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小鳥遊さんの周りには僕と小鳥遊さん、妖怪しかいません  作者: 小鳥遊 林檎
小鳥遊さんと僕とメリーさん
2/2

メリーさんと小鳥遊さん1

今日は、良い天気だと思う。


そんな気持ちの良い日に僕は、小鳥遊さんと僕の友人の親鸞(しんら)の三人で買い物に来ていた。


親鸞は男子バスケ部でPG(ポイントガード)をやっているのだが、頭が以上に悪い。

因みに、親鸞は小鳥遊さんに恋愛感情を抱いているが、彼女はガン無視している


「小鳥遊さん!コレは!?」


「冬夜君、コレとかはどうかな?」


「…コレならコッチの方が良いと思う」


可哀想な事に、親鸞は相手にする気が無いらしく華麗にスルーされていた。


因みに、コレも彼女の欠点なのだろう、彼女の選ぶ服のセンスがとあるアニメのキャラクターよりも酷い。


「どれぐらい酷いの?」ときかれる時があるが、『漢』と書かれたTシャツ等を平気で着る人だから、ファッションセンスが皆無に近いのが分かるであろう。


因みに、何時も出かけたりする時の服は小鳥遊のお母さんが選んだ服を着てきてるから可笑しくない。


「おい、真面目にあんな感じなのか!?小鳥遊さん!」


「…おう、親鸞…諦めとけ」


小声で、彼女に聞こえない様にして話していると、一瞬だったと思うけど何と無くぞっとしてきて彼女の方を見ると…


「ごめん、親鸞…ちょいっと小鳥遊さんが体調悪いらしいから、送るわ」


「お、おう、分かったわ…小鳥遊さん、お大事にね!」


親鸞と無理矢理別れて、彼女をショッピングモールから連れ出す。


理由は一目瞭然だった。


彼女の背後に、彼女が大切にしていた筈の羊の縫いぐるみの『メリー』が急に彼女の背後に現れたから、である。

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