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29日目

「賭け事とか博打とかをテーマにするとザワつくよな」

「顎がとんがったりするんですよね、知ってます」


 偏見しかないことはわかっているのでありますが、あまりにもミーム汚染が酷いような感じの作品だからこれはしょうがないですよね?

 誰に対して言い訳をしているのかは知りませんが、実際にありそうで、それはさすがにないでしょうというようなギリギリを責めている作品群の中に、こう、命をかけたような人生をかけたような、まさしく博打ジャンルがあるわけでありまして。


「人生は博打のようなものであるという人もいるけど、本当にそれやっちゃうというのは新しいんじゃないかなと」

「いやもう使い古されたネタではありますが」


 基本追い詰められて博打を打つような状況になってしまった時点で失敗しているはずであるのに、そこから一発逆転を狙うという展開を目指す作品があったりするんですが、まあファンタジーですよね。

 うまくいくはずがないという点をクローズアップして転落ものに仕上げてしまうという方法も結構見られたりするわけですが。


「確率を計算したらそうはならんやろうというネタも多いよな」

「だいたいはイカサマでそこまで持っていくというパターンが多いような気がしますね」


 そもそも賭け事として成立しているのかどうかという勝負も多いような気がしますし、命をかけるという現象がどうしようもなく外連味溢れてしまうわけですので、こう、笑ってはいけないけれども笑えてしまうシリアスというジャンルに近いものがあるのではなかろうかなとか、思うわけです。


「主人公をくずにしてしまうと、そういう展開に追い込みやすいよな」

「感情移入はしにくいですが、悲惨な目にあう人物を見て楽しむ文化はそれほど珍しくはないですし」


 悲劇とかホラージャンルに近い情動を楽しむものであるのかもしれないですね、まあ、知的な計算やら演技やら、作戦やらで、相手を倒していくという爽快感があるものもあるかもしれませんが。

 少年向けの雑誌でも連載されるくらい、ゲームを中心にした楽しみかたもあリマしたしね。王道なのでしょうね。


「闇のゲームの始まりだぜ!」

「おいばかやめろ。あれは博打じゃない、怒られますよ」


 トレーディングカードゲームの黎明期にはお互いのカードを賭けてゲームをしていたという歴史はありますが、競技志向に以降してからはそれはなかったことになっているという風潮はありますね。

 アンティとか、知らない単語ですね。


「強いカードだらけで組むデッキ構築の抑制としてはよくできていたシステムだったと思うよ」

「いつも思うのけですけど、先輩は何年先輩をやっているのですか?」


 ぴちぴちの現役先輩だよ!と憤慨する先輩も可愛いですね。いつの間にか同級生とか後輩とかになっていたら、指をさして笑うことにしましょう。

 エターナル先輩とか胸が熱くなるような属性ではあります、けど、よく考えたら、当たり前の話ではあるのですね。

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