休日
体調不良が続いてます。
休みないのがやっぱり厳しいなぁ。
文字自体はできてるんですが、しっくりと言葉ができてないのでのせきれませんでした。
下書きのままのせてあとで修正もなんか雑だし(´・ω・`)そういう感じで頭がグルグルと葛藤してる状態ですので、また自由になったら読み直して修正いれるかもです(ノД`)・゜・。
「oh⋯⋯」
朝起きると、私事クレア・アリュエールは、まごうことなき奇跡を目の当たりにしていた。
「こ⋯⋯これは、夢⋯⋯なの?」
目の前の光景が、未だ認められず、自分のホッペを強く抓ってみるが、痛みある事からきれは夢でない事を自覚する。
「生まれてきて此の方、こんなに幸せと感じた事がありませんでした。今まで見たこともない光景美、素晴らしい程の造形美、そして衣類を纏わずシルクのような肌は光を受けて女神様が降臨されたように感じます」
ベットで寝ていた姫の横には、スッポンッポンのメルディスが熟睡していた。
お風呂では裸は見てはいるが、水も滴るいい女という言葉があるぐらい、色気はオプションで付いているのがお風呂の魅力なのである。
ただ目の前にいるのは、全てが乾いた一般の姿なのであり、いかな親友or友達とはいえ、メルディスの乾いた時のスッポンッポンは見る事は叶わないはずだったのであるが、その願いが叶っていたのであった。
「神様⋯⋯ありがとうございます。クレアははもう思い残す程がないぐらい幸せに満ちております」
ひとまずメルディス拝んでいると、心の囁きが聞こえてきた。
(チャンスじゃないか? このチャンス見逃すとかありえないとおもうぞ)
悪魔の姿をした、私が語りかけてくる。
(駄目よ! いい親友でいたいなら、そんな事はしてはだめよ!)
天使の姿をした、私が語りかけてくる。
(ちっ! 天使の甘ちゃんが、何を言ってるんだよ! このチャンス逃したらもうないんだぞ!)
(悪魔の方こそ、なにをいっているんですか! そういう行為をする前に、いつでも見れる様に映像端末に残すべきでしょう! そのあとに行為すればいい! こんなに熟睡しているのだから!)
(おっおまえ! そこまで⋯⋯)
お互いが、手を組む。悪魔と天使が手を取り合った輝かしい光景であった。
「え? そういう展開だったの? 止める選択肢ないんですか?」
(当たり前です)x2
まずは映像⋯⋯そう思ったが、ここでベットからおりて映像機を取りに行くと、メルディスがいなくなるというのが、お約束のパターンである。
悩みに悩んだ挙句、改めてメルディスの方を見ると、きめ細やかな肌に引き込まれていく。
指で肌を触ると、モチっとした感触が指の触れた部分を優しく包み込み、背中がゾクゾクと恍惚感に苛まれる。
我慢して抑制したいのだが、我慢する苦しみに勝てず指を滑らす。
腕から徐々に肩まであがっていき、そのまま鎖骨の方を滑らして胸まで走らす。
「んっ⋯⋯」
メルディスが体を動かすと、片手を上に上げたポーズになったが、まだ熟睡していた。
自分の心臓の音が、激しく鼓動しているのが分かる。
今、動いた部分 ーー 開いたワキに目がいき、そこで固まってしまう。
「あれ⋯⋯」
処理した後もなく綺麗なままであった事に気づいてしまう。
よく観察して見ると、髪の毛やまつげなどはともかく、他の部分の毛が一切見えないほど目立ってなかった。
喉をならすその視線の先には、シーツに覆われた下半身部分あった。
「ココは⋯⋯どうなっているのかしら」
恐る恐るシーツに手を掛け、目を瞑りユックリと上に上げていく。
目を瞑っていると、自分の心臓が太鼓の様に耳に響いているのがよく分かり、とてもうるさく感じてしまう。
ユックリと片目を開いていく⋯⋯その先にある丘を目に焼き付けるようにーーその光景を見た私の脳は限界を越え、満ち足りた笑顔で再び二度寝(気絶)をしてしまった。
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「ふぁ〜ぁ」
目がさめると、気持ちいい質感のベットの上で寝ていた。
「研究室で寝てたはずだったけど⋯⋯あぁ、エコーが運んでくれたのね」
横に、満ち足りた笑顔で寝ているクレアがいた事で察した。
