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最強スケルトンに恋をした ~嫁達が強すぎて魔王認定されました~  作者: HK技研
最強スケルトン出会い

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戦闘メイド再び

あの後、5本の刀を修復することになった。

今回売りに出すのは3本だけで、あとは保管するらしい。

公に売るのは3本で残りは裏で売る気なんだろうな。


いっぺんに売ると安くなるらしい。

希少価値を喜ぶ人間がいるということだ。


特に美術品はその辺りの加減が必要だそうだ。

人が持っていないのもを高値でも欲しい。それはわかる。


買ったことを自慢できないのに、買う人もいるというのが謎だ。

本物のコレクターはそうなのかもしれないな。


ドンケンの方も同じようで、もう売る人間は決まっているようだ。

みんな商売が上手いな。仕事で遊んでしまう自分とは違う。


「君のような人間がいないと、面白いものも生まれないのだよ」


慰めてるのか褒めてるのかわからんが、まぁ言われなくともこのまま行く。

その性格だから大金を注ぎ込んでワンド買ったのだし。

後悔はしてない。



商売人たちが商談の段取りで盛り上がっている間――こっちの二人は、新しい武器に夢中だった。


レンは無言で素振りを繰り返している。

……いや、素振りかと思えば、さっき鎧が勝手に裂けていた。

それ以来、ちょっと近寄りづらい。もちろんレンの腕は信頼してる。

でも、冗談抜きで腕が落ちそうだ。


ルナも合流し、ドンケンの作ったショートソードで試し斬りをしている。

モナの刀に似せて重みを増した造りらしい。

ただ、その分だけ連撃には向かず、少し苦戦しているようだった。


こないだのダンジョン以来、ルナは何かと悩んでいる。

あのときはフィーナの暴走もあって、頭を抱えていた。

まぁ仕方ない。あれは規格外だ。レンとモナも含めて、あの三人は例外すぎる。


飛び抜けてるのはレンだけど、モナも充分におかしい。

基準が狂うのも無理はない。


実演の催しは、後日やることになった。

数人の貴族を呼ぶ予定らしく、当日の衣装はセラが用意するという。


「……あまり変なのはよせよ」

「誰に言ってるんだい。私はこういうことには真面目だよ」

「真面目に変なのを選びそうで怖いの」


 後ろでルナも静かにうなずいている。 

 ――大丈夫か、俺たちの雇い主。



当日。やはりというか、案の定というか――

ルナは、あの胸元が大きく開いたメイド服を着せられていた。

しかも、もう一着。サイズからして、モナ用だ。


ルナがゲンナリした表情をしている。

どうやら抗議は済ませたようだが、セラは聞く耳を持たなかったらしい。


お疲れ様、ルナ。……君も実演、決定だな。


どうやら今回のコンセプトは“戦闘メイド”らしい。

けしからん。だが、セラなりの営業戦略なのだろう。諦めろ。


正直、俺も見たい。


モナはというと、なんとも言えない顔をしている。

複雑なのか、諦めなのか、判断がつかない。


一方のレンは、いつも通りのブラウスにコルセット姿、そしてスカート。

反った刀もよく似合っている。

セラも、そこは変える気がなかったようだ。


メイド二人を引き連れた、お嬢様――

そんな風に見えなくもない。


挿絵(By みてみん)

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