえず、出現ポイントらしき場所に宝箱を置いてみる。

出現ポイントを塞げばゴブリンは出なくなるだろうか?

屍体のある辺りまで行ってみる。

振り向くと、ゴブリンが出現する。




が、足から下は無いようだ。

転送先に物があると干渉するのか?

まぁハエ人間みたいに融合されても困るけど‥

では送られなかった部分は?

調べようがないか‥


足のないゴブリンなぞ、敵にもならない。

鉈で首を刎ね、魔石を取り出す。

宝箱の中を開けると‥


やっぱりか、見なかったことにしよう。

この宝箱は廃棄だな‥


次いで、宝箱の上に切り株を置く。

宝箱の上は平らなので問題ない。


約1分で次が出てくる。

頭だけが‥

まぁ頭だけでも生きてるけど、かなり苦しそうだ。

出た瞬間だけ呻き声をあげる。

置いておいても仕方ないから、速攻で頭を掴んで下ろし、魔石を回収する。



繰り返す事100体‥

一応打ち止めのようだ。

部屋はゴブリンの頭で溢れかえり、生臭い臭気が立ち込めている。

本体があったら置き場に困っただろうな‥


結果に対しちょっと気が滅入る。

まぁ仕方ない、なんていうか、戦いというより虐殺な気分だ。

もしくは作業?

とりあえず、魔石を大量ゲットしたので良しとしよう。


後は‥

あれの処理をどうしよう‥


ボムの魔石、非常に魅力的だ‥

多分爆発物を召喚して着火するだけだろうが、範囲攻撃が可能な素晴らしい魔法だと思う。

もちろん、自爆しやすいので使い勝手はかなり悪いけど‥

着火の制御ができればかなり使えると思う。


問題は‥

屍体の解体だ。

避けては通れない道だしな‥




悩んでも仕方ない。

やるしかないだろう。


自主規制


しかし、ゴブリンが顔を狙うのには理由でもあるのだろうか?

魔石と関係ある?

それはともかく、死んで血の気がないせいか肌は白く、非現実的な綺麗さだ。

顔を除けばだが‥

うつ伏せにして、鉈の刃を入れる。

頭蓋骨で止まる。

ゴブリンよりは若干固いか?

綺麗に切ろうとすると難しいかもしれない‥

流石にゴブリンみたいに適当には切れないし。

まずは耳の後ろ辺りから皮に切れ目を入れて半円形に切っていく。

皮を引っ張り剥がしていく。

頭蓋骨の膜をナイフで削っていく。

更に、ナイフの先っぽでグリグリやりながら頭蓋骨を少しづつ削る。

銅の短刀で押さえつけて割っていく。

とりあえず、拳大の大きさが開いた。


ナイフで更に硬膜と大脳皮質を切り取る。

手を突っ込んで探す。

いつも思うが脳をかき回すのは気持ち悪い。

見た目もだが特に感触が‥

あった!

大脳基底核辺りに固い塊がある。

魔石か?

ギリギリ分しか開けてないから魔石を握ると取り出せない。

上手く指で挟んで取り出す。

赤い魔石だ。


脳の代わりに泥団子を詰めて頭蓋骨をはめる。

皮膚を戻して、髪を結んで剥がれないようにする、これで完成!


ちなみになんでこんな面倒なことをしているかと言うと‥

この屍体を持ち帰るつもりだからである。

いや、自分で使うわけでなく‥

自主規制

何故だかまた会いそうな気がする。

その時の交渉材料にできればと考えたからだ。


さて、アイテムボックスに入れてっと‥

あれ?入らない。

何故だろう‥

屍体だからか?

いや、指だけなら入るから大きさ?

んー切るのはちょっとな‥

折りたたむか?

ただ、死後硬直で難しいだろうし‥


ひょっとして装備と服が問題?

まずは弓を回収する。

次いで、鎧を剥がす。

こっからは服だ。

ゴクリ、と息を呑む。


自主規制



もう元には戻れないかもしれない‥

どっと疲れが出る。

もう今日は休むか?


外に出るともう夜だった。

岩山に登り、一息つく。

そう言えば今日はフラッシュバックが無かったな‥死者がいなかったのだろうか?

後、忘れていたが、ゴブリンをたくさん倒したのでレベルアップしてるかも?

ステータスを開く


名前 齊藤縁司

種族 人間

LV7

HP 12/16 up

MP 8/9 up

Str 9 up

Vit 9 up

Dex 11 up

Agi 13 up

Int 8


レベルが2も上がっていた。

いや100体で2だけとも言うが‥


MPが残っているし、寝る前にあれを試しておこう。


舞鶴響子の魔石を握り、少し遠めの岩を目掛けてボム!とMP1位で唱える。

小さな爆発が起こる。

続けて、更に遠くを狙うと照準が外れたが、爆発は起こった。

多分、爆発物の召喚だから、内部からじゃなくても爆発は起こってダメージを与えられるのかもしれない‥


命中精度は高くなくても効果がある分、アイスボールよりも有利かもしれない。

爆風の影響が強くで跳ね石が怖いけど‥


残りはアイスボールとファイヤーボールの練習に使う。

このアイスボールは溶かしたら飲めるかな?

一応拾って取っておく。


明日は、更に奥に入ってみるか‥


さあ、今日は寝よう。

セーフティーゾーンを呼び出す、そして‥考える間も無く泥のように眠った。


4日目終了

残り勇者11名



いつしか戦うことに慣れてきた。

しかし、その慣れこそが最大の敵、死への道しるべになる可能性がある。

サイトウは油断を完全に捨てられるのだろうか?

次回 第13話 下層へ、そして慢心を知る


こんな小説でも僅かな方が読んでくれるのは嬉しいですね。

ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。


目指せ累計PV1000です。


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