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SHO-GYOU-MU-JOU

作者: GONJI

ああ儚い!

大抵はうまくいかなくなってしまった時なんかに呟かれる諦めの言葉になることが多い

続いていてほしいことを容赦なくぶち壊す


諸行無常はもはや言葉ではなく押しかけて実力行使してくる厄介な魔物とも言える


子供の頃は8月31日という9月1日の前日にやってくる

冬のとても寒い朝にはせっかくの暖かい安楽を奪うためにやってくる

地元の氏神様の年に一度の盛大な祭りの最終日にやってくる

彼女とデートの帰り、送っていった彼女の家の前についた時にやってくる

お店で楽しい買物をしていたら蛍の光というメロディーでやってくる

宴会で大盛況になっているときにラストオーダーになりますという音声でやってくる



本当に邪悪な存在だ


でも、それだけならもっと諦めが充満した世の中になっていてもいいんじゃないだろうか?

どうせ続かないんだしね


それでも人は夏休みを楽しみ、冬は毎日暖かい布団に潜り込み、祭りの人混みに混じりに行き、一緒にいられる幸せを噛みしめるために恋人とデートをし、物欲を満たすために買い物をし、仲良く大笑いしたいから宴会もする


みんな無意識に諸行無常を否応なしに受け入れながら戦の狼煙を上げている


ここにそれをとても意識している彼がいる

もちろん彼も8月31日や、冬の寒い朝、氏神様の祭り、楽しい買い物、宴会の経験はある

彼女についてはノーコメントらしい


彼が言うには

「諸行無常だからこそチャンスはそこらじゅうにある!何も変わらないのであれば、重圧や束縛から永遠に解放されない。常に変わるからいいんですよ!ただし、やはり何事も自分次第であるということですけどね」


意識するとそういう事なんだな

諸行無常を退治するには変わることをチャンスと考えること


そして自分自身で生きていくということ


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