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虐め対策

本来回想録のつもりだったのですが、アスペルガーだと言う事は早めに分かって虐められる設定に変更します。回想録なエピソードは随所にちりばめる予定です。

理解のある彼氏がいて彼氏の親が市の顔役と言う設定だと大人になるまでアスペルガーだと気付かないのは変ですから。

普通に体育の授業は女子はブルマの時代だったので、愛菜も当然ブルマ姿だが愛菜は着替え方を知らないので普通に下着姿になって着替え、あの頃の小学校は男女同室着替えだったので男もいたのだ。

水泳の着替えが男女同室(6年はどうだったか覚えていないが)なので体育の着替えも男女同室の筈だ。

当時は悪ガキ共がいて、女子の水着をひっぺ替えして裸にしようと言う虐めをやる奴もいるのだ。

当時は小学生なら問題なかったが、スケベな男にとっては昭和は良い時代だったのである。

「おお~。流石は愛菜だ」と虐めっ子が愛菜にセクハラしようとするが、匠が止めに入るのだ。

「俺の彼女に手を出したらどうなるか分かってるんだろうな?俺の叔父さんは市議会議員なんだぞ」

「だから何だって言うんだ?市議会議員が俺らを転校させるとでも言いたいのか?脅迫だぞ」

「いたいけな女の子を虐めるのはどうなんだ?こいつを虐める奴は俺が容赦しないぞ・・・」

匠はこの虐めっ子の親を2人パン屋の従業員として雇っていたらしく諦めて着替えて教室を出ていく。

「大丈夫か?誰かこいつに体操着の着替え方と水着の着替え方教えてやれよ。俺が教えると強制わいせつになるんだよ。パン屋の2割引券やるからさぁ。これ配り終えたら3千円貰えるんだ」

「まあ匠君の実家のパン屋剣店には世話になってるし匠さんの彼女なら助けてあげたいとは思うんだけどさぁ。私達も我が身が可愛いのよ。虐めを庇ったら私達が標的にされてしまうから」

クラスの女子は協力を拒否したが、それとなく男子と会わないように愛菜を誘導する女子もいた。

男だと孤立するのだが女子だと可哀想にと思ってくれる人もいるので有難い。

それで授業だがたまたま知ってる知識だったので手を挙げて発言する事にした。

「それ知ってる。一人っ子政策でしょ?」昔の中国で人口を減らす為に行われた政策である。

だが一人っ子だと女の子が嫁に行くと家が没落するので農村が疲弊したらしかったが。

「おおっ。良く知っていたな。漫画でも読んだのか?」と先生が褒めてくれたので有頂天だ。

愛菜は虐めを避ける為に匠に依存するようになり、匠の部屋で勉強に励む事になるのだ。

「俺の部屋台所と風呂が付いているんだ。男が家事をする時代に女が出来ないと立場悪くなると思う」

ので野菜の切り方から教えるが、この不器用な愛菜でも野菜位は切れるらしい。

「料理の基本は芋の皮むきからだ。ゆっくりで良いからな。カップラーメン位上手に作れるまで芋の皮むきと野菜を切る事だ。皿洗いだけで3年位修業した料理人もいるらしいぜ。お前も頑張れ」

「うう飽きた。もうヤダぁ」と我儘を言う愛菜だがこうなるとこいつ重度の癇癪持ちだからな。

「分かった分かった。料理の本でも読んでいろ。別に今日上手く出来なくて良いんだ。家庭科の授業は副教科だから受験には出てこない筈だしお前の頭じゃバカ校で有名な剣学園くらいしかないぜ」

「それ本人の前で言うの?」と愛菜は怒るが、こいつ敵に回したら虐めっ子から守って貰えない。

「夕食が終わったらたっぷり勉強教えてやるからな。保健体育だけは嫌だけど・・・」

「何で?」「子供がどう出来るかとか教える性教育が含まれてるんだよ。幾ら何でも自分の彼女にそんな事言う気にはなれない。俺がHな事したくて誘いをかけてるようにしか見えないじゃないか」

それに男と女の子じゃ性教育の教え方が違うだろうから俺には教えられないぞ。

「そっか。じゃ勉強教えてもらおう。虐め対策は何かやった方が良い?」と聞く愛菜だ。

「取り合えず着替えの仕方覚えろ。小6で全裸着替えをやるつもりなら俺も庇い切れんぞ」

「何よ?人を馬鹿にして。着替え位ちゃんと出来る。水泳の授業なのにどうやって裸にならずに」

「方法があるんだ。お前が高校生位なら上手く言いくるめてHな着替え教室を開くとこだが」

「俺の口からは言いにくいから本を読んでやり方を練習してくれ。全裸着替えは女子高生になったら俺の前でだけやってくれよ」「何で匠に命令されるのよ?絶対に嫌だぁ」と愛菜が暴れるのだ。

「おい。聞こえているぞ。愛菜ちゃんを泣かせるなよ。強引に迫って嫌われたか?」

パン屋の親父が騒ぎを聞きつけて愛菜の下に来るのだが見境を無くした愛菜が暴れるのだ。

「噂通りの癇癪持ちだな。俺が宥めるからお前は消えてろ。愛菜ちゃん。匠は悪気はないんだ」

「分かってるけどムカつくのよ。何で小6にもなって着替えも出来ない子供扱いされるのよ?」

「分かった分かった。別に愛菜ちゃんをバカにしてる訳じゃ無いんだ。着物の着付けとかも服の着方だがお前は出来ないだろう?同じようなものだ。全裸にならずに着替える方法があるんだ」

