交渉
昭和の虐めってこんなもんですよ。
脚色してるけど給食とかもイスラム教徒に平気で豚肉食べさせていた時代ですからね。
当時はお残しは許しませんででしたし、宗教に配慮しませんから、日本の学校は。
文句言うと政教分離を建前に我儘とみなされるんです。
「だからこんなバカは殴って教えないと言う事を聞かないんだ。グダグダ言うなら特殊学級に送るぞ」
明治の学校だって体罰は禁止だが、昭和後期はまだ殴って教育する教師がまだ多かったのだ。
「てめえチクるような女は徹底的に教育してやる。服を脱げ」こんな調子で女生徒にセクハラする教師もいたらしいが、俺は噂でしか聞いた事が無いので脚色であるのだが。
「いっ嫌よ」「脱げって言ってるだろうがぁ。教師の言う事に逆らうのか?剣学園しか行けないようにしてやるぞ。内申書は俺が握ってるんだからな」内申書をたてに生徒を脅迫する教師もいたらしい。
「おらサッサと脱がせろ。これは教育だ。強制わいせつなどと言ったら裁判で訴えるぞ」と脅す事も忘れないが、昭和の教師は本当にこれが教育だと思ってる人が少数派だと思うがいるのである。
「へへへっ。こいつ体と顔だけはそれなりに可愛いからな」と言いながら胸やお尻を触りまくる。
無理やりキスをする教師もいたが昭和ってゆとり教育の世代には理解出来んのだろうがこんなもんだ。
冷静に考えればこんなの痴漢か強制わいせつ事件だが、教師を敵に回しても勝ち目は少ない時代だ。
平成初期だって生活保護受給者で子供2人育ててるのは贅沢だと因縁付けて猥褻行為を働いた奴がいた。
そんな事言ってるから令和の時代に子供が減るのだと思うが昭和と平成初期はそんな時代である。
未だとエロアニメとしか思えない様な設定のアニメがゴールデンタイムに放送されてたくらいだし。
「こんな奴風俗かAV女優しか仕事ないに決まってるな」と教師が言うのだ。
まあ昔は教師が渡世人になる事を勧めていた時代もあった位だからこんな教師もいるのだろう。
「いただいちまおうぜ。どうせこんなバカ風俗しか仕事ないんだからな」と言って服を脱ぎだす。
「よせ。流石にそれは拙い。妊娠させたら流石に左遷させられるぞ」と言われ思いとどまった。
「仕方ないなぁ。おら教育だ。お前らこいつを殴れ」と匠に殴らせようとするが匠は拒否する。
「教師の命令に逆らうのか?鉄拳制裁だ。その反抗的な態度を改めさせてやる」と竹刀でぶん殴る。
「俺達匠に冷たい目で見られて脅迫されたなぁ。慰謝料だ。毎日千円持ってこい。そうすれば黙っていてやる。脅迫の慰謝料は3億はかかるぞ。(教師の嘘です)千円位で住めば安いもんだろう」
「そうだぞ。心の広い俺達に感謝するんだな」匠は精一杯の笑みを浮かべて愛菜を見るしかなかった。
何とかこの教師共に取り入らなければ匠も愛菜もい未来はないので取り合えず反省するふりをする。
そして千円持ってくると匠にだけは暴力を振るわないでくれたが愛菜はボコボコにされていた。
「ああ気が済んだ。明日も来るからな。お前のせいで授業が遅れてるんだ。学校に来ないと酷いぞ」
教師は愛菜のブラジャーを外すと生乳を揉んでからブラジャーを持って去って行ってしまった。
「うえ~ん。酷いよ~。何であんな奴らが教師なのよ~」愛菜は八つ当たりしても差し支えのない匠に向かって泣きながら愚痴を言うが、匠は取り敢えず着替えさせて飲み物を持ってきたのだ。
「取り合えず親父に言って学校の寄付を減額させるよ。流石に教師も交渉に応じるだろうと思う」
「何で訴えられないのよぅ?こんなの教育な訳無いじゃん。私にも分かるよそんな事」
「仕方ないだろう。向こうは教師なんだ。学校に登校するしかないぜ。で何を言われても黙ってる」
「アスペルガーってそんな事出来ないのは裁判所も認めてるよ。(本当は平成の判例だが)アスペルガーにだけ妥協を求めるの?弱い奴は強い人に屈服するのが当たり前の時代なの?」
そうだと言いたいが匠は手持ちの5万円を増やして教師に貢ぐお金を用意しないといけないのだ。
「俺自分で育ててるクワガタとかもあるんだぜ。太らせれば高く売れるから。当面はそれで何とか」
取り敢えず教師に媚びて暴力とセクハラだけでも止めさせないと話が先に進まないのだ。
因みに寄付金の減額を申し出たら愛菜と匠は校長先生と用務員まで加わってボコボコにされていた。
加えて学校行事の削減に腹を立てた全校生徒にリンチに会うのだが文句は言えない。
昭和は障碍者に人権のない時代なのだが、愛菜はここでよく我慢したのだが同情する者もいる。
「酷い事するなぁ。虐めてた番長の2人は何故か他行へ転校して行って他行で問題起こしたみたい」
友達である2つ年下のあいみは父親から持っている生活費10万円を切り詰めて30万円貯金していた。
「ああ匠のお父さんがあの2人の親クビにしたのよ。今法廷闘争になってるらしいわ」
でも勝ち目はないだろうなぁと諦める愛菜と匠であったが、番長がいなくなった代わりに教師が出て来たので、厄介だしアスペルガーだとひがみや思い込みから犯人をでっちあげてると人に思われる時代だ。
「全く。法廷闘争で匠が負けたら天下御免で教師に虐められるのね。でもさぁ。こんな状況であいみちゃんだったら楽しく勉強する気になる?それでも勉強するのは義務なのかなぁ」と愛菜は思う。
「今S市で教師派の親がうちのパン屋の不買運動をやっている。パンを買うと酷い嫌がらせを受ける」
日光からサルを捕まえて(餌付け禁止とかなかった時代)パン屋を襲わせる嫌がらせまでしてきた。
警察に手をまわして猿の捕獲許可を出させないようにする用意周到ぶりだがパン屋は損害賠償を要求して法廷で争う事になったが、訴えは却下され嫌がらせにパン屋は猿に襲撃され商売あがったりだ。
何度も言うが昭和の時代は公務員を敵に回すと市の有力団体が部下に命令して嫌がらせをする。
「おのれ~。負けるかぁ。パン屋を敵に回した報い受けさせてやるぞ」と息巻く親父だが商工組合を辞令で脱退させられてしまい、こうなったら何としてもS市の住民の許しを請うしかなくなった。
「クビにした社員2人を復職させれば良いのか?愛菜ちゃんを虐める悪い奴の親だぞ」
「だからその虐めを立証出来ないんですよ。アスペルガーが気に入らない男の子を虐め犯にでっち上げてるようにしか思われていません。勝ち目はないですよ」て訴えて来たの向こうの方だぞ?
