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60日目

「六つとか七つとか八つの大罪とかをモチーフにしたら書きやすいじゃぁないかな?」

「欲望の化身であるところの先輩には似合っているかもしれません」


 ええと、嫉妬、暴力、暴食、虚飾、色欲、傲慢、あと何でしたっけかね?強欲でしたっけ?いろいろ言われているので実は結構好き勝手できるイメージがあるのですよね大罪系。


「ファッションみたいなものだよな」

「流行り廃りはありそうですね」


 暴力ではなく憤怒でしたっけかね?暴食ではなく貪食とか、まあ格好の良い単語を当てはめてみれば良いのではないでしょうか?

 ラテン語とか引っ張ってくればそれだけで画面が引き締まるような気がしますしね。


「単なる食事のメニューを並べただけで、魔法使いとか神秘学とかの演出が、それっぽくなったりするものな」

「丁寧に訳してみるとただの挨拶だったりするのですよね」


 ある意味外国語の正しい使い方のような気もしないではないですね。

 ”今日は””さようなら”を列挙するだけで必殺技として表現するとか、ちょとジョークが効いていて面白いのではないでしょうか?

 ルビに好き勝手に読みを振るやり方も一つの文化であるかなぁとか、漫画とかではよく見られた表現ですよね。


「狙ってその文章を使っているのか、真面目かギャグかで判断を迷わせるものもあったりするよな、面白い、これは私に対する挑戦だなとか、辞書を引いた過去が懐かしい」

「どこから引用しているのかよくわからないものもあったりしますよね」


 実はオリジナルでありましたとかもありそうではあるところが、調べ物をする側としては恐ろしいものがあるわけでありますが。

 初出がどこであるのか気になるのは、そういう気質であるとしか言えないわけではありますが、やはり原書には敬意を払いたいという気持ちがある、のでしょうね。


「大罪はそもそも聖書には書かれていなかったんだよな」

「ええと……そうですね、webの記事によりますと、エジプトのとある修道士がその表現を使い始めたとかなんとか」


 と言いますか、キリスト教ネタであるということを知らないまま創作物に使っているとか、触れている方も結構いそうな気がしますね。

 それだけ題材としてメジャになっていると言えなくもないわけでございますが、この辺りは、漫画とか小説のネタとして繰り返し使われてきた歴史がそうさせるのであろうかなとか。


「逆にキリスト教圏内では、扱いにくい題材なのかもしれんしな」

「あー、まあ、宗教は色々ありますからね……」


 話題に挙げることが文化的に難しいと言いますか、その熱意やら、生活への密着度やら、社会的な背景やらが関わってきますからねぇ。

 無宗教とか言うと人格を否定されるくらいの社会もあったりするそうです。


「この際無宗教と言うくらいなら適当な邪神でも崇めていた方がマシなのかもな?」

「邪神はともかく、空飛ぶスパゲッティとか、先輩に似合いそうですね」

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