第一回闘技大会 開催
今日はいよいよ闘技大会の開催日だ。参加人数が多いので大会は三日かけて行われる。
会場内では参加時点のステータスと装備品が自動的に適用されるので、参加者は会場に向かう前に装備を整えていなくてはならない。
「準備できたー?」
「できたー!」
マリのテンションが珍しいほどに上がっている。このイベントのために入念に準備をしていたので期待が高まっているのだろう。
メンバーのステータスを確認すると職業や装備が以前よりもランクアップしている。残念なのはユキのレベルを30に上げるのは流石に間に合わなかった事だが、一桁だったレベルが26まで上がったのだからかなり頑張ったようだ。
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【コーエン】Lv.38
種族:人間
職業:中級錬金術師・中級斥候
筋力:21
防御:21
魔力:13
精神:23
速度:52(+18)
技術:73(+14)
〈スキル〉
錬成Lv.5
隠密Lv.5
投擲Lv.5
採取Lv.4
薬品鑑定Lv.4
植物知識Lv.3
鉱物知識Lv.3
短剣Lv.3
採掘Lv.2
消耗品効果上昇Lv.2
拷問Lv.1
魔力視Lv.1
〈装備〉
・魔鉱のアイスピック(重量3)
・鑑定のモノクル(重量1、鑑定付与)
・魔糸の白衣(重量2、技術+10)
・絹のシャツ(重量1、技術+2)
・魔毛のカマーベスト(重量1、技術+2)
・魔毛のスラックス(重量2、速度+8)
・魔革のボディバッグ(重量4、容量25)
・革のホルスター(重量2、投擲物収納10)
・革の薬品ホルダー(重量2、薬品収納10)
・魔革のカントリーブーツ(重量2、速度+10)
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【ケイ】Lv.50
種族:人間
職業:上級吟遊詩人・中級魔法使い
筋力:24
防御:17
魔力:38 (+25)
精神:20 (+5)
速度:15 (+5)
技術:36 (+39)
〈スキル〉
演奏Lv.8
風魔法Lv.7
火魔法Lv.6
魔法適性Lv.5
聴覚強化Lv.5
音耐性Lv.5
音魔法Lv.4
歌唱Lv.4
隠密Lv.4
毒耐性Lv.3
魅了耐性Lv.3
看破Lv.3
魔力視Lv.2
気絶耐性Lv.2
睡眠耐性Lv.2
石化耐性Lv.1
拷問Lv.1
〈装備〉
・魔木のバイオリン(重量3、魔力+15)
・魔革の楽器ケース(重量2、楽器収納2)
・魔鉱の短剣(重量2、魔力+10)
・魔革の帯剣ベルト(重量1、精神+5)
・魔糸の中折れ帽(重量2、動体視力上昇)
・魔糸のベスト(重量2、技術+10)
・魔糸のクロスタイ(重量1、技術+2)
・絹のシャツ(重量1、技術+2)
・魔糸のスラックス(重量2、技術+10)
・魔革の収納カフス(重量3、容量20)
・魔鉱の指輪(重量2、魔力+10)
・銀のブローチ(重量1、魔力+5)
・魔革の靴(重量2、速度+5)
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【マリオン】Lv.30
種族:ドワーフ
職業:中級農家・大楯使い
筋力:31
防御:47(+42)
魔力:8
精神:47(+32)
速度:8(+5)
技術:20
〈スキル〉
テイムLv.4
牧畜Lv.4
盾Lv.3
身体強化Lv.3
採取Lv.2
大楯Lv.2
薬品鑑定Lv.1
植物知識Lv.1
鉱物知識Lv.1
ノックバック耐性Lv.1
忠誠Lv.1
鍛治Lv.1
拷問Lv.1
魔力視Lv.1
〈装備〉
・魔鉱の大楯(重量10、防御+42)
・魔糸のフードポンチョ(重量3、精神+6)
・ガスマスク(重量3、動体視力上昇)
・魔糸のツナギ(重量5、精神+18)
・魔革のガントレット(重量3、精神+8)
・魔革のガロンリュック(重量4、容量25)
・革の薬品ホルダー(重量1、薬品収納5)
・魔革のコンバットブーツ(重量2、速度+5)
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【ユクテスワ】Lv.26
種族:人間
職業:異端審問官・戦士
筋力:22(+8)
防御:21(+2)
魔力:49(+10)
精神:32(+12)
速度:15(+5)