「そうなの?」「俺は嘘はつかん。うちの女子従業員に教えさせるから俺の家で暴れないでくれ」

それで女子牛業員に教えさせると愛菜は納得したように練習を始めたのだが家に電話する店長だ。

「もしもし。愛菜ちゃんの機嫌が悪くてな。このまま家に帰したら大喧嘩になると思うから落ち着くまでうちに泊めたいんだが。勿論勉強と料理は教えてやる。うちの嫁になるからにはパン焼けないと」

「勉強を教えていただき感謝します。このままでは剣学園位しかいける高校がないかと・・・」

でも良いんですか?S市でも有名なパン屋で月収1千万の純益を誇るS市の顔役の嫁なら良いけど。

「あの娘成績は悪いし我儘だし癇癪持ちですよ?資産30億円と言われるパン屋の嫁にふさわしく」

「誰が匠ふさわしい嫁かなんて匠が決める事だ。我々は男女交際は結婚を前提に行う事にしてる」

「庶民の娘なんですが。学校でも変わり者扱いで孤立気味ですし。それにあの娘はパン屋には」

貧乏だから持参金とか出せないし、パン屋の身内になると付き合いが出来る財力がない。

「うちは親父が創業者だから持参金目当てに政略結婚する程名家じゃないぞ。安心して欲しい」

「虐めから助けてくれるのは有り難いんですがあの娘12歳ですよ?気紛れに別れる事もあるかと」

「その時は手切れ金を持たせて気持ち良く別れるよ。あの娘変わり者だが話せない娘ではないぞ」

親的にどう思ってるかは知らんが、暫くうちに泊めて剣学園行きだけは免れるようにしてみる。

「こっちには財力があるんだ。月300万円も出して雇った有名な家庭教師に教育させるからな」

「うちの娘を嫁にされたら苦労すると思いますよ。大体小学生の恋愛なんて直ぐに熱が冷めるかと」

「だな。でも取り敢えずあの娘が変わり者の原因を突き止めた方が良いぞ。うちのパン屋に常駐している医者に見せようか?セラピストとしても有名なんだ。原因さえわかれば対策が建てられるかも知れん」

確かにあの調子で癇癪を起こすたびに大暴れされたんじゃたまらんから原因があるなら突き止める。

「うちの娘の何処を気に入ったのですか?人並みなのは顔だけの不器用な娘ですよ?」

「失礼だが貴女は愛菜ちゃんを過小評価してる。あの娘は役不足なだけでチャンスさえあれば伸びる娘だから我々が引き取って教育しても良い。確かに物になるのは40歳になるか50歳か分からんがな」

「役不足ってやっぱり能力が不足してると思ってるんですか?」この親役不足の意味を知らない?

「役不足の意味はこの待遇では役が不足しているからもっと高い地位に就けるべきだと言う意味だ」

「知ってますよ。愛菜は貴方や匠が思うような娘ではないです。小説家になりたいなどと・・・」

「まあ当面は原因を突き止めて虐め問題を解決しないといけないがあの娘の癇癪持ちは致命的だ」

あれをやられると庇い切れないからそのうち非行事実で捕まってしまうかもしれん。

「あの娘は昔からああなんですよ。どう育てて良いか分かりません。勉強も嫌がるし」

「うちには息子に買い与えた学習用漫画が山のようにあるから暫くそれ読ませておくよ」

それで急遽医者に見せるとこの医者は一目で原因を突き止めたようで愛菜に話しかけたのだ。

「生きにくかったでしょう」と医者は良い、自閉症スペクトラムの診断を下したのだ。

「私が障碍者?このやぶ医者。何でそんな嘘を平気でつくのよ」と大暴れするが困るんだよなぁ。

「落ち着いてください。障碍者にはNXKの受信料が一部免除になる恩典がありますよ?」

本当は最近になって訪問看護の人が教えてくれたのだが、恋愛話に特化した時点でフィクションだ。

多少の事実改ざんはしょうがないだろうと思うが真実はちゃんと描く予定である。

「本当?なら良いや」正直障碍者だと分かってもそれほど絶望はしなかったが。

むしろ障害年金で遊んで暮らせる事になり、世間体が悪い事を除けば不満はない人生である。

リアルだと障害年金を元手にアパートを借り訪問の人の協力でのんびり暮らしているのだが。

「でアスペルガーだとどうなるの?」と愛菜は聞くが(あいなと読みます。まなではありません)医者は取り敢えず薬局で処方してもらえる精神安定剤を処方する事にしたのだが今リアルで俺が飲んでる薬昭和にもあったのかなぁ。まあ処方薬が一般人にとっては毒薬でアスペルガーの治療は毒薬に頼って行われてるのは事実のようであり、しかも毒薬に頼っても治す事は出来ないのである。

それ故アスペルガーの人が犯罪を犯すと矯正不可能とみなされ罪が重くなる傾向があるのだ。

「まあ死ぬまでお付き合いするしかないですね。薬物治療は嫌なんですが貴女の場合は・・・」

薬物で感情を抑えないと周囲の人が迷惑するので、最低限の治療はしないといけないけど・・・。

まあ我々だって好きで薬物投与してるんじゃないですよ?治療は高くつきますから小説家になってかかるであろう数億円の国費を税金で返済して欲しいと思いますけど、アスペルガーの治療って無料化出来ますからね?」昭和の時代も無料化できたのかは知らんが俺が23歳の時診断された時は無料化出来た。

俺の治療費だけで国は1億は使った筈である。

そして愛菜は病院に通院する事になり愛菜は扶養家族だから無料化の手続きは親がやってくれた。

リアルだと物わかりの悪さにキレることが多いのだが、それでも面倒見てくれるのは有り難かった。

因みに最初の予定では45歳になるまで彼氏のヒモ(女の子だけど)として生活する予定でしたが。

どうせ小説でフィクションの恋愛話あるんだから、小説家になるの18歳位でも良いですよね?

年寄りのヒロインを描きたくないんで。


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