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神様と動揺


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「ジャックありがとう。ゼロのことを守ってくれて。おかげで私はゼロに出会えた」


「いいえ、ワタシこそありがとうございます。ゼロくんのあんな笑顔、久しく見ていませんでした」


数秒の柔らかな沈黙。突然現れた私に対して、ジャックは忌避感を覚えていないようだ。私はホッと息を吐いた。ゼロのこと大切に思っている人間に、私は嫌われたくない。


「あなたは生まれたばかりの、子羊のような人ですね。純粋にゼロくんのことを気遣っています。そんなあなたを、ワタシは嫌いにはなれませんよ」


「私はそんなにわかりやすいのか?ジャック」


「ええとっても。騙されてしまわないか心配です」


私は騙されやすいのか…。なんだか気分が落ち込んでしまいそうだ。私は地面に片膝をついてしまった。こんな姿、ゼロには見せられない、動揺しすぎて恥ずかしい。


「大丈夫ですよ。ワタシもゼロもついていますから」


「コホンっ。二人がいてくれるのなら安心だな。私は世間知らずなんだ。よろしく頼むよ」


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