2014年8月24日(日)・昼
8月24日13時前より、ざっと雨脚が強くなる。
そして13時20分過ぎには、太陽が顔を出した。
なんとも不思議な天気だ。
今朝8時10分には、私が住んでいる地域にも避難勧告が出ている。
昨日は、救援物資の梱包を行い、避難所に指定されている小学校へと足を運んだ。
救援物資として受付可能なものは「新品の物」。
日本で災害が起こるたびに話題に挙がるが、見るからに古びている衣類や、汚れた衣類を送ってはならない。
新品かつサイズ表記がわかりやすいように、梱包している袋にサイズを書いたタグ等をつけると仕分けやすいと思った。
女性の中には声に出して言いにくいが生活に必要なものとして、生理用品やサニタリーショーツも上げられる。
インナーに関してはサイズもある。
サイズが合わないブラジャーをつけて行動するのは、実に難しいものだ。
出来る限り、私の生活で無理のない範囲で救援物資をまとめて避難所へ持参した。
今回の豪雨災害について、全国的には「広島土砂災害」や「広島市北部の土砂災害」、地元新聞社では「8.20豪雨」という名称で呼ばれているようだ。
今日の昼12時30分より、地元テレビ局で今回の災害についての特番も放送された。
今日のボランティア活動は天候不良のため安佐北区・安佐南区共に終了しているそうだ。
テレビ番組では、多くの自衛隊員や消防隊員、警察官、地元消防団員の姿が映し出されていた。
今日は夫の出動がなかったため、家で2人画面に見入る。
集中豪雨後、痛感したことがある。
人と人との繋がりだ。
現在は携帯電話やスマートフォンで、簡単に人と連絡をとることが出来る。
8月20日から、学生時代の友人や親族、社会人になって知り合った方達など、多方面から「大丈夫?」とメールを頂いた。
学生時代の友人の中には、安佐北区・安佐南区で生まれ育った方も多い。
お互いの無事だったことを喜びつつ、短い文章で「また困ったときには連絡しよう。」と文末に綴る。
社会人になり、仕事先で仲良くなった先輩達からも心配するメールを頂いた。
こうして、人と人との繋がりを実感した。
私はスマートフォンユーザーでありながら、LINEはインストールしていない。
必要性を感じないからだ。
いわゆるSNS全般もやっていない。
連絡手段は携帯電話もしくはPCメールのみとなる。
そのため、「あの子は大丈夫だろうか?」という心配する声が上がっていたようだ。
SNSの煩わしさが苦手でこれまでは手を出していなかったが、今回の災害をきっかけに、何かアカウントを登録しようかと検討している。
仕事上、取引先は大阪と東京が多く、県外の方達からも同様に心配する声が。
本当にありがたいばかりだ。
私が初めて就職した企業は、「人と人との繋がりを大事に」という教育が徹底されていた。
当時の社長、現在の会長の理念だろう。
もう90歳近く高齢な会長。
社会人になりたての頃は、当時の社長が怖かった。
が、壮絶な半生を過ごしている会長の言葉の意味を、今回の災害で改めて痛感した。
「人と人との繋がりを大事に。」
助けを求めている人に、手を差し伸べるのも人だから。
今の安佐北区は、曇り時々雨。たまに太陽が顔を出す。
どうか、もう雨は降らないでほしいと願うばかりだ。