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露草

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


露草



明るい青紫。

露草の花のような色。

別名は、月草(つきくさ)鴨頭草(つきくさ)着草(つきくさ)鴨跖草(おうせきそう)翠嬋花(へきせんか)(ほたる)草、青花、藍花、帽子草、うつしばな。

和名は都岐久佐(つきくさ)

露草は温帯の湿地に普通に見られる一年草で、7月から11月に青い花が咲きます。

日本の染色では最初期の染料かもしれないそうです。その染色方法は、花や葉の汁をそのまま布に摺り付ける摺り染め。

露草の花の汁を擦りつけて染めた露草色は、色がとても落ちやすいので、『万葉集』では、「うつろう」「きえる」などにかかる枕詞に使われています。

鴨頭草(つきくさ)に衣色どり摺らめども移ろふ色といふが苦しさ」

あなたの申し出を受けたいのだが、気の変わりやすい人ときいているので、とためらっている歌です。

しかし水につけると色がぬけてしまう特性をいかして、友禅染では下絵を描く際利用されています。

Webカラーは、#38a1db。#3d7cceもあったのですが、明るい方がよりポピュラーに思えたので、#38a1dbを選びました。


色言葉は、若々しさ、情緒、集中力。


若々しさは、青さからでしょうか。青春のイメージが思い浮かびます。情緒だと、万葉集の歌のようなイメージがあります。集中力は、青の心理効果が集中力を高めるなので、ピッタリだと思います。


実際の小説では、もめんの綿入れに使われています。

『浮世草子・好色二代男』

「四十七八なる(かか)が、よごれたる露草色の布子(ぬのこ)に、むかしぬり笠に」


露草の花言葉は、なつかしい関係、尊敬、変わらぬ思い。


なつかしい関係の由来は、この植物の学名のもとになった伯父と甥のコメリンが二人ともアムステルダム薬草園の園長だったことにちなんだもの。

ちなみに学名は、Commelinaコメリナ)です。


尊敬、変わらぬ思いも、なつかしい関係にちなんでいるんでしょうか。2人はとても親密な関係だったようです。尊敬しあっていただろうし、植物に関して強い意志(変わらぬ思い)を持って仕事をしていそうです。


露草にも花の種類が色々あって、それぞれに花言葉があります。


ムラサキツユクサは、ひとときの幸せ、尊敬、快活。


ひとときの幸せとは、儚いですね。戦いから一時帰宅して、つかの間の家族との触れ合いをイメージさせます。

尊敬は露草と同じですね。

快活だと、青春をイメージさせます。


白ツユクサは、僅かの楽しみ、豊潤。


僅かの楽しみは、ひとときの幸せと同じようなイメージですが、こちらは独り身の戦士がひとときの休憩に自分へのご褒美的なイメージを感じさせます。

豊潤は、心の豊かさでしょうか。


班入りの種類のツユクサは、恋の心変わり、敬われぬ愛、密かな恋。


上の3つとは違い、恋愛のみの花言葉ですね。

恋の心変わりは、万葉集のうつろふのイメージとかぶりますね。

敬われぬ愛とは、何事でしょう。敬わないのは表向きでしょうか。ツンデレ的な。

密かな恋は、可愛らしいですね。初恋をイメージさせます。

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