表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/24

第五章 ―四つの月の記憶―(後編)

 鬼ヶ島の廃墟に立つ四人の英雄――桃太郎、浦島太郎、金太郎、そしてかぐや姫。

 彼らの足元には、過去の戦いの残滓が風に散っていた。

 桃太郎は砦の石を手で触れながら、静かに言った。

 「ここで多くのものを失った。だが、それ以上に得たものがある。俺たちの旅は、まだ終わっていないんだ」

 浦島太郎が海を思わせる深い目で空を見上げる。

 「時間が俺たちを試す。そして、俺たちが未来を紡ぐ。まだ見ぬ世界へ、もう一歩踏み出そう」

 金太郎は大きな鉞を肩にかついで笑う。

 「そうだな。戦いは終わりじゃない。これからが、本当の勝負だぜ」

 かぐや姫は満月を背に、静かに頷く。

 「四つの月が重なり合う時、真実が明かされる。その時まで、我々は進み続けるしかない」

 四人は互いに視線を交わし、歩みを進めた。

 重くとも、確かな一歩を踏みしめながら。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