表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

エピローグ

 5月27日、火曜日。入学後初の定期試験が始まった。今までとは違う形式のテストなだけに新入生はほぼ全員緊張状態で臨んだ。翌日、緊迫した2日間の定期試験が無事終わった。


 「あずみぃ、やっと終わったよ~」

 教室でサンガンピュールが全ての力を出し切ったかの如く声を掛けた。

 「うん、やっと終わったね」

 あずみが優しく答えた。そこへ、

 「うちは大丈夫っしょ!」

 横から美嘉が乱入した。求められてもいないのに感想を言ってきた。またそこへ、

 「国語の問題、少し簡単だったかな・・・」

 春も会話に入ってきた。傍から見ても4人組の友達グループという印象が強まった感じだ。あずみはいわゆる「コミュ力お化け」で、1組はもちろん他のクラスにも友達がたくさんいる。だがサンガンピュールはまだまだこれからだ。


 人間は一人だけでは生きていけない。多くの人々の支えがあって、今の自分がある。サンガンピュールが土浦の人たちに受け入れられるかは、彼女の努力次第だ。

 皆さん、最後までご覧いただきましてありがとうございます。

 今回のお話では自伝の要素が入っています。複雑な問題を表面的にしか見ることができない。他人を見た目で判断してしまう。支えてくれる人に対しての感謝がない。現実世界で陥ってしまうことが多いこれらの視点に、彼女がどう向き合うかを重視して書きました。

 今回までは無名の犯罪者がポツポツと出てくるような流れでしたが、次回以降から大掛かりな組織が登場する予定です。果たしてそういった巨悪にサンガンピュールはどう立ち向かうのか!?どうぞお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