19日目
「戦国乱世で是非もなし」
「第六天魔王が助走をつけて殴ってくるレベル……普通ですね」
部下に裏切られて焼き討ちされるそうですが、あそこまでパワハラをやっているとむしろどうしてそこまで我慢したのか、とか乾いた笑いが出てくるくらいの状況であったらしいですね。精神カウンセラとかがあのあたりの時代に存在したならば、結構防げた事件やら事故やら悲劇やら喜劇やら、あったのではないでしょうか?
「精神科医が逝く、戦国乱世治癒行脚、これはかつる」
「すでに誰かが創作しているような気がしますね?」
心理学的な手法で持ってして、戦乱の世を生き抜いてみるというテーマはどこかで聞いたことがありますが、戦国時代と絡めたものはなかったでしょうか?理屈ではなく感情で動いていた方々の中で、論理的に行動すると命取りのような気がしますので、かなり外連味があるような、常道ではないような治療を行っていかなければならないのでしょうか?
「催眠療法とかで、綺麗に操ってみるとかどうよ」
「そんなに便利なものではないとは思いますよ?」
ご都合守護を押していくのであるならば、それはそれでアリかもしれませんが、実際の精神科医の方々への風評被害がひどいことになりそうではありますね。ただ、現代の治療法をそれに近い形で過去の時代に持って行ったならばどうなるのかという疑問から始めるお話であるならば、ちょっと見たいような気も致します。
「うむ、ただ薬学的な療法をどうやらせるのであるかなと」
「脳の機能関係のあれこれだと、確かにお薬がないでしょうかね?」
こう気持ちよくなる葉っぱとかで代用するというような乱暴な手もあるわけでございますが、ただ、基本、深酒をしないように、塩分は控えめで、睡眠時間を十分にとるように、とかの生活改善で結構まっとうな精神を回復、維持できるようなきも致しますね。
「確かに、そのあたり健康に無関心というか無知なイメージはあるな」
「栄養学とかでも需要はありそうではありますね」
栄養士的な役割を持たせたキャラをそこに配置して歴史改変ものにしてしまうやり口はありそうな気がしますね。どこぞのお話で、料理人が大活躍するようなものもありましたし。
薬関係なら、いっそお医者さんを配置してもいいかもしれません。歴史的な偉人を混ぜてみるのも、結構ありそうなギミックではありますね。
「なるほど、こう白っぽい巨塔の人とか転生させてみるか!」
「版権的に問題がありそうなのでやめてください、それはフィクションです」
カードゲームの名称見たいな方も転生させない方向で。あの無免許医の方を戦国時代に配置するようなお話は、それほど不自然さを感じないわけですが、懐が深い作品ではありますよね。何をやっても大丈夫というような安心感です。元々のお話が結構何でもありのような風潮があるからでしょうかね?
「思うにまっとうに調べてノンフィクション的に書いても良いんじゃないか?」
「書けるんですか?どこの誰をメインにするかで難易度は変わりそうですね」
二人揃ってマイナな戦国武将を調べつつ、すでにノベライズされていることに驚きつつ、日が傾いていくわけです。




