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妄想物語の終わり〜お姫様になりたがった少女〜
今回からしばらく東海林芽以視点の予定です。
どのキャラか覚えていらっしゃいますか?
「…こうして、お姫さまは王子さまと結婚し、幸せに暮らしましたとさ。おしまい」
「おーじさまかっこいいー!」
「えぇ、そうね。きっと、芽以にもいつか王子様が…」
「うん! めい、おひまさまになる! めいはおひめさまになって、おーじさまとけっこんするの!」
そう。それは、女の子が抱くごく一般的な願い。母親も、私のその言葉を微笑ましく聞いていた。
幼い頃、私は母親に絵本を読んでもらった。その絵本に登場した王子様に、私は心酔した。
あのときから、私は誰か自分の王子様を見つけて、その人のお嫁さんになると決めた。
私の王子様は、私が小学三年生だった時に現れることになる。
だけど、当時の私は想像もしなかった。
その人が文字通りの「王子様」ではなく、「王子様のようにかっこいい女の子」だということに。
どうも、壊れ始めたラジオです。
内容はほとんど〜王子様になりたがった少女〜のコピペです。
それでは。