表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
0の神様  作者: うもう
0
4/28

神様と人間

-4-


こうして私は旅を始めた。生まれたばかりの私ではあるが、基本的な自分の体の性能はわかる。生物に必要な飲み食いや、睡眠が必要ないのだ。

取れるのであれば、とった方がいいようだが。


そんな私の思考は途中で止まった。

創造主とよく似た、二足歩行の生き物がいたからだ。


獣が人間を追って狩りをしているようだ。だんだん人間の走る速さが遅くなって。今にも狩られてしまいそうだった。


「助けに行かなければ」


私が救世主と初めて出会った時に似た。背筋が寒くなるような感覚を感じながら、走った。森の開けた場所では、人間が地面に座り込んでいた。人間は泣いていた。


「ごめん兄ちゃん。ぼくもここまでみたい。ぼくのこと見てくれなかったけど、最後にもう一度会いたかったよ」


その人間は、創造主を幼くした姿をしていた。

絶対に助けなくては。

私は獣と幼子の間に自身の身をすべりこませた。


「グルルルゥ…。クゥ〜ン」


「今ならまだ許してやる。この場は退け」


私は獣に低いを声で警告を出した。獣は野生の本能で、私を格上だと判断したらしい。その場を去っていった。


「大丈夫か幼子?うおっ!」


「兄ちゃん!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