表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

吟遊詩人の忘れ語り

-夐古の石版と召還されし雷霆鳥-

作者: -Sare-

 どうも。今年も終わりますね、前回同様人殺しの話を書いている筆者です。因みにクリスマスに百物語をしました。意外に呪われない物ですね。写真も取ったし、陰霖も降ったし、何度も振り返ったのに・・・。霊にすらボッチにされるとか本格的に病みそうです。予定だと幽霊達とパーティダンスと洒落込みたかったのに。ま、其は置いといて、今回は・・・誰か分かりましたか?

 雷霆鳥・・・其の儘です、サンダーバードさん。インディアン方面出身の子です。

 マニアックなのか有名所なのか良く分からないんですけれど、彼です。トーテムポールの天辺に居る鳥さんですね。全長5m程の驚霆を操る鷲の姿をした精霊です。旻の災害である驚霆を制するなんてかっこいいですね。流石インディアン、伝説も痺れます。

 そんな彼は獲物も驚霆で仕留める然うですけれど、さて彼の目に適う獲物とは一体・・・?

 (フル)大陸(タイリク)(ハシ)にてある部族(ブゾク)開拓者(カイタクシャ)一族(イチゾク)(アラソ)っていた

 (ヤリ)(ジュウ)(マジ)えての(アラソ)

 (イク)部族(ブゾク)(タク)みな鑓使(ヤリヅカ)いと(スグ)れた野性(ヤセイ)(カン)精霊(セイレイ)(チカラ)()りる(スベ)()ていても文明(ブンメイ)()には()()たなかった

 開拓者(カイタクシャ)技術(ギジュツ)(コロ)(タメ)(モノ)だった

 だが部族(ブゾク)技術(ギジュツ)自然(シゼン)()きる(タメ)(モノ)(ハジ)めから対等(タイトウ)ではなかったのだ


 次々(ツギツギ)()(ナガ)し、住処(スミカ)(ウバ)われ、部族(ブゾク)(サビ)しい荒野迄(コウヤマデ)()()られた

 其処(ソコ)真黔(マックロ)()()れた木々(キギ)がある(バカ)りの(ヒラ)けた荒野(コウヤ)で、中心(チュウシン)()()(オオ)きな()があった


 (ソレ)(イニシエ)精霊(セイレイ)住処(スミカ)

 此処(ココ)太古(タイコ)より(ツタ)わる石版(セキバン)(トオ)儀式(ギシキ)をすれば()精霊(セイレイ)()()()()つと()

 ()精霊(セイレイ)()雷霆鳥(サンダーバード)(コク)(ウン)()び、驚霆(カミナリ)(ツカサド)るとされる


 部族(ブゾク)(イニシエ)から(ツヅ)祝詞(ノリト)(トナ)え、(マイ)披露(ヒロウ)して一心(イッシン)(イノ)った

 ()()が、()(タタカ)いが最後(サイゴ)だと

 だから如何(ドウ)()()めて、()()()しいと


 十分(ジュウブン)()ぎる(ホド)(イノ)った部族(ブゾク)早速(サッソク)()って()開拓者(カイタクシャ)(タタカ)(ハジ)めた

 雷霆鳥(サンダーバード)()膝元(ヒザモト)(タタカ)えるならばと、華々(ハナバナ)しく()って()

 (シバラ)くし、最早(モハヤ)()(イクサ)開拓者(カイタクシャ)一方的(イッポウテキ)殺戮(さつりく)へと()わってしまった(コロ)突然(トツゼン)暗雲(アンウン)()()めた

 そして()大樹(タイジュ)悲鳴(ヒメイ)(ヨウ)(オト)(トドロ)かせ、(ミナ)(ミミ)(ツンザ)いて巨大(キョダイ)(ヒカリ)(ハシラ)()って()


 戦場(センジョウ)一瞬(イッシュン)(シズ)まり(カエ)り、人々(ヒトビト)固唾(カタズ)()んで(ソラ)()

 すると先程(サキホド)驚霆(カミナリ)(ヒラ)いた(コク)(ウン)(アナ)から巨大(キョダイ)(トリ)()()りた

 部族(ブゾク)()(タケ)り、開拓者(カイタクシャ)(フル)()がった

 だが(ミナ)一様(イチヨウ)雷霆鳥(サンダーバード)羽搏(ハバタ)くと無数(ムスウ)驚霆(カミナリ)()たれて絶命(ゼツメイ)した

「おやおや(シバラ)(ネム)っている(アイダ)(マタ)随分(ズイブン)害虫(ガイチュウ)()えた(モノ)だ。(ヒサ)()りに()こして(モラ)ったし、掃除(ソウジ)でもしようか。」


()(ママ)雷霆鳥(サンダーバード)()()って()

 ()()四日(ヨッカ)(ホド)雷霆鳥(サンダーバード)(トビ)(ツヅ)け、大陸(タイリク)(ジュウ)蔓延(ハビコ)っていた人々(ヒトビト)()()せたと()


 幾年(イクトセ)()ち、大陸(タイリク)一艘(イッソウ)(フネ)()()けられた

 (アラ)たな開拓者(カイタクシャ)見晴(ミハ)らしの()荒野(コウヤ)(オモム)

(コレ)歴史的(レキシテキ)遺物(イブツ)だ。早速(サッソク)解読(カイドク)しなくては。」

(ノコ)された(イニシエ)石版(セキバン)()学者(ガクシャ)(イロ)めく

 頭上(ズジョウ)()()める(コク)(ウン)()()(ハイ)り、一対(イッツイ)(ヒトミ)(シズ)かに見据(ミス)えていた(コト)()らずに


  -Fin-


 御免なさい、先ず謝らせて下さい。何か落ちの無い様な物語になりました。何か・・・違うんだよなぁ。ま、人死んだから良っか。(然う言う問題か。)何か大きい鳥が出る話って、国単位で人が滅びますね。たった5m程の鳥に出来るのか?其処はほら、ファンタジーで。驚霆の翼を持つとも、嘴と足しかないとも言われていますからね。其処は精霊さん要素で赦して下さい。人を滅ぼす精霊って珍しいですよね。

 さてと、御次は一応一区切り。又鳥ですけれど、人魚系な鳥です。割と色んな所で出てるからマイナーではない筈。

 では良い物語を。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