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ジェットストリーム

作者: パンター

タイトルは有名なラジオ番組から。DJは今の大沢(仁)た◯およりも、やっぱり城達也の方がしっくり来ますね。

 あれほど大地を焼き、

 大気をかき乱し、

 そびえる積乱雲を生み出した太陽が地平線に消え、

 初夏を迎えようとするこの町に静寂と僅かな清涼感をもたらす闇がやって来た。

 今夜も夜風が心地良かった。

 もうすぐ本格的に夏がやってくるだろう。

 律儀な季節の使者は今年もこの町にやってきて、白い砂の浜辺に魅惑的な夏限定の妖精を誘うのだ。

 そこでは安っぽい言葉で即席に結びついた刹那的な恋人たちが夜な夜な偽りの愛を語り肉体を貪る。

 それもまた夏の暑さが見せる陽炎なのかもしれない。本当はそこには誰もいないのかもしれない。

 暑さのせいでふらつく頭が見た脳内幻影だとしても、仕方が無いことだと思う。

 夏になれば、心も体も内側から湧き上がる衝動にじっとしていられなくなるからだ。

 老若男女問わず、それは変わらない。

 その衝動が幻を見せるのだ。あって欲しい自身の姿と重ね合わせて。

 汗ばんで少しべたつく肌をした獣達が徘徊する夏の夜は危険なのだろか?それとも楽しいのだろうか?

 結果は「神のみぞ知る」だろう。だから恐れているだけでは何も出来ない。だが無謀は勇気ではない。

 あなたは、どうするのだろう?何をするのだろう?しないのだろう?



 まあ僕は、クーラーの効いた部屋でホラー映画を見ている方がいいけどね。

それにしても暑い。でなければ散文を書こうなどとは考えなかったであろう。

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