93日目
「ボーカロイドに歌わせるお話を作ろう!」
「話題古くないですか?」
いつまでも変わらない歌声をあなたに、とかなんとかそのようなフレーズが思い浮かんできましたが。
それはともかく良い歌が多いコンテンツでありますから、それをイメージした物語というのは素敵ではありませんかね?
「こう悪戦苦闘しながら、開発するところから!」
「そっちかー」
確かに、音源を用意して、自由に作詞作曲歌唱までやってもらおうという、そのようなアプリケーションを作成するという発想あたりから、丁寧に辿っていくお話とか面白そうではありますが、実話としてすでにあるのではないでしょうかね?
「私は知らないから問題ない」
「強いメンタルだなぁ」
想像すると、作曲やら演奏のアプリはそれほど珍しくない時代であって、じゃあ次は歌詞を音楽に乗せて歌わせてみようじゃないかとなることは、まあ自然な流れではあったのではなかろうかなと、予想はできますね。
「実際にやってみようとした方は偉人だと思う」
「どこから資金を集めたのでしょうかね?」
きっと凄腕のプロデューサがいたのでしょう。全くの想像で言っていますが、実際のところどうだったのでしょうかね?
それまでも、機械に喋らせるとか人工知能が話すとか、その手のコンテンツはあったはずではありますし、意外と素直に歌わせるまで行ったりしたのでしょうか?
「きっと紆余曲折があったにちがいない、じゃないと物語が書きにくいしな!」
「うわぁ、なんという自己中心的な予断」
どうなのでしょうね?元になる音声は実際の人のようではあったようではございますが。技術的に本物の人が歌うようにするには大変な苦労があったのではないかなとか、思うわけでありますけど。
「基本的に声も周波数で表現できるからな、理論的には再現可能だろう」
「それは技術者が言うところの”可能性はあります”、じゃぁないかなぁ」
単一の音源であるならば、まあ、再現はそれほど難しそうではありませんが、声となると、複数の波が重なり合っているような感じではありますし、前後のつながりによる振れ幅と言いますか、高低から強弱、割れているような箇所、わずかな断絶とかが、違和感を発生させそうではありますね。
「そのあたりも数値的に調整できるようにすれば良いのでは?」
「パラメタが膨大な量になりそうではありますね」
そのアプリを使いこなすためのセンスが必要になりそうではありますね。ただ、再現性は高く、経験は積み重なるのであろうから、時間をかけさえすれば、後戻りせず、気に入ったものができる、可能性が高いかもしれませんね。
「そのあたりを直感でも制御できるようにアプリを作るわけだ!」
「結構控え目に申し上げて、神様的なアプリを作成することになりませんかね?」




