39日目
「田舎でスローライフ的なものとか書く事いっぱいありそうだよね」
「そのまま、手順書になるくらいに描写したら、需要あるかもしれませんね」
ソロキャンプが流行った事があるくらいですし、自分で色々と取り揃えて生活するというやり口を丁寧に紹介するなら、結構便利かもしれません。
サバイバル系でも役に立つかもしれないという感じで、注目を浴びるかもしれません。
「やっぱり、異世界に転移してズルっぽい能力ゲットしてぬるい田舎暮らしが受けるよなぁ」
「おっと、そのテイストだと、実用的ではなくなるような気がするぞい」
ご都合主義すぎるのはどうかと思うわけでありまして、いやまあ、便利道具を使わないでいけば良いとまではいきませんが、何もないところから何かを不思議な力でもって取り寄せるのは、何か違くないですか?少なくとも私はそう思うわけでありますが。
「そんな地味な苦労話なんぞ誰が好き好んで読むと言うのです?」
「暴論では、いや、まあ、マーケティングの結果とか言えばそれなりに説得力があるのでしょうか?」
全く登場人物が苦労なく、田舎暮らしを満喫してしまう展開を望んでいる層は一定数おられそうではありますね、ストレスなくほのぼのとした物語を好むと言う感じでありましょうか。
それにちょこちょことお役立ち知識を付け加えていくわけですね。
「おうよ、ある意味王道だよね」
「……別に現代を舞台にしても良いのでは?」
それこそゆるっぽい田舎暮らしものとか書けそうな気がしますが。さらに言うならば既に色々ありそうな気がします。まあ、リアルに書こうとすると田舎暮らし特有の人間関係がー、とかの問題が出てきそうではありますが……。
ええ、一番厄介なものは対人関係ですよね。
「夢も希望もないyou!」
「リアルに寄った作品で、もっとも役立つ知識が田舎特有のコミニュケーション能力とか、まあ確かに、がっかりしそうな気はします」
人が少ない田舎であるからこそ、関わりを深くもって生きていかなければ、危険が危ないわけでありまして。さらには、ある程度プライバシーを犠牲にしなければいけない、のかもしれませんね。
まあ、大体はお金で解決したりもするのですが。
「現実的に田舎暮らしをするには、まとまった資金が必要だった!」
「うん身も蓋もないですね」
田舎暮らしというか、スローライフ、自給自足生活をするにはまずその環境を整えるための資金が必要になる、のでしょうね。これが生粋の田舎者であるならば、先祖代々の田畠とかがあったり、所有する山林の恵みを得られるノウハウとかが蓄積されてきていたりあるのでしょうが。
「時間をお金で買うスローライフ!」
「むしろ生き急いでいるような気もしますね」
スローなライフとはなんぞやとか議論を深めつつ、放課後は続くのであります。




