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ソウル オブ ナイト  作者: 古狐さん
一章 始まりの謎
1/50

滅亡からの始まり「プロローグ」

とりあえずひっそり書いていこうと思います。

慣れていったら徐々に色んなところにはって告知できればいいなぁ


4月5日に修正完了しました。


 いま、俺がいる世界はゲームの中にあるような広大な世界だ。

「はぁ⋯⋯」

 ため息をつきとりあえず現状を確認する。


 :桐龍院 大牙

 :ジョブ 勇者の卵

 :学生服 学生靴 選定の剣


 手を軽く握ろうとすると剣がそのまま出てきた。

「これが選定の剣⋯⋯?」

 なんというかパッと見、ただの剣にしか見えない。

 手を離すとそのまま消える。


「はぁ⋯⋯」

 再び溜息をつく。

 本来なら元の世界からこっちに来るなら大いに歓喜して冒険に勤しむとおもうが、ジョブにある勇者の卵を見る度に溜息しかでない。

 これはーー僕の【ジョブではない】からだ。


 少し話を過去に戻ろそうか。

 TVでもやってたノストラダムスの予言書に1999年世界崩壊という話は聞いたことはないだろうか?

 実際はそういうことにはならないだろうと思ったが⋯⋯僕のいる世界は違った。

 ある日、ニュースで巨大な隕石が確認されたと聞いた。

 ロケットの中に爆薬などを積み込み突撃さしたりなど、隕石の破壊をいろいろした試みたのだが効果はなかったのだ。

 日を重ねるごとに近づく隕石。

 最初は慌ただしく昼夜問わずニュースに永遠と流れていたのだが、落ち着く頃には最後までいままで通りに過ごしましょうーー それが全世界からの発表であった。

 朝の目覚ましのベルが鳴り起きる。

 外が暗くカーテンを開けると巨大な岩(星)が浮いている。

「そろそろ⋯⋯終わりそうだなぁ」


 部屋を出て階段を下りていつも通りにテレビをつけると生放送だろうか、バタバタ周りが映ってるのも気にせずレポーターの人がしゃべっている。

「⋯⋯専門家によると⋯⋯もう数時間後に⋯衝突しま⋯⋯ザザ⋯みなさま⋯⋯いままであり⋯ござ⋯ました! ⋯よい最⋯を⋯」

 ノイズ交じりのその言葉を最後にテレビの放送も終わる。

 