技術:21
〈スキル〉
回復魔法Lv.4
光魔法Lv.3
浄化Lv.2
身体強化Lv.2
拳Lv.2
拷問Lv.2
〈装備〉
・木の杖(重量3、MP消費低下)
・革の杖ホルダー(重量1、杖収納1)
・絹のツイリースカーフ(重量1、魔力+2)
・魔糸のケープ(重量3、精神+12)
・魔革の手袋(重量3、筋力+8)
・信徒の服(重量1、防御+2)
・魔毛のスラックス(重量2、魔力+8)
・魔革のボディバッグ(重量4、容量25)
・革の薬品ホルダー(重量1、薬品収納5)
・魔革の靴(重量2、速度+5)
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【リーダー】Lv.30
種族:出血ネズミ
筋力:28
防御:12(+4)
魔力:8
精神:13
速度:24
技術:8
〈スキル〉
出血毒Lv.3
隠密Lv.1
〈装備〉
・魔糸のリボン 防御+4(重量1)
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収納アイテムはホルダーやホルスター以外持ち込めないので置いていくことになるので、代わりに【忍耐の指輪】という使い切りの防御アイテムを装備する。
この装備は一度だけ攻撃を無効化してくれるのだが、最初の一撃しか防げない上に使用後は壊れてしまうため使い勝手が悪くフィールドには向いていない。しかし大会では初見殺しを防いでくれる可能性があるので装備する事にしたのだ。
開催場所である王都の闘技場へ入ると、すぐに受付に通された。このゲームの混雑しない仕様はストレスフリーで本当に助かる。
受付の前に立つとウィンドウがポップしたので、さくっと参加登録を済ませる。参加部門は僕が31〜40のソロ、ケイが41〜50のソロ、マリとユキとリーダーが1〜30のペアだ。
受付は既に開始しているが、実際に予選が始まるまであと二時間以上あるのでその間掲示板を見たり闘技場周辺の店をぶらぶらしたりして時間を潰す。
《闘技大会開始まであと30分です。参加者の皆様は受付での参加登録を忘れずに行ってください》
開始時刻が近づいてきたので持ち物や設定の最終確認を行い闘技場の中へと入ると、案内係のNPCの指示に従って通路を抜け、選手用の待機室へと通される。
待機室はログアウト用のベッドの他に、椅子やソファー、テーブルなど、豪華では無いが落ち着いた内装で寛げるようになっていた。ただ一つ気になったのは、右側の壁に横長の大きな鏡が嵌め込まれている事である。
「ドキドキするねー」
椅子に座ったユキが落ち着かない様子で足をぱたぱたさせ、マリはそれを微笑ましそうに眺めている。実際にはマリの方が年上なのだが、大きい男性を小さい子が見守っている構図になっているのが面白い。
《闘技大会開始まであと10分です。参加者の皆様は会場にお集まりください》
ケイは飽きてきたのかソファーで横になっていたし、マリも腕と脚を組み椅子の背に体重を預けていたが、二人ともアナウンスを聞いて目を開ける。僕達は30分前から会場入りしているが、このアナウンスでギリギリに駆け込む人もきっと居るのだろうな。
「これって此処に居ていいのかな」
「特に何も指示されてないから大丈夫じゃない?」
大会前には集まって開会式をするのかとイメージしていたのだが、このまま待機していて大丈夫なのだろうかと少し不安になっていると、壁に嵌め込まれた鏡が闘技場の映像を映し始めた。
『お待たせいたしました、これより第一回闘技大会を開催します!』
闘技場の中心に立った司会らしき男性がイベントの開始を告げる。
この鏡はテレビのような役割だったのか。恐らく魔道具だと思うが、将来的にはプレイヤーでもこういったアイテムを作れるのかも知れないな。
そんな事を考えている間にも司会の話は続いていたが、大体は事前告知にあった通りのルール説明だったので聞き流す。
『最後に、予選では複数の特別フィールドに別れてバトルロイヤル方式で戦っていただきます。制限時間は一時間、各フィールド毎にキル数の多かった上位10チームが本戦への出場資格を得ますが、三回キルされたら失格となりますのでご注意ください』
ふーん成程ね……なんて呑気な事を言っていられたのはそこまでだ。司会の男がカウントダウンを開始したので全員慌てて立ち上がる。
『ではバトルスタートです!』




