第零話:シーン2
GM「では、お次、アリアの導入行くね」
アリアは、この国の現王、ラーヴァ・アインスタインに呼び出されて謁見の間に来ていた。
アリア「何か、ご用でしょうか」
ラーヴァ「君には、特別な任務についてほしい。今この国には異界の巫女がいる事を知っているか?」
GM「という訳で、ここで初判定!」
C「判定?」
GM「攻撃が当たったとか、そういう時に判定するんだ。今回は『異界の巫女』について知っていたかどうかの判定だね、聞いたことがある程度だとは思うけど」
アリア「で、何で判定だ?知識系は、なんか違う気がするんだが」
GM「そうだね、専門知識判定かな。特に指定はないけど、君たち全員専門知識は持ってなかったよね?」
ローイン「そうですね」
GM「じゃあ、二つ六面ダイスを振って、そこに能力値を足す。今回は、専門知識の欄が知力の下にあるから、能力値は知力だね」
アリア「俺、知力能力値2しかないんだけど……」
GM「難易度は10だよー」
コロコロ
2D6+2 → 11 成功!
アリア「よっしゃ!」
ローイン「おめでとう」
GM「では、アリアはうっすらと聞いたことがある。『異界の巫女』とは、異世界から呼び出された存在なのだと」
アリア「じゃあ、投影体か。これがCのキャラか」
GM「こら、メタ発言!」
ローイン(否定はしないんだ……)
アリア「聞いたことはあります。異世界の存在だとか」
ラーヴァ「そうなのだよ!私も最近まで知らなかったが、巫女には混沌の濃度を変えられる特殊な存在のようだ。そんな巫女を狙う輩がいるかもしれない。守る役目を君に与えようと思う。どうかね、光栄な事だと思わないかね」
アリア「ちょっとめんどくさいけど、ちゃんと答えておこう。もちろんお受けいたします」
GM「最初はPL発言だよね?」
アリア「じゃなきゃ殺されます」
GM「だよねー。じゃあ、ラーヴァはこう続けるよ」
ラーヴァ「そうか、おい、そこの護衛!この者を、塔に案内せよ!」
GM「ここで、シーンが切れるんだけど……謁見の間を出るときにもう一回判定しようか」
アリア「?おう」
GM「判定は知覚判定。難易度は12だよ」
コロコロ
2D6+3 → 9 失敗…
アリア「あちゃー、失敗したか」
GM「じゃあ、アリアは特に何事にも気づくことなく、謁見の間を後にした……というところでほんとにシーンエンド!」