 最後の日なのにふと自分の姿をみる。

「あれなんで僕、制服にきがえたんだろう⋯⋯」

 学校は好きか嫌いかで言われると嫌いだ。

 自分の見た目は背が低く太ってる。

 顔立ちは普通なのだが、隠れてイジメられていた。 

 よくある助けようとして矛先が自分に向いたのである。

 だけど、僕の学校では表立ったイジメはない。

 僕のクラスに、宵宮(よいみ) 枝葉(しよ)という女の子がいるのだが、その女の子が表立ったイジメなどの抑止力となっているとの噂がある。

 容姿端麗、才色兼備であり性格も穏やかで誰にでも優しく接する。

 彼女を嫌いになれる人がいたら見てみたい程、パーフェクトガールであった。

 僕も以前、彼女に助けて貰った事もある。

 その憧れからか僕も人を助けようとした。

 結果は矛先が向いただけであるが⋯それ(・・)に気づいた彼女に隠れたイジメに尋ねられた事があったが、貴女の真似して逆にイジメられたとか、かっこ悪くて言えなかった。

 それだけならいいのだけど⋯⋯更に、彼女に強くあたった事もある⋯⋯分かってるはずなのに貴方の口から言いなさいみたいな感じに反発してしまい、最後には彼女はーー

「困らしてごめんね、言いたくなったらいつでもいってね」

 ⋯僕は最低な男だった。


 だから世界崩壊は解放されるから嬉しくもあるが、彼女だけは心残りだったのである。

 今更だけどせめて一言謝りたいと思い、制服に着替えたのかもしれない。

 彼女の事だから崩壊するその時も、なぜか⋯いつも通り学校にきて過ごしているイメージしかないからだ。


 外にでると意外に静かである。

 もう助からないと思ってるからなんだと思う。

 家族で一緒に過ごすものや、友達同士で過ごすものもいるんだろう。

 公園に集まり祈りを捧げてる人もいる。


 学校の前に誰か立っている。

 あの姿は見間違う事もなく、僕の探していた女性であった。

「あれ? おはよう大牙くん。最後の日なのに登校してるの? 可笑しい人ね」

 クスクスと笑う姿もかわいい。

 八つ当たりの件も関係なく、いつも通りに接してくれる。

「宵宮さんだって、学校に登校してるじゃないか」

「私はーー親も遠くに行ってずっといないし、ずっと一緒にいたお世話してくれてた2人もいなくなっちゃったから⋯⋯なんとなくかな⋯」

「そ・そうなんだ⋯。なんかごめん。聞いちゃいけないこと聞いて」

「ううん。構わないよ。そんなに話すことじゃなかっただけだしね」

 彼女は気にはしてないのだが空気は静寂する。

「あ⋯あのさ⋯⋯おれは、前に強く当たったことを謝りたくて⋯⋯ここに来たら会える気がしたんだ」


 僕の心残りはそれだけだったんだと告白する。


「そう、大牙君はやさしいんだね。けど誰かを守るために自分が犠牲になる必要はないと私は思うのよ。結果、人を巻き込んだ可能性もあるけど私はそれでいいとおもう。だから謝るよりかは相談してほしかったのが本音かなぁ」

 やっと言ってくれたねと微笑む。

「えぇ⋯⋯っと、はい⋯」

 赤面して俯く。

 この人に見つめられると赤面する。

 これだけで心が浄化されていくみたいだ。


 ここでふと疑問に思ったことを口にする。

「そういえば、なんで校門のまえで止まってるんですか?」

「それがね、学校に入れないのよ。見えない壁がある感じかな」

 手を当てると壁に触ってるように空中で止まる。

「ほんとだ。なんだろう? これは」

 ペタペタ触っていると後ろで、物凄い轟音が鳴り響いた。

 その衝撃で前にこける。

 宵宮さんは? すぐに彼女を見るが、コケるどころかその場で音のなった方向をじっと見ていた。

 ただスカートなどはバタついたせいか素足から白い布地までをガン見してしまった。


「扉が⋯⋯落ちてきたね」

「ふぇ?」


 音の方を向くと扉があった。

 片方だけ開いており、その中は青白い水銀がユラユラと揺れている。

「とりあえず鼻血止めよっか?」

 ティッシュを差し出しながら言ってきた。

「え? あぁ、いや、あの、コケたときに鼻を打ってしまって、けしてパンツをみたわけでは」

 と鼻に詰めながら言い訳したが、あれ⋯⋯しまった⋯⋯墓穴掘った感が半端ない。


『はじめまして、この世界の住人の皆様、見ての通りこの世界は間も無く終わりをむかえます』

 突如、頭に直接声が響いた。

『皆様には選択肢を用意さしていただきました』


 1:この世界の運命と共にする。


 2:この世界と似たような世界を用意しましたので、そこで暮らす。


 3:本来の世界で新しい道を進む


『3の本来の世界が気になる人も多いと思いますが、これはそちらの世界でいうゲームの様な世界と認識していただいて結構です』


『1の場合は扉に入らないでください。2の場合は左の扉を開けて入ってください。3の場合は右側からお入りください』


 頭に響いた声はそこで終了した。


 宵宮さんはスタスタと扉の方に向かい、右側のほうを開ける。

「ちょちょちょ! まって! 宵宮さん」

 慌てて止める。

「まだ入らないよ。とりあえず構造がきになったので調べてただけよ」

 話しながらも彼女は扉を開けたり閉めたり壊そうとしたりしていく。

 中間の位置に持っていくと水銀みたいに揺れていた空間は真っ黒に固まっていた。

「どちらかに閉めたら空間が開く感じだけどこれ魔法なのかな、技術なのかな」

 ブツブツと言いながら彼女の様子を見ていると中腰姿勢やフリフリと腰を揺らしたり、扉に触る手がなんだかいやらしく感じ、先ほど見た太ももからのパンティを思い出し妄想をしてしまう。

 なんというか⋯⋯こんな時でもしっかりと妄想してしまう自分に、心の中で親指をたてグッジョブしてしまってました。


 落ち着いたのだろう、彼女がこちらに振り向く。

「お待たせー、私は右の扉にはいるけど大牙君どっちにはいる?」

 宵宮さん⋯⋯最初止めなかったら、絶対に右の扉に入っていったと思うのは僕だけか?

