89日目
「独裁者を打ち倒すレジスタンスものとかトレンディだよな」
「いろいろシャレにならないところはありそうですね」
後始末が大変な兵器が使われる戦争とかを阻止するためのミッションを行うような物語は、フィクションでは有名でございますし、なんなら、ノンフィクションでも書けるのではないでしょうか?
「いやノンフィクションは、ないだろ?怖いぞ?」
「普通に世界の危機とその回避が歴史的に何度もありましたが?」
ほぼノンフィクションで、もしくは多少薄めたくらいのテイストで物語が描かれたものがあったりします。
基本自国の利益と言いますか、資源を守る必要があるという強迫観念からの戦略的な戦闘準備行為、からの暴発と言いますか、対話不全の結果をどうにかしようというお話ではありますが。
「なにそれ本当に?」
「結構なリアルスパイものとして近年でも有名になったりしませんでしたかね?」
各国が情報戦でしのぎを削るとかまあ、普通にありそうでありますし、実際にあるのであろうかなと。
経済戦とかも含めると、常にどこかで発生しているのでありましょうね、戦争。
「あー、なるほどね、完全に理解した」
「目の前で、ダニング=クルーガー効果を実演されてしまった」
Dunning-Kruger effect というのだそうですね。認知バイアスについての仮説だそうですよ、詳しくはweb記事を読むと良いと思いますよ。
……これ、時の権力者がそうなってしまうと、結構致命的なやつなんじゃぁないでしょうかね?
「素人か大統領とかにはならないんじゃないかな?」
「大統領が政治のプロでない可能性もありますからね」
政治に対しての知識が深い方は、これはまあそれを専門に研究している方であるのではなかろうかなという予想はできます。
しかし実践できるのは、研究者ではなく政治家であるのであろうな、という予想もあるわけでありまして。
「トップに立てるなら政治力はあるんじゃないか?」
「ディールの強さだけが政治力ではないのですよ?」
まあ、大体は取引で解決できそうではあります。
何を出して、何を得るのか、もしくは何を出させて、どう得るのか、とか、工夫は必要だとは思います。
基本はそれで、どこで妥協するのか、が政治技術なのではなかろうかな、と予想するわけでございますが。
「良い政治家って何なんだろうな?」
「条件やら環境やらで違ってきそうですが、立法を通して資源の公平分配化ができる方ではないでしょうかね?」
法による秩序を前提としなければ、力を振るえない存在であり、それで良いわけで、むしろ、それを超えてしまうと、よろしくない、のかもしれないですね。
「難しいなぁ」
「指導者であることが政治家の本質ではない、のかもしれませんね」




