第三話 再認識
三話です。
何も後のこと考えてない小説です。
(一応は考えているんですよ・・・・?)
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いまだ少し血が滴る首筋に、クロウに投げてよこされた真っ白な包帯を巻く。すぐにまっかなしみがうかんできた。思いっきりかまれるとこうなるらしい。
「最悪だ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
初対面でかまれるなんて、あいつは犬か?それもしつけのなってない犬だ。しかもあれから何の会話もないなんて、俺ここにいる意味あるのか?別に仲良く話したいわけじゃないが、これだけ存在否定(これじゃあされてるも同然だよな・・?)されている今、俺ってなんでここにいるのか分からなくなる。大体人にけがさせといて、ごめんの『ご』の字もないとはどういうことだ!!
「・・・・・・・・・おい。」
「おいって呼ぶな。俺はおいってなまえじゃねー。」
「俺お前の名前しらねーし。俺名乗ったけど、お前名乗ってねーだろうが。」
「お前に名乗る名はねーし、ばーかばーか!くやしかったら、謝れこの野郎!!」
しばしの沈黙・・・・・・・・。
「じゃあ、おいでいいか。」
「謝る気ないのかい!!」
「お前に謝るつもりはねーよ、ちび。」
「ちびじゃねーし!身長十センチくらいしかちがわねーじゃん!」
「も、だろうが。だいたい165って女かよ?」
「なんで身長知ってんだよ!!」
「なんとなく勘。あってたんならいいだろうが。」
なんつー俺様主義なんだろうか。しゃべっててこれほどムカツクやつもいない。ああ・・・ムカツク。
なんでベットで本読みながら俺に悪口言うかわからない・・・・。って・・・。
「おいって呼んどいてなんなんだよ!?」
「ああ・・・・腰揉め。」
は? は? はい?
「な・・・・何言ってんだテメェ!!」
「暇そうにしてんなら、俺の役に立て。」
「いやだね!自分で揉んでろくそ野郎!だいたい、俺はここにいることでさえ嫌なんだよ!訳わからないうちにここに・・・お前に嫁げとか言われて、兄貴は勝手に見捨てるし、親なんかくそだ!それに・・・ここには来たくなんかなかったんだ!!」
ここにいると、あの人のことを思い出す。ずっとずっと好きだったあの人のことを、思い出してしまうから・・・。そういえば、クロウもどこかあの人に似ているのは・・・・なんでなんだろう・・・。あの人と同じ、黒い髪、黒い瞳。本読むときだけメガネかけてるクロウとは違い、あの人は常にかけていた。幼いころから知っていた、頼れる仲のいいあの人は、今どこにいるかわからない。セリアの長兄と同じように、この世界のどこかにいるはずなのだけれども・・・・。
「・・・・・・・ぶっ!?」
本が顔面に突撃した。
「何俺の顔見てんだよ、気味悪いな。」
「うっせ、ぶっさいくな顔だなって思ってただけだこの野郎!!」
「お前よりは整ってるだろうが。」
「大きなお世話だ!って、俺のほうが、整ってるし!」
「おい。」
「な・・・・なんだよ?」
「本返せ。」
「な・・・・お前が投げたんじゃねーかこの!!!」
力一杯投げつけたが、ベットの端にやっと届く形で乗っただけだった。にやっと得意げに笑ったあいつの顔を殴りたい。
「貧弱。」
「うっせばーか!」
俺やっぱりこいつのこと嫌いだ。
ぐだぐだ・・・
やっぱり真剣に話を最後まできめといたほうがいいかと思う今日この頃・・・