 少しの間だったけど、彼女の事を理解した。

 世間から才色兼備や容姿端麗と言われているけど、実際は好奇心旺盛すぎるんだ。

 たぶんコレが表の顔であり、裏の顔はもっと凄いんだとおもう。

 ヤクザとか不良とか悪さをしてるとかではなく性格はそのままなんだろうけど、なんか学校ではお嬢様だけど裏ではスパイとか国家機密で動いてる化け物ハンターとか⋯⋯さすがにそれは言い過ぎか。

 なので、今回の選択も見知らぬ土地の知識に渇望してる気がする。

 ただ僕も求めるなら勿論3だ。

 ゲームの様な世界なんてとってもおもしろそうだしね。

 扉の前に行き、右の扉を開ける。

「僕も右の扉にはいるよ」

 できるだけ強い意志を持って答える。

「ふ〜ん。そう⋯」

 小悪魔みたいに微笑んだ彼女は、思い出したかのようにスカートの裾を持つ。

「そういえばさっきの鼻血は私のパンツみて出たの?」

 軽くスカートをたくし上げ、見えるか見えないかのギリギリまで上げていく。

 情けない顔をしていたんだと思う。

 ソレはガン見した僕は再び鼻血がだしていた?

 ⋯⋯かっこわりぃ。

 宵宮さんは笑う。しかもお腹を抑えて⋯⋯彼女の好奇心は異性の感情にも当てはまる様だ。

 好奇心旺盛に加えて小悪魔属性も加えておこう。

 やりとりを終えた僕たちは、こうして右の扉に入っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 扉の中に入ると見慣れた光景が広がっており、黒板に机と椅子も並べられていて、クラスのみんなは休憩時間のようにみんなグループに分かれて話していた。


「枝葉ー!」

 1つのグループが宵宮さんを連れていく。


 僕は再び1人になり教室から外を見るが真っ暗である事に気付く。

 おかしい。

 今、扉に入ったばかりなのに外が見えないのは⋯⋯暗幕もかかっているわけではないし⋯⋯いや、そもそもみんなが揃ってる時点でおかしいのだ。

 考えられるのは1つ。

 時間という概念がここにはないんじゃないのだろうか。

 そう捉えると全員がここにいることも 外がない(隔離)されている事も納得できる。


 ピンポンパンポンと教室内に響く。

『3を選んだ皆様ようこそ。本来の世界というのも煩わしいので、異世界と呼ばせていただきます』

 先程頭に響いた声がスピーカーから聞こえてくる。


『異世界に行くにつれて注意点を言います』

 1:その歳のままにいけますが、異世界から生まれ直す事も可能です。ようするに赤ちゃんから新しい人生を歩む事もできます。


 2:世界中の人を一気に同じ時間帯に流すとバランスが崩れる為、時間軸をズラす出発にします。 

 ただし、仲のいい友達とグループを組めば、ある程度時間誤差はありますが一緒の時間軸にはいれるようにしますので活用してください。


『異世界の方に行かれる皆様は知識もなく生きる力がないと判断しましたので、それぞれに第六感(シックスセンス)と生きる為のギフトを贈らせていただきます』

 第六感については異世界に必要な知識やステータスなどが見れる様にするヘルプですので一度は目を通すようにしておいてください。

 

 教卓に透明な球体が浮かぶと


 1人ずつ球体に右手を差し出してください。

 異世界で生きる為のジョブと能力値が与えられるので振り分け等をお願いします。


「おお! ゲームみてぇ!」

「俺からやるやる

「つぎ俺な!」

 最初に叫んだ男子が手をかざす。

 ジョブ戦士:能力値46が球体に浮かび、右手の甲に紋章がつく。


「ギャハハ! 普通すぎる!」

 完全にゲーム感覚と分かると男子達がドンドン手をかざしていく。

 戦士、シーフ、魔法使い、弓使いなど、ゲームでよく見かける初期ジョブばかりで能力値などは30〜75など様々だった。

 その中で我間優作が騎士のジョブに当たった。

 クラスの委員長であり責任感も強い人なのだが、自分が最高と自覚してどこか人を見下している部分が目立つ人物である。

「能力値は85か、まぁ⋯おれならそれぐらいは当然だな」

 右手の甲に紋章がつき見つめる。

「ちっ! 勝ち組がでやがった!」

 男性陣達のブーイングと。

「私達のグループに入って守ってー!」

 女性陣の黄色い声援が響く。


 男性陣が終わると女性陣も次々と済ましていき、最終的に桐龍院大牙と宵宮さんのグループだけとなった。


 宵宮さんのグループはお喋りのほうが大事らしくそこまで急いでなかったのだが、僕は最後は注目の的にもなるので、落ち着いたらいこうとしてたのだけど、どうにもタイミング合わず⋯⋯ほぼ最後になったことに心臓がバクバクなっていて冷汗も半端ない状態になっていた。


 そうこう言ってる間に、宵宮さんの番になっていた。

 我間優作が宵宮さんに近づく。

「宵宮さんなら、どんなジョブでも一緒にいてあげるから安心したまえ」

「ごめんなさい。私はそういうのは間に合ってます」

 即答で一蹴した事に男子が喜ぶ。


 宵宮さんが手をかざす。

 大きく光を放ち、落ち着くと宵宮さんの手に紋章の入った卵が収まっていた。

 ジョブ:勇者の卵 能力値 1〜999 容姿変更可能

 世界を救う者。ただし選定され選ばれなければ無効となる。能力値は変動する為 1〜999

 クラスみんなの声が響いた。

 我間優作がその卵を触ろうとした時に弾かれ(・・・)後ろに吹っ飛ばされる。

 いま⋯⋯宵宮さんが何かしなかったか?

 盗ろうとしたのか触ろうとしただけなのかは不明だがクラスが静まった。

 他人事のように見ていたら最後の1人⋯僕の番になっていた。

 心臓が爆発寸前だ。

 恐る恐る手をかざす。

 光はなく僕の手に大きな感触がする。

 ⋯⋯あれ? 狐のお面だ⋯。

 ジョブ:村人 能力値 0

 絶対に壊れないお面。

 その材質は神器クラスの物が使われており異世界では珍しいため売ればお金になる(ただし材質の良さが分かる人はほぼいない)

 これまたみんなの声が湧いた。

 こっちは笑う方だが⋯⋯。


「やってくれるなやっぱお前はスゲーよ」

「最高だな!」


 流石に堪える⋯⋯。

 ⋯涙が出そう。


 球体が消えるとスピーカーから声が響く。


『これで全員ギフトを渡し終えたので出発の時間にします。手の甲に紋章が無い人はそれぞれ個人での出発さしていただきます。なお最初に出発は紋章が無い人からです。準備が出来次第教室から出てください。落ちればそこはもう異世界ですので頑張ってください』

 扉が勝手に開くとその先は真っ黒な空間がだけだった。

 宵宮さんのグループの子達は絶対に見つけるからねとか見つけてねとかいいながら宵宮さん除いて泣いて別れを惜しんでる。

 僕の方は男子からの笑いと罵倒だけだったのもあり、耐えきれなった僕はさっさと教室から逃げだそうとしたが誰かに手を握られ引き止められた。


「コラコラ、先にいっちゃだめじゃない?」


 宵宮さんが黒い空間に落ちる寸前の僕を立たせる。

「先ほどの君の意思は強かったはずなのに、今はもう逆戻り、すぐに変われないとは思うけど⋯⋯この世界は面白くなかったかもしれないけど、次の世界では楽しむんだよね? なら、ここでのケジメはつけておかないとね」


 あぁ⋯この人、やっぱカッコいいわ。

 すぅっと一息吸い込む。

「新しい世界で僕は村人からだけど、絶対に楽しんでみせるから! いままでみんなありがとうございました」

 そうハッキリと告げる。

「宵宮さんも最後までありがとう。これで心置きなく行けるよ」

 心が清々しい。

 自分自身の心が一歩強くなったんだと実感する。


 宵宮さんが放送スピーカーの方に振り向く。

「さて⋯⋯スピーカーの人聞いてる? 私は大牙君の100年以降の世界でよろしくね」

 そういうと僕の持っていた狐面を左手で取り、右手で勇者の卵を僕の方に渡した。

「私は勇者とかに興味ないから大牙君にお願いするね。立派に勇者になって名を世界に響かせておいてね?」

 そういって相変わらずいつもの通り微笑んで僕を黒い空間に落とした。



 以上が僕の顚末だ。

 勇者の卵の付加効果の容姿変更はするつもりなかったのだけど、生まれ変わる、新しい自分、心の有り様、彼女に教わった事が頭によぎったため身長や体型だけは変更した。

「はぁ⋯⋯」

 最後まで振り回された感が半端ないが、過ぎた事はもういい。


 溜息もこれで最後。


 彼女が現れる時間軸までに名を世界中に響かせてないと何を言われるか分かったもんじゃない。


「さて! 新しい人生! 新しい世界を堪能しようか!」


 こうして俺は新しい一歩を踏み出した。

とりあえず右も左も分かりませんが頑張っていこうとおもいます。


どういう感じで進めていこうか頭では浮かんでるんですが文章にすると難しい(汗

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