不幸の始まり
昔は犯罪者と言われた人の自宅に嫌がらせしても警察はロクに調査してくれなかったです。
虐めをチクると問題が大きくなるので止めてくれと言っても騒ぎを置きくして虐めを激化させておいて。
私の力で虐めから守ってやってるんだと言う親でしたからねぇ。
アスペルガーだと公表すると本当にこんな目にあいそうで怖いから公表するなと言いますけどね?
公表しておかないとミスした時に誰も庇ってくれなくなるんですよね・・・。
6月、結局裁判は負けてパン屋の親父は元従業員に5億円の損害賠償をする事になったのだ。
パン屋には嫌がらせの投石や火炎瓶まで投げ込まれて商売は上がったりだがここまでされても障碍者に怒る権利がないのが昭和なのであるがこんな話をすると嘘付くんじゃないこのバカと言う奴もいる。
それはあんたらが障碍者と付き合った事がないだけの話で、仮に付き合ってたとしても障碍者の気持ちは健常者には絶対に理解出来ないから障碍者差別は続くのであるが銀行預金も25億円に減った。
仕方がないので内職を追加して部下の給料支払おうとするが足元を見て業者も最低額しか支払わない。
「暴X団は出ていけ~」などとパン屋に雪崩れ込み店を破壊する者までいたがクワガタは無事だ。
そして愛菜と匠に暴力をふるって立ち去るが、銀行預金の通帳だけは無事であるのだ。
「クワガタの集まりも悪いな。親が圧力をかけて俺にクワガタ売らないようにしてるらしいがな」
「俺らを庇う者は根こそぎ転校させられたからな。幾ら訴えても被害者が愛菜だと裁判で勝てない」
愛菜は暇つぶしに小説を書いていたが、やっぱり文章は下手だと思う匠であるが面白いと思う。
そしてついにパン屋に放火されて通帳とクワガタの飼育施設以外は全焼したが警察も捜査しない。
礼金と敷金10倍寄越せと要求してきたアパートに引っ越す事になったが隣町であるのだ。
A市も障碍者差別が激しい市であったが、一応居住権位は認めてくれるので住み易いのである。
「愛菜ちゃん。何時の日にかあんたの名誉を回復して見せるよ。取り合えずクワガタ飼育してるのはバレてないみたいだからこの秘密の地下室で秘かに力を蓄えて何時の日にか名誉を回復させるぞ」
「来年の4月にならないと銀行預金の利子が増えないんだよ。一応定期預金だからなぁ」
郵便局と交渉して(当時は国営だった)利子だけは受け取れるようにしておいたがお金がない。
「内職で食いつなぐとは思っていなかったな。まあ利子受け取ったら株でもやってみるよ。軍資金増やして堕ちた名誉を回復させないとパン屋を再開させてもまた放火されるからな」と言うのだ。
「ごめん」流石に謝る愛菜だが、「お前は悪くない」と親父は内職の造花を部下と共に作っていた。
「あいみ。すまんな。だがこうなったからには愛菜ちゃんを小説家にして名誉を回復させる」
「任せておきなよ。愛菜お姉ちゃんは私の義姉さんになるかも知れない人よ。望んで出て行かない限りは絶対に見捨てない。匠お兄ちゃんもクワガタの売買でお金蓄えてよね。私も何とかお金貯める」
「食事位なら手伝うよ。ウインナー定食で良ければ。目玉焼きも作れるようになったんだよ」
「節約しろよ。米だけは売ってくれるが俺達には3倍で売りつけるからなぁ」と親父は言うのだ。
「今更お姉ちゃんを追い出しても状況は変わらないよ。私もあいつら絶対に許さないから」
叔父さんは収賄の濡れ衣を着せられて議員辞職に追い込まれ、懲役20年に処されているのだ。
3日で嘘がばれ無罪放免になったが一度容疑者になると無罪になっても復職出来ないのが日本である。
改めて選挙に出て当選すれば復職出来るが元の地位には戻れないだろう。
「暴X団は出ていけ~」障碍者差別でも暴X団と決めつければ差別にならないのが昭和の日本だ。
因みに昭和であるから商店は普通にみかじめ料を払っているのだが公になるのは拙い。
「俺もみかじめ料位支払っていたけどこのS市暴力団排除条例があるからなぁ」と親父は言うのだ。
「おい大丈夫か?お前の財産を凍結する裁判を起こし始めたぞ。田舎って怖いよなぁ」と弁護士。
ゴミ出しとかも集積所を使わせてもらえないから、溜まる一歩だが、ゴミ屋敷の住人を街から追い出せとか言う運動まで起こし始めて四面楚歌だが、そのうち学校も無期停学にされてしまったのだ。
「私悪くない。何で障碍者だからって虐められないといけないの?」と聞けば殴る蹴るの暴行を受ける。
障碍者が健常者に生意気な口を聞くのが気にいらないらしいが、昭和の時代は本当にあった。
「愛菜の非行事実にS市の住民は困ってると」強制わいせつのデマまで流され少年院送りにされそうになったが12歳であるので無罪になった。だがS市の住民は愛菜の有罪を信じて疑わない。
「あの困るんだよ。迷惑かけるなら出て行ってくれ」と問答無用でアパートを追い出されて土地にテントを張って生活する羽目に陥ったが、毎日のように嫌がらせの投石や放火が続くのだ。
借金も500万円を超えたが、貸しはがしで親父を苦しめるので、財産は凍結されてしまっている。
それで返済を待ってくれと言ったら裁判を起こされて牢屋に放り込まれてしまったのだ。
「愛菜を追い出せ~。S市から犯罪者は出ていけ~」誇張してるが日本社会では本当にある。
「ひでえなぁ。幾ら何でも子供に出て行けとは言わないだろう」と思い弁護士に頼んで裁判を起こした。
まずは凍結した資産が正当な財産である事を証明して、凍結を解除させなければならない。
9月1日、奇跡的に資産凍結解除の命令が出たので、新たに借金して貸しはがしの金を支払った。
利子の負担として1千万円要求されたが流石に裁判所も訴えを却下したので財産だけは保証される。
「親父の店を放火した犯人を捜査するように命令してくれ。放火は重罪だろう。見逃して良いのか?」
と言うが警察の調査では(でっち上げ)親父の失火と言う事になってるが、覚えてるだけで300階は放火されたのが全部親父の失火だと言うのかと裁判所に訴えたらやっと裁判所も認めてくれた。
検察審査会にも不当を訴えて認められるが、昭和の警察って自分の縄張り内でしか基本捜査をしない。
結局親父の失火と言う事になりもみ消されそうになるが、たまたま警察署長が放火の現場を見てしまい、もみ消す訳にはいかなくなったのとマスコミにリークされて問題にしない訳に行かなくなった。
だが調べてみるとS市の住民の7割が放火に関連してる事が分かり、刑務所は大賑わいである。
この一件で親を犯罪者にされた加害者の子供は逆恨みして更に虐める事になるが、警察も注意はした。
だが翌年の4月7日、特例処置で中学には進学出来たが、ここでも逆恨みによるいじめが激化したのだ。
今回短め。
でも俺虐めるのは良くて虐めっ子に仕返しするとバカがまた暴れてる位となるんです。
日本はそう言う国なんですよね。