自分のかかっていたシーツをクレアにかけると、ふぁぁっと喜びの寝言をたてている。
「なんか物凄い幸せそうな顔してるけど、なにかいい夢でもみているのかしら?」
ベットからおりて、服を着るとそのままゲートの中に入っていった。
ーーゲートーー
「メル様、おはようございます」
2人のメイドが相変わらず一文字ずつ交互で挨拶をしてきた。
「おはよう」
「ひとまず洋館内の清掃と外回りに清掃は済みましたので、今から少し山の見回りにいこうとおもいますが、よろしいでしょうか?」
「許可とらなくても、構わないよ。基本好きなようにしててね。あ、けど、見回り終わったら少し時間を頂戴。昨日の内に、2人の護身用の武器をつくっておいたのよ」
「私達の為に⋯⋯ありがとうございます。まだ朝食の方は済まされていませんよね? 直ちにヒタリが用意いたしますので、ごゆっくりと食べながらお待ちになっておいて下さい」
ミキはそのまま森に消えて行き、朝食を摂るため、ヒタリと一緒に洋館の中に入っていった。
ミキが帰ってくると3人で地下に赴き、1番奥の部屋に入る。
部屋の中には何もなく、ただ広い空間だけが広がっている。
「本当は、只の試運転用の部屋だったんだけどね。エコーが誓書を使って訓練用の部屋に改造しちゃったのよ」
【ふふふのふ。名付けて『精神と時の部屋』じゃよ。重力変化から天候から部屋模様、オマケに戦闘シミュレーションなんでもできるんじゃよ】
「本人そう言ってるけど、やっぱり漫画の影響だからね。変な事に使わなければいいんだけど」
【あっ!! いや、⋯⋯なんでもないでゴザル。そんな事よりアウトブレイクの体験もできるぜ! やっちゃうぅ? やってみるぅ?】
「今日はだめだよ。2人に渡す武器の説明しときたいから、衝撃以外は何もダメージが無いようにしておいて」
【はぁーい。じゃぁ、わたしゃセッティングしたら、また漫画増やしておくわぁ】
「まずはヒタリの方からいこうか。おいで『エアレンディル』」
風が集まると、エメラルドグリーンのローブを着た小さな子が浮いていた。
「ふぁぁ! 可愛いです〜! この子が私用の武器なんですか?」
「うん。ザックリ説明すると、竜巻LVの質量を持った精霊だね。それと魔法金属で創った身体を合わしてみた感じかな。魔法金属は水銀を合わしてるからどんな形にもなれるから⋯⋯」
手のひらに乗せると、形状が変わり10本の苦無となった。
「ここから風を上手い具合に使うと⋯⋯」
手のひらから苦無を落すと、メルディスの前で浮いている状態になる。
「後は、自分で好きなように動かしてもいい感じかな。ここから形状変化もできるから使い方は多様できるとおもうよ」
手のひらに戻すと、元の姿にもどる。
「こんな感じかな? 精霊も成長していくから、仲良くしていってあげてね」
エアレンディルは頷くと、ヒタリの方に向かっていくと、目を合わせゆっくりとお辞儀をした。
「次はミキのだね。エコー、ゴメンけど全員に四肢と頭と背中に小さい風船つけて」
【りょうかい〜】
全員に風船がつけられ、黒い箱を手にとってみせる。
「魔導式カード『名無式』なんだけど、実戦してもらった方が早いから、1:3でお互いの風船を割りっこしよう」
「いくらメル様でも、3人相手には無謀なのでは?」
黒い箱だったものは、下のほうからスライスされたようにバラバラと落ちていく。
全55枚のカードは、メルディスの周辺を上から交互に時計回りと反時計回りで回る。
「まぁ、やってみたらわかるよ。ちなみに私が負けたらオモチャになってあげる」
「その言質、承りました。二人共、遠慮無くやりますよ」
メルディスが手をかざすとカードが次々と襲いかかってくる。
「こんなもので風船は壊させません!」
カードを叩き落としていく。
「はい、まず1つ」
背中の風船があっさり割られる。
「⋯⋯?」
「面白いでしょ? このカードの特殊能力だよ」
はたき落したカードが舞い上がり、4人全員の位置が瞬時に次々と変わっていく。
走ろうとしたら地面に寝転がってる状態になってたり、風船を割ろうとしたらヒタリの胸だったり、跳んだとおもったら地面から一歩も動いてなかった状態であり、為す術もなくミキとヒタリの風船は割られた。
