ずっとこのまま永遠に3
2の続きです。書いててたのしかったなぁ、雪が降ります。
下校時刻。おととしから不審者がどうのこうので下校の時も学年で帰ったり、班で帰らなきゃいけない。でもちょっとラッキーだ。だって幼馴染四人組は家も近いし、低学年もいない、一緒に帰れるから。
ちょうど公園を過ぎた所で列がぐしゃぐしゃになり家に着く人もいる。四人だけで居られる時間は驚くほど少ない。でも楽しい。
しゅ「あのなぁ!!!ひでの好きな人なぁ!!!」
ひ「しゅうちゃんの好きな人は!!!!」
こうやって、冗談を言ったりしていっつも私達がマジで!とかみんなに言ったろ!とか言うんだ。
ひ「しゅうちゃんの好きな人は!!英子やで!!!」
こう言われても動じない。冗談だし期待なんてしない。ありえないもん。
しゅ「ひでの好きな人は実柚やで!!!」
み「うわっ、絶対嫌や!」
英「ははは、もしかしたら本当かもよ!!」
み「えぇ!!ナイナイ!!」
とか言って6間でみぃちゃんが塾じゃない日は好き。
その時空から真っ白なものが落ちてきた。
英「あ!これって雪かな(・o・)」
み「ほんとだ!!明日積もるかな?」
ひ「つもるんちゃう?ニュースでやっとたし。」
英「やったぁ!!明日楽しみ♪」
今は2月の終わり頃。今年は雪がまだこのへんではそんなに積もってない。
しゅ「ひで、じゃあな。」
ひ「しゅうちゃんバイバイ」
み「英子ちゃんバイバイ!」
英「うん!バイバイ」
私はしゅうちゃんとみぃちゃんの家にはさまれているので玄関まで一緒だ。
明日、雪降るといいな。
そう聞こえた気がする。しゅうちゃんかな?心の声だったりして、と、笑ってると
しゅ「おまえのクラスって明日ランドセルで行くん?」
びびったぁ!!
英「明日レクばっかだし手さげでもいいと思う。しゅうちゃんとこは?」
しゅう「俺のクラスも一緒。」
英「そっか、 じゃあね♪」
しゅう「ん。」
そっけないけど話かけてくれたのがうれしかった。きっとしゅうちゃんも一人で居る時はなかなか行動できない奴だからこんだけの会話でも勇気出したんだろうな。一応私も女子だし。
(明日雪降るといいな――か、)