表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/16

  ━━昔々、あるところに永遠の愛を誓った王子様とお姫様がいました。

 二人はたいそう、幸せな毎日を過ごしていました。


 しかし、ある日のことです。新婚旅行がてらにと、船旅をしていた二人に危機が訪れました。

 そう、彼らが乗っていた船が沈没してしまったのです。

 心残りのある王子様はお姫様に、ある魔法をかけました。

 その名も、


 ♂♀キス


 すると、お姫様は煌めく光を放ちこう言われたそうです。


 『私は、大丈夫です。あなただけでも生き延びてください』

 『だめだ!』

 『私のことを、永遠に忘れないでください』

 『ァァアァア!』

 

 こうして王子様は、お姫様の魔法によって、次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法(ワープ)され、生き延びました。

 お姫様は王子様を助けた時にこう予言したそうです。


 『一時の黄昏れの魔法、永遠の誓いを忘却せむ

 あはれを交わす二人が出会ふとき、()は嘆き給う

 近き古き乙女の別れに』


 助けられた王子様は、とある神殿に予言を書いた石碑を立てました。

 海の底に沈んだはずのお姫様の死体は今も見つかっていません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