「こんな感じだよ。魔導式を用いた瞬時移動がメインなんだけど⋯⋯」
エアレンディルが隙をついて、風の魔法攻撃を仕掛けると、カードが16枚程四角形に揃い受け止め、他のカードが四角形の端からメルディスの後ろに弧を描くように揃っていき
「魔術の式さえ理解していれば、こんな芸当もできるよ」
ピストルの形に手を作ると、その横にカードが並んだ瞬間、「バン」と言うと、メルディスを狙った風の魔法が、そのままエアレンディルを襲い風船を全て叩き割った。
「コレの大変な所は、55枚のカードを操りつつ行動しないといけない事と魔導式の勉強かな」
カードが集まり、元の箱に戻るとミキに手渡す。
「⋯悔しいですが、参りました。精進するよう心掛けます」
「じっくり使って慣れていけばいいよ。何かわからない事あったら聞いてね。魔導式は書庫にまとめたから後で目を通しておいてね」
「了解致しました。メル様、これからのご予定はどうなされるのですか?」
「ひとまずギルドいってみるよ。ルールも聞いておきたいしね」
ーーギルド内部ーー
闘技大会のせいもあり、いつもよりギルド内はとても活気だっていた。
「そうか、そうか。出場する事を決心してくれたのだな」
「はい。目的ができた事だし、少し身体も動かしておきたいですから」
「優勝するのが当たり前な言い方はいいが、結構な強者も出場するぞ。有名なところで言えば、Sランク冒険者『双嵐』『絶刀』『賢聖』『筋肉』Aランクながらも実力者も結構出る予定だ」
「⋯Sランクになると、ネーミング付けられるんだね。筋肉ってどうせ弟なんでしょ? つけた人の精神を疑いそう⋯」
「ハハハっ、まぁ否定はしないが、あいつはあいつでかなりの実力者だからな。前の時は実戦の顔ではないし比べもんにならないと思うぞ」
「あなたは出場しないの? たしか強者好きって言ってたよね?」
「出るさ。絶刀が私の呼び名だよ」
「なるほど、他に変わった人はいないの?」
「変わったっていう訳ではないが、冒険者じゃないのが混ざっていたな。たしか名前は、チェルノといってたはず」
「なるほど、ありがとうございました」
「あぁ、構わんさ。ルールの事については先程もいった通り『殺してはいけない事』のみ、優秀な医療班がいるから安心はしていいぞ」
「わかりました、では試合で当たった時はよろしくお願いしますね」
ーー最果ての村ーー
宿屋は相変わらず夜は賑わっていた。
「ビル、やっとクリアーしたのね。おめでとう! 最初はユーミルから最果てまで無理無理言ってたのに頑張ったね」
メルディスに褒められて照れるビル。
「アクアも回復の知識も言う事ないぐらい成長してるね。騎士様にも会えたようだし」
わー! といって、はぐらかしながら赤面してうつむくアクア。
「で、速攻でビルがアクアに結婚申し込んだのよね?」
「ぶっ!!」
ビルが口に含んだ水を吐き出す。
「違いますよ! ただ、その、一緒にPTとしていけたらいいなっておもって⋯⋯」
「パーティと書いて家族って呼ぶんじゃなかったっけ? どうせお互いまんざらでもないんだしいいじゃない? 家族でもPTでも」
「相変わらず言葉が豪快だねぇ」
料理を運んできた女将さんが言う。
「私もPTは賛成だよ。アクアはずっとこの宿屋で薬を売っていくよりかは、どんどん外に出るべきだからねぇ」
「まぁ、とりあえずは2人でPT組んで慣れていくといいよ。餞別というわけでもないけどこの子をバディとしてあげる」
メルディスの影から黒い猫が現れる。
「シャドウウォーカーのファル君です。得意なのは影移動だよ。ちなみにファル君同士でどこでも移動可能です」
「ん? 最近宿屋に一匹猫が住み着いたとおもったらもしかして⋯⋯」
「ピンポーン! 実はファル君でした。いった村なども一瞬で移動できるし情報も得れるし警戒されないし優秀な子です」
「ちなみに何体もいるのかい?」
恐る恐る女将が聞く。
「もともと高位魔族だったから、いくらでも分けれるよ。村や町は基本一匹ずつ置いて、後は冒険さして地図を広げてる」
(この子、いつか世界を支配しそう⋯⋯)
全員が心から思った。
「ちなみに、世界征服などはする気はないですよ? 情報はあればあるほど有利になるだけだからね」
(読まれた!?)
