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険悪な雰囲気ってこういうこと?

 

 泣きたい気分だ。というよりも泣きながら怒りたい気分だ。大声を張り上げて涙を流しながら意味分かんない事を口走って爆発したい気分だ。


 結論:気分は最悪。



 それもこれも全て水無瀬のせいだ。言うまでもないかもしれないけど水無瀬のせいだ。というか元々あたしがこんなにも精神不安定になりはじめたのも水無瀬のせいなんだよ。

 しかも一回にとどまらず二回も、き、キ...KI........木.....。


 だめだ。言ってしまったらまた爆発する気がする。

 落ち着いて深呼吸しよう。

 すー、はー。すー、はー。すー



「落ち着けるかボケええええええ!!」

「あげぇえ!?」



 ちゃぶ台をひっくり返す勢いで立ち上がると、稔が驚いて奇声をあげた。

 現在午後五時。学校の校舎。ってか教室。陸上部である稔のことを待つために教室に居座っていた所、何かを取りに戻って来たらしい稔にあたしの独り言|(ってか一人叫び)を聞かれた。

 机の中の紙切れを取り出しながら稔は目を丸めてあたしを見ていた。


 コホンッ、と咳払いをしてから書いていたノートに視線を戻した。じっと稔があたしを見つめている。



「....彩那さぁ...」

「え?」

「なんだか最近、ぶっ壊れること多くなってない?」

「.........」



 え、何その超失礼な発言。確かに最近壊れてるかもしれないけどだからってそんな単刀直入に聞くか? なんていうの。プライバシーっていうか気遣いっていうのが一切ないよね。

しかもあたしにたいしてだけ。そういう性格だから分かるといえば分かるけど。



「ストレスが溜まってんの」

「...何からの?」

「.....んー....人生?」

「おもっ!!」



 人生っていうか、なんていうの? 精神不安定=人生全て嫌だ。みたいな感じになんねぇ?

 とブツブツ言うと、稔が眉を上げた。



「...あんた相当病んでるね」

「そうだね。そうかもねー」

「..........」

「稔は部活戻っていいよ。あたしはここで勉強してるから」

「....あのさ、」

「ん?」

「変な気とか起こさないでね」

「約束はできない」

「おいぃい!!」

「冗談。そんなことしないから」

「今の声音で冗談とか言われてもおもしろくないから!!」



 そこまで病んでないっての。そもそも病んでないし。ってか病んでるように見えるなら多分この短期間だけだろうし。

 ってかこんな状態でも理由を聞いてこない稔には心底感謝する。人には人のプライバシーがあるってちゃんと気遣いできