76日目
「こうスペオペの騎士ものとかどうだろう」
「あー、ホースとともにあれとか、ホースを使えとか」
水撒きでもするのでしょうか?
いやまあ、そのようなパロディが過去にございましてね、こう、蛇口につないだホースからの水を、繊細な機械に向けてぶっかけて、それを壊して時間を稼ぐような描写が、ね?
まさか正面からそういう風にパロディにしていくとは思わなかったわけですが。
「ほら、アッカンベーダーとかの闇落ちものとかあるじゃぁないか」
「それもまたマイナーなパロディネタですね」
ある意味有名とか言えなくもないですが。
小さな戦争を題材にしたりなんかして、筋立てをそのまま持ってくるやり口は、まあ、書きやすくはありそうでありますけれども、毎回申し上げますが、すでにあるものを物語にするのなら、原作を楽しめばよろしいのでは、とか言われそうではありますね。
「その答えは何度でも言うけど、”まだ私は書いてない”から大丈夫だ!」
「まあ、そうなのでしょうね」
同じテーマでも表現が違う、表現者が違うとまた別の魅力があふれてくるとかなんとか、そのような理屈もございますが、書いてみたかったから書くという、自らの欲求に素直に従う姿勢もまた、楽しそうではあります。
「大筋は同じでも解釈が違うとかなら普通に新鮮だしな」
「まあ、有名な作品を別の角度から見るような、隙間を埋めるような、手法は結構普通の展開ではあります」
実際のところ本家本元のスペオペも、歴史の一つを切り取って映画にしたようなところがあるわけでありますし、他のシリーズに続けるやり口も、こう隙間を埋めると言いますか、伏線を回収する感じではありますね。
「本家がそうなのだから、周囲の有象無象が好き勝手やっても問題ないんじゃぁないかな、と」
「それはなんか違いませんかね?」
著作権的な何かが関わってきそうではありますが、あくまでも連想したとか刺激を受けただけであるという体裁でいけばなんとかなるのかもしれないとか、まあ思わなくもないわけでありますけれど。
「固有名詞さえ適当に反らせておけば大丈夫なんじゃないかな、と、時代の騎士とか言ったりしてさ」
「ギリギリアウトなんじゃないかなぁとか……」
というか諸説あるうちですけど、それは元ネタの元ネタであるとされているわけですから、つまり、ある意味そのまんまなので、その名称は、余計にまずいんじゃぁないかなとか思うわけですが……。
「そんなダジャレみたいな発想だったのか!?」
「本当かどうかは知りませんが、まあ、映画の殺陣とか見ると、それっぽいなぁと思わないでもないです」
ダジャレでも堂々と使っていると市民権を得るような寓話の、象徴なのかもしれませんね。




