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小鳥遊さんの周りには今日も僕と妖怪がいる。
私立雪ヶ丘高校に入学したばかりの僕、日向 冬夜には幼馴染みが居る。
名前は小鳥遊 小鳥さん、彼女は僕の人生の中で結構僕の頭の中にインプットされてる。
何故?と聞かれてしまうと沢山の理由があるから
としか答えられないくらい沢山理由があるのだ。
例えば、冴えないし平凡でごく普通の僕と幼馴染みには考えられないくらい小鳥遊さんは顔立ちが綺麗なのとか、
中学の時の学年のテストで上位に入るくらいに頭が良いところとか、色々と沢山あるからどれが一番の理由なのか分からない。
でも、そんな彼女にも弱点…と言うよりはコレは欠点なのだろうか、そんなものが彼女にはある。
「冬夜君、助けて!」
「またですか?小鳥遊さん」
彼女の欠点は、妖怪に取り付かれやすい体質で妖怪が見えてしまう程霊感が強過ぎる事。
それが僕、日向 冬夜の幼馴染みの小鳥遊 小鳥が抱えている悩みであり、人生の中でこの沢山関わりのある少女に振り回される毎日を日記に書き綴って行くのが僕の楽しみでもある。