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22日目

「海洋冒険物とかどうだろう?」

「なんとか王に俺はなる!と宇宙より遠くに行くのかどちらのテイストで行くかで大きく展開が変わりそうではありますね」


 ファンタジックに行くか、現実路線で行くかの違いと言っても良いでしょうね。荒唐無稽な方がウケが良いという印象はございますが。長期連載を目指すなら前者でしょうか?設定をいくらでも膨らませることができそうではありますし、続くかどうかは人気次第のとことがございますが。


「特に売れることは、あまり考えてない」

「ちょっとは考えている所がリアルですね」


 とりあえず1日1話、100日100話完結を目指しているという建前だからなって、建前って堂々と宣言するものでしたっけかね?自己満足できれば十分であるというお話は前々から伺っていましたが、職業作家としてはどうなのでしょうか?

 ……そもそも職業作家ではないでしたね。日曜作家とか言えばよろしいのでしょうか?


「日曜大工がメジャになるなら、日曜作家が普通にあってもいいじゃないか」

「否定する要素はないですね。むしろ好ましい趣味かと」


 それに連想して日曜海洋冒険家とかもあっていいんじゃないかなというご意見ですが、海洋にかかわらず冒険物ですとある程度まとまった日数が必要なのではないでしょうかね?

 常に海上にて生活しているような設定じゃなければ無理筋なような気がするのでありますが?


「制限付きの空間移動ギミックを絡めれば良いんだよ」

「昔有名なアニメ動画コンテンツでなかったでしたっけ?」


 あれはジャングルの奥地へと便利な道具を使って夏休みを利用して探検しようというお話でしたかね?長編映画の何作目だったのかは忘れましたが、もっとうまい道具の使い方があるのではないかなとか、ツッコミを入れながら幼い頃に見た覚えがございますね。


「実際に行ったところまでしか空間移動できないという縛りにするから、日曜日に先週の続きから進めるわけだ」

「冒険になるのでしょうかね?……まあ、空間移動がとっさに使えないとか制限をきつくすればスリルを演出できそうではありますが」


 船自身のギミックとして備え付けてあれば見栄えも良いのかもしれません。科学的なものの裏付けは、ファンタジーだからとかそういうものだからというごり押しでいかなければならないところに忸怩たる思いがあったりしますが、SFではないのでOKとか自分を騙しましょう。


「深く考えすぎなんだよ後輩くんは」

「先輩が浅すぎるという可能性も考慮いたしましょう」


 国営放送の教育番組的アニメーションとして海洋の知識を紹介するようなお話にもできそうではありますね。海の生き物をコメンタとの会話を交えて解説するような展開でも面白そうではあります。


「じゃ、主人公は魚の帽子をかぶった青年だな」

「帽子が本体の方ですね」


 冗談です。瞬間転移海洋調査船のお話はちょっと魅かれるものがあるところは本気ですが。骨組み組みましょうかね?

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