設定・またの名は中二病黒歴史
うちの子自由にお使いください。
作品コンセプト・ドロドロの世界でほのぼの生活
◎世界観 現代日本によく似た場所。しかしこっそりと妖怪や、異能者が住む。主人公の周りは一見平和だが裏は割とデンジャラスらしい。
・妖怪 なんだかよくわからないものの総称。異世界から来たなんて説もある。同じ妖怪に分類されていても共通点はまるでない。
・土地神 力のある妖怪が、土地と深く結びついた状態。共生関係にある土地の力でパワーアップできるが、土地が弱まると自分も弱くなるので管理をしている。主な仕事は『境界』の管理と『祭事』。具体的には外から入ってくるもの(人や妖怪)の監視。雨乞いなど。面倒くさいけど、自分だけしか入れない小さな異空間が作れたり、土地の属性等設定をいろいろいじれるなど土地神にしかない美味しい特典もあるので競争率は高いようだ。人に力を貸してるのはあくまでついで。勝手にあっちが祀ってるだけという認識らしい。
・出雲 高天ヶ原(土地神とは違って崇高な理想と目的があるらしい。特に設定決めてません。神様の考えることは人には考えが及びもしないってことで)の下位組織としての側面と、土地神同士の互助組合としての側面を併せ持つ。基本的な仕事は土地神同士の争いの調停。犯罪者等の情報伝達など。上(高天ヶ原)と下(構成員の土地神)の組織に関する認識の溝がマリアナ海溝より深いのでいつも板挟みになっている。隣り合う土地同士は繋がっていて勝手にいじると周りの設定まで変わってしまうので、土地神同士の争いを避けるために大きな儀式等を行う時はここで審査を受けるのが決まり。が、上の顔色伺いながらなので限りなく決定が遅い。じれた土地神が勝手に行動→周りに影響が出て騒ぎが起きる→調停にてんやわんやで他の仕事に支障が出る→決定が遅くなる。の無限ループ。
・異能者 魂の力である霊力を加工して外に出すことが出来る人達の総称。が、流派や宗教などによって考え方も力の使い方もまるで違うため同類意識は皆無。一応まとめる組織はあるが、状況が状況なだけに当てにならない。
・障り人 魂に先天的異常を持つ人のこと。蓄えている力が大きすぎ、器である体が消耗していく。消耗を防ぐために体は外に排出しようとするが、高濃度のエネルギーであるため爆発したり、周りの人の気分が悪くなったりする。人のなかで生きるには体の中に溜め込まなければならないが、溜め込めすぎると死んでしまうため、人を傷つけて生きるか、我慢して早死するかの二択を迫られる。しかも魂の病気なので死んでも治らない。来世まで闘病を続けることが決定している。要するに排出し続ければいいわけでひたすら妖怪を倒し続けたり、妖怪を取り付かせて霊力を吸わせたりといった対症療法は行われているが、根本的な治療法は見つかっていない。ちなみにこの名称は差別だとして撤廃の動きが進んでいる。たいていの子は二十歳ぐらいまでに亡くなってしまうようです。
◎登場人物
穂麦 啓斗 (ほむぎ けいと)
中学二年生の少年。一人称は俺。背は低く髪の毛がはねている。これまで語った世界観とはまるで関係の無い生活を送っている。決して自分のペースを崩さず、あらゆる災厄をスルーするある意味最強の人。両親は共働きのため家事を一手に引き受ける少年主夫。趣味はお菓子作り。猫又を飼っているが、どちらかと言えばおじいちゃんと孫のような関係。コンセプトは嫁にしたい男の子(苦笑)。お菓子作りは好きだが、バレンタインは嫌い。理由は周りの女の子が揃って師事したがるから。初恋の女の子の告白のためのチョコ作りに付き合わされたあげく、その子が成功したため妙なジンクスが付いた。もう完全にトラウマ。頭を使うのは嫌いらしいが、数学は得意。お金の計算とか暗算でやってます。父親が看護師のためか、将来の夢は栄養士と介護福祉士を漠然と考えているらしい。最近愛用のママチャリが付喪神化したけど気にしてない。クラスの友達が異能者でも気にしてない。身内には優しいが、自分が関係ないと思ったことには薄情な一面も。
良庵 (りょうあん)
江戸時代から生きている猫又。ふっくらしたデブ猫です。模様は白足袋のキジトラ(茶色と黒の縞よくいる普通の日本猫)一人称は……どうしよう決めてない。たぶん私?か吾輩? 口調はちょっと偉そうな感じ。主人のことは少年と呼ぶ。元々は啓斗少年の祖父の家で飼われていた。火鉢に張り付くのが好きだったが、少年の家はストーブです。ただコタツ欲しいなーと啓斗少年がずいぶん前から両親におねだりしているので近々入るかも。実は入るのを楽しみにしてたりする。エアコンの冷気が苦手。江戸時代には蘭方医の家で飼われていた。博学なのでご近所の妖怪や土地神にも一目置かれている長老的存在。でも一番年上と言うわけでもない。昼寝と町内行事(妖怪限定)の参加が主な日課。悠々自適なご長寿ライフを送っているらしい。
卜部 稲城 (うらべ いなき)通称 トベ
神社の家の子。小学校の頃から啓斗少年と友達の異能者。大学生の兄と高校生の姉がいる。眼鏡をかけた優等生。おとなしく不平不満を言えない面もあるが、それは姉が障り人で家族が世話にかかりきりだったため。不満はあるものの努力家の姉を尊敬してもいるため何も言えない。姉が家をでて異能者の組合に入ったのでそれまでの姉の仕事(土地神の補助)が回ってきた。それが比べられているようでなんか嫌。土地神と姉の仲がいいのも気に入らない。おとなしい彼にしては珍しくことあるごとに土地神に突っかかっている。というか遊ばれている。
ミヅエヌシ(瑞枝・水恵)
我が道を行く土地神のにーちゃん。クセのない黒髪を後ろで括っている。
見た目と精神年齢は十七・八。実年齢は不明だが千八百年くらい? 軽薄な印象の若者言葉(っす等)を使う。一人称は俺。竜と大蛇のハーフ。衣装は色んな年代のものを好きなときに好きなように着ているが、着流しと弥生時代の絹の服がお気に入りでよく着ている。好きな色は深緑。特技は歌と雨乞い。能力は周囲の精霊の力を高め訴えかける能力と、恵みを与え奪う能力。具体的には雨雲や雷雲を呼んだり、植物の成長を促進したり、水を浄化して美味しくしたりできる。MPを気にせずに雷をどこどこ落とせるチートな側面を持つ一方、直接的な攻撃手段を持たない。また扱いが難しいので小さいときは苦労した。ウロコや血に不老長寿などの作用があるのでねらわれてしょっちゅう死にかけていた。生きる知恵や力を授けてくれた養父には頭が上がらない。最近は能力を完璧に操れるようになったので襲われなくなった。死に際に彼が全力で呪おうものなら辺り一帯の土地が死滅するので、手を出すようなバカは他の土地神たちにフルボッコにされます。育ててくれた養父が呪医という比較的特権的な立ち位置にいたので医術や武術や和歌、舞いなんかも収めているインテリ…らしいがとてもそうは見えない。普通? の気のいいにーちゃんです。