「ちなみにビル達にファル君を同行させるのは保険だよ。一応親心みたいなものね。あとは遠くにいってもすぐ村に戻れるようにかな。冒険してる途中でも私から緊急でお願いする事もあるかもしれないし」
「メルさんからお願い事があるとは思えないけど、私達の気遣ってくれてる事は分かっているので大丈夫です。ファル君の件もありがとうございます」
みんな頷く。
【これで城の事件の蟠りも消えてよかったね。っというか、よくここまで計算して事を進めたよね。もうほとんど未来視じゃん】
(未来視かは分からないけど。ある程度、人間観察してれば分かるものよ。もともと先の事考えて動いてるからもう反射的な癖ね)
「あ、そういえばデザートつくっていい?」
「ん? いいけどこれじゃあ足らないかい?」
「前の世界の簡単な素材で作れる高級料理思い出したから、久々に作ってみたくなっただけかな。味の感想を聞きたいし、売り物になるかも知りたいし」
「へぇ、いわゆる元々いた世界の料理かい? 興味はあるけど材料は足りるのかい?」
「卵黄がメインだから、あとは大丈夫」
「さて、まずは⋯⋯砂糖を容器にいれて、卵黄、ラード(オイルでも可)、でんぷんを混ぜてかき混ぜる」
中火でフライパンを温める。
「フライパンが温まったら、弱火でラードを少しずつたらして練りこむ」
「それだけかい?」
「うん。これだけだよ」
「なんか完成が想像がつかないねぇ。どんな感じになるんだい?」
「それは出来てからのお楽しみかな? なのでみんなと食べてまっててね」
「お待ちどうさま。これがその料理の『三不粘』だよ」
目の前に出された皿には、ほんのり黄色いお餅みたいな塊がある。
「これはお餅の一種かい?」
「ううん。お餅のような感じだけど、実際は全然違うよ。そもそも三不粘は歯につかない、箸につかない、皿につかないと言われる物なのよ。お餅などは皿にへばりつくし歯にもついたり箸にもつくでしょ? 材料自体は簡単に集まる物ばかりだけど作る時の火加減が難しく技術料理の究極形かもね」
早速食べようと箸で掴むと綺麗に伸びる。
限界まで伸ばしプツリと切れてから、口に運ぶとほんのり甘くあっさりとし、そのまま口の中で溶けていくかのように喉に吸い込まれていく。
「⋯⋯!!」
この摩訶不思議な食感に言葉は出ず、ただ味わいながらも食べていく。
「うん。結果は聞かなくてよさそうね」
空になった皿が全てを物語っていた。
【悪くないな。よしミキとヒタリに教えて量産してストックしておくね。本の中なら劣化もないしそのまま売れるぜ。そして最高のデザート店として世界に名を響かせようZE!」
(いやいや、なにいきなり料理小説に移行しようとしてるのよ。そんなもの私の物語が終わったらしたらいいでしょ)
暑いです。
とにかく暑いです(ノД`)・゜・。
体の周りに冷房装置がほしい(´・ω・`)




