58話ー【殺人事件の謎】首吊りの死体
ちょいとグロめな表現がありますので気をつけてくださいね!!
皆さんも推理を楽しんでください!!
男性警官が顎に手を当てて何かを考えた後に警察っぽいことを言うと、女性警官は満面の笑みで燥いだ。
そんな二人の警官に四人がホッとすると、女性警官は後ろで腕を組みながら顔を四人に近づけて話し出す。
「まぁ探偵さんですからね、探偵さんにはとっておきの情報を上げちゃいましょう!もう知っているとは思うっすけど、亡くなったのはここの豪邸の旦那さんっす。ここにはその旦那さんを含めて四人の人間が住んでるんすけど、何か遺体がビミョイんっすよねぇ。あっ、これがその写真なんすけど……」
不思議そうに顔を顰める女性警官と、苦虫を噛み潰したような顔をしている男性警官。
そこには解きえない謎に対する、それぞれの苦心が感じられる。
そして四人が見せられた写真には、縄で首を吊るされている中年男性が写っていたのだ。
それを見た四人は思った以上に本格的だったおどろおどろしい死体に、四人は一瞬ビクつくも数秒したら平然を取り戻した。
「いやー、コレえぐいね……?」
「ホントよ……これモザイク必須レベルだわ」
「GFO(※1)やってなかったらキツかったな……」
「あれ死体のグラフィックがリアルだけど、それでもここまで生々しく無いからね……」
「それでどうすっか、探偵さん?何か分かったっすか?」
「「「「んーーーー……」」」」
言うも恐ろしいリアリティ溢れる死体に目が行っていた四人が写真全体を見ると、死体以外の発見を幾つかした。
それは……部屋の窓が閉まっていること、部屋が綺麗だということ、本棚があり本が沢山あること、机の上にはパソコンがあること。
そして……死体の頭が膨張しており顔が赤黒くなっているということと、死体の首は伸びて黒くなっているということだ。
「なぁ……これ、やっぱり自殺っぽいよな?密室で首を吊って死んでいるし、部屋が綺麗だから争った形跡もない。マジで、絵に書いた様な自殺現場って感じ」
「そうだね。しかもさ……この死体の状態的に、ちゃんと鬱血っぽいから尚更自殺っぽい」
「樹、鬱血って何かしら?」
「簡単に言うと、血流が停滞すること。そしてその状態が長時間続くと……」
「続くと……?」
「低酸素症によって細胞が萎縮したり壊死して、死ぬ」
死体の顔が赤黒くなって膨張していることから樹は、縄によって血流が停滞した状態である鬱血の可能性を四人に提示した。
しかしそれを聴いた警官二人は、徐ろに話し出す。
「これ、おかしいっすよねぇ……先輩?」
「そうだよなぁ……おかしいよなぁ……」
「「「「えっ?」」」」
「だって……死斑(※2)が縊死(※3)によくある紫色ではなく、中毒性を示す赤色だったっすからね」
―――
※1ーGFO
▶︎一話冒頭に四人がやっていたゲーム
※2ー死斑
▶︎死体に現れる死後変化。死亡推定時刻や死因に役立つ
※3ー縊死
▶︎首を括って死ぬことで、主な死因は血流途絶だ。
⚠︎首吊り自殺するときは糞尿が漏れる
【死体の状態】
〇縄に首を吊られた状態
〇頭が膨張しており、顔が赤黒くなっている
〇首が伸びて黒くなってる
〇死斑が中毒性を示す赤色
【写真から見た現場】
〇部屋の窓が閉まっており密室状態
〇争った形跡もなく部屋は綺麗だ
〇パソコンと本が入っている本棚がある
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