第3話 現状把握は必要ですpart2
初めの方なのでしばらくシリアスが続きますが、コメディーもいれる予定です。
美少女に連れられた大きな部屋で、俺達はこの異世界へと召還された理由を聞いた。
数十年程前に『邪神』と呼ばれる存在が現れ、魔族・魔物を使い世界を我が物にしようとしているらしい。
エルフ・ドワーフといったファンタジーには有名な存在もそちら側に属しているとか。
今現在この世界のこの大陸には、5つの小国と3つの大国、そして帝国がある。
今俺達がいる国は帝国『アルサイズ』である。
その国々のうち、3つの小国と1つの大国は既に魔族側な占領されているらしい。
そして戦い続けているのだが、戦略は日を追う事に減っていく一方。
つい先日も大国が1つ落とされたらしい。
これはいけないと、かつて魔王を倒したといわれれている勇者を召還しようとなり、今回の勇者召還が行われたらしい。
因みに説明してくれている美少女は、この帝国『アルサイズ』のお姫様であり、俺達を召還したメンバーの中心人物であると言っていた。
さて、話が一段落し今は小休憩。この後は質問タイムである。
まぁ正直この話。アバウト過ぎると思う。
確かに、自分達が危機に瀕している以上、藁にもすがる思いで勇者召還に踏みいったのはわかる。
だが、これだけの人数を召還するとなれば、″召還する為に必要だったもの″はすぐに集まるものだろうか。
予想の範囲ではあるが、魔力量に関してはあの時見えた水晶に溜めており、魔力とそのコントロールは白と黒のローブ集団だろう。
そして大国が落ちる以前より、勇者召還の計画事態はあったのだろうと考えられる。
では、この勇者召還が帝国のみで行われた理由は何だ。
何故、異種族が全て敵となっている。何故初めから『人間』の敵となっているんだ。
何でこの国の連中は俺達が集団で召還されることをわかっていた?
仮に、過去の勇者召還も集団だったからだとしても俺達のような若い年齢層の者達が召還されれば、多少なりとも驚くと思う。しかし、あの時あの場にいた兵士達も魔法使いっぽい白と黒のローブ集団も驚いた様子を見せなかった。
勿論、お姫様も。
疑問は多くある。
聞かなければならないことが。
元勇者だった俺が皆を守る為に。
……とかっこつけてみるが、前にいた異世界ここじゃないから何がなんだかわからない。
しかも、勇者の力無い。
さらに言うなら、小説や漫画などに出てくる主人公のように頭の回転が良い訳でもないから参謀とか無理だし、腹黒く国を脅すことなど無理だ。
なんせ、以前異世界に召喚された時の帰宅方法が力技だったし。
ということで、クラスメート達の有望そうな奴に任せよう。
俺は問題を丸投げした。