星がくれたもの
夜空に浮かぶあの星を
手に入れることができたなら
僕はきっと明日を捨てて
光の中で眠るのだろう
誰も知らない場所へ
足を踏み入れて
誰も知らない物語に
一人で酔いしれる
そんな夢ばかり見ていたら
いつのまにか君を見失っていた
夜空に浮かぶあの星に
もう一度だけ願うことができたなら
僕はきっと明日を選んで
暗闇の中で生きるのだろう
「……星は遠くにあるから綺麗なの」
君の言った言葉が
いつまでも耳に残って
僕から離れない
あんなに憧れていたあの星も
今は涙のせいで何も見えないや