24日目
「いっそ架空戦記物とかどうよ?」
「世界設定が複雑極まりないことになりそうですが?実力追いつきますか?」
既存の勢力やら社会構造を手本にするならば比較的簡単である場合もございますが、それはそれで資料の閲覧時間がえぐいことになりそうではありますよ?
「そのあたりはこうふわっとした感じで?」
「面白さが半減しませんか?非リアルっぽいと?」
まあ、矛盾するところは、神様とか奇跡とか、悪魔とか魔法とか、超常現象でごまかせばいいんじゃないかなぁって、ご都合主義の権化ですね。
普通に反発がわきそうな感じではありますが、お手ごろに戦記物を書くための道具としては悪くないのかもしれませんね。
「現実で不自然なところは、魔法です、と言っていればいいからな!」
「便利ですね魔法」
頼り切るとハイハイ魔法魔法と飽きられてしまいそうではありますが、とことんそれを使い倒すならばそれは作品の味になる、のかもしれません。
互いにそれを利用するのであるならば、戦略の幅が広がっているとかそういう展開にも持っていけるわけですし。
「一方しかその技術を使えないとかもありだよな」
「弱いものいじめになりませんかね?それ」
弱者とか弱国が追い詰められて起死回生の一手としてそのような技術を開発とか再発見したとかの展開は、物語的に魅力的ではございますが、かなりのご都合主義ですね。
そのあたりをさらなるご都合主義でどうにか整合性をつけてしまう作品も結構あるようではありますが。
「要はどう燃えるのかというお話であるからして、都合は後から付いて来てもらえばよかろうなのである」
「勢いだけで文章を書いていると、まとまりませんよ?」
登場人物も果てしなく多くなりそうでありますし、群像劇っぽく書くならばシーンの多様性も必要になりませんかね?
普通に戦場ドラマだけでも実力的に無理難題なのではないかなとか、予想するわけですが。
「なーに、戦場の描写なんて簡単だ、『俺、この戦争が終わったら、婚約者と結婚するんだ』とか言っている人の良い人間を戦死させて、主人公キャラを苦悩させればいい」
「古くないですかね?まあ定番ではありますが。そもそもそれは戦争の悲惨さを示すエピソードなわけですけど、反戦的なメッセージを込めるのですか?」
どちらかというと個人の無力感を演出して、どうしようもない大きな流れに翻弄される的なお話がリアルかなとは思うと。
ほうほう。
ただカタルシスっぽいものも欲しいので、やはり主人公には何らかの強大な力に目覚めたり、取得してもらいたいなぁと。
「こう『力が欲しいか』ってやつやりたい」
「悪役サイドというか、堕落誘引系?バッドエンドしか見えないのですが?」
戦争はいつも空いとか言いながら、荒野での敵味方全滅エンドが見えてきましたよ先輩。




