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0の神様  作者: うもう
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神様は夢を見る


-7-


私は夢を見る。見初めてすぐに、夢だとわかってしまった。ナナ様が生きていたからだ。


「こんばんわ、私たちの神様。生まれたばかりなのに、あなたを傷つけてしまって、ごめんなさい」


ナナ様が私に謝っている。これは早く頭をあげてもらわなければ。


「ナナ様、私は大丈夫だ。あなたが謝る必要はない」


私はナナ様にそう言って、頭をあげてもらった。

ナナ様は、私にとって創造主の一人なのだ。


「私は十分生きたの。それをイチくんは…もうっ!今度夢の中で殴りに言ってくるわね」


夢の中の創造主が、現実の創造主を殴りにいくと言っている。私は混乱してしまいそうだ、早く夢から目覚めたい。


「ちょっとまって、お願いがあるの」


「ナナ様の願いとあらば」


ナナ様の表情が柔らかなものから、真剣なものに変わる。もう夢から覚める時間が迫っている。


「今日出会った少年を、守ってほしい。少年の名前は…」


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