「まあ良いんだがな。今日20年来の付き合いのある小麦業者から取引停止を通告されたからな」
最近はS市の市内では日用品や食料も売ってくれないので遠くまで買い出しに行かないと。
「辞めさせていただきます。最近嫌がらせが酷いんですよ」パン屋の従業員も残ったのは3人のみだ。
店も営業出来ないので休業して造花のバイトで生活費と店の維持費と部下の給料を賄おうと。
「悪いのはあいつらの方です。愛菜ちゃん良い娘じゃないですか?私が説得しますよ・・・」
あいみは何故か虐めのターゲットにはされておらず、普通に小学校に通っているのだ。
「じゃあこのとっておきのクワガタ幾らで買う?俺的には5万円だが」と匠が言うのだが。
「このサイズなら10万はイケるぞ。まあお前も苦労してるみたいだがくじけず頑張れよな・・・」
「そう言ってくれるのオジサンと子供達だけだぜ。あいつら俺のやる金で小・遣い貯めてるしな」
「愛菜を見捨てればS市に許される道もあるかも知れんが悪いのはS市の奴らだ」とオジサンも言う。
「俺は隠れ愛菜派になるぜ。俺まで虐めの標的にされたら誰も愛菜を守れないからな」
「じゃあ10万円で良いんだな?生産体制を強化してクワガタを手に入れてくるよ」と匠は言う。
そして6月が過ぎたいが相変わらず全校生徒に虐められる毎日だ。
下着姿にされ学校や街中を歩かされビッチだのヤリXンなどS市の住人に言われ続ける毎日である。
それでも昭和の時代は虐められる方に問題があるとされてきたのだ。
「貯金が25万円か。お医者さんに弁護士さん。クワガタの飼育を手伝って下さい」
S市の住民がこれに気付いたら容赦なく飼育施設を破壊するだろうが、幸い気付かれていない。
「本当に最高裁まで争うのか?俺は顧問弁護士だからやれと言うなら弁護するが勝てる自信は・・・」
「こいつエターナルチルドレンだと思うんだ。アスペルガーの症状によく似てるらしいんだよ」
クリスXルチルドレンと呼ばれる超能力を持つと称する新人類がいるらしいが、いちいち伏字にするのは面倒臭いのでエターナルチルドレンと呼ばれる新人類に属する者としておくのだ。
まあ人類の危機に備えて超能力を持つ新人類が秘かに生み出されていると言う話ならありそうだ。
「愛菜がか?そりゃ超能力位使える奴は聞いた事あるけどスプーン曲げってトリックなんだろ?」
「いや透視能力とかテレパシーとからしい。使えると称する奴は昔からいるんだよ」
まあ令和と昭和がごっちゃになってるからチルドレンネタは昭和にはなかったとか言わないでくれ。
「あの症状は厄介だぞ。敵愾心を煽れば悪になるし、愛を慈しめば聖者にもなるからな」
日本の障碍者事情では悪に走る者が多いとみなされ投薬治療をされるアスペルガーだが、投薬治療はエターナルチルドレンの特性を全否定する事になるらしく、仮にエターナルチルドレンの思想が本当なら人類を救済してくれるであろう勇者を人類自らの手で葬り続けてることになるらしい。
まあ世界を救済すると称して勝手な事されると困るからこの手の団体は迫害される傾向にあるんだ。
「愛菜ちゃんには言うなよ?あの͡娘がこれを知ったら人類に復讐しようとするかもしれない」
「分かってるよ。うちのパン屋を守るので精一杯だ。あいつら裁判に勝った暁には全員名誉棄損で訴えてやる。絶対に許さん。うちの息子の彼女を虐める奴は俺の客じゃない。二度とパンは売らん」
貯金は30億円あるから親父のすねかじりなら暮らせない事もないし利子が9千万円の時代だ。
色々経費を支払っても1千万円位残るから6人が暮らす事は出来るのである。
「虐め問題は勝ち目ないからやりたくないが、S市の住民が加害者なら幾らでも証人は出て来る。
パン屋の親父は反撃のチャンスを得るべく内部告発者を探すべく奔走する事になったのだ。
裁判ネタはフィクションです。
でも昭和って教師が普通に生徒に暴力ふるってましたよ?
実際ふるわれた俺が言うのだから間違いない。