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おっさんが夢見て悪いのかよっ  作者: あばっち
第1章 跡取りは辛いよ…
3/5

おっさんの憂鬱と苦悩の日々

家族との別居で実家に帰ったら…

家族会議で以前から子供達には

言い負かされていたのである

小さい時はあんなに可愛いかったのに…


「確かにお父さんは全属性の適切者であり

初歩の初歩ではあるが使えているけど…

これからの時代は、魔法が全く使えない人でも

お父さんぐらいの魔法は魔道具で

代用出来るんです」


暑い時には送風機


火は魔道レンジで料理も出来るし

熱いお湯も魔道レンジを通せば出来る


雷は都会に居ると狩猟はしないから

必要ないし


水は用水路が出来て家の中で栓を捻れば

水がでる


土は粘土があるし

食器は店に行けば買える


光は魔道具で照明出来ている

ランプもあるし…


ってことごとく魔法を習得する時間があるなら

教養を深めり時間にあてたいと拒否され


嫁さんからは

私も子供達が大きくなり仕事があり

楽しくなってお金もある程度稼げるから

少し仕送りしてくれるだけで

私達は不自由なく生活出来るし、

あなたは自由になれる


仕事はよろず屋勤務となってはいるが

実際は冒険者ギルド組合組織

魔物や戦争する為の人員

冒険者ギルドではなく

街の中で屋根の修理からドブさらい

迷いペットの捜索やイベントの警備員等

戦闘とは皆無の何でも屋に

専属で登録しておくと働口を

毎日斡旋してくれるという

冒険者ギルドの下部組織なのだ


だから一応ギルドカードは持ってはいるが

身分証明証代わりのぺーぺー人員なのだった


専属を外すとどこの地域でも一応

仕事は取れる


だが、街を離れ辺境だとその仕事さえ

近所付き合いとしてお金はもらえず

現物支給が多い


生活に掛かるお金はあれど

便利で少し高い魔道具など持っている人は

少なく田舎暮らしには

別に多少の不自由と不便を我慢すれば

とてもいい所だ


「まぁ俺は生まれ育った所だから

我慢出来るのかなぁ…」


と考えながらそろそろ実家に着く


「ただいま戻りました。お父さん、お母さん

家族は付いてこなかったけどこれから

俺が二人の面倒を見るよ」


あら、おかえりと言われ両親をみれば

二人共とても元気である…ん?


母曰く

「まさかあんた一人で戻るとは

思ってなかったけど、まぁいいわ、

この仕事をあんたに継いでもらって

私達はこれまで蓄えたお金で旅行して

気に入った所で隠居生活するから

後はよろしくね」


父曰く

「まさかお前が見限られるとはなぁ、

ま、人生 山あり 谷あり

ここはお前に全て任せた!

山の頂上に曾祖父の墓の様な祠が

あるからそこの管理もよろしくな」


え?まさか両親にまで放置されるとは

思っていなかった…人生 山あり 谷ありだと?

谷がえらい深い様な気がするのは

俺の気のせいか?

まぁ現実を受け入れて新たな独身生活って

思えば意外と悪くないのか?

と考えつつ日々田畑と山の木々の管理を

しながら悶々と過ごしていった



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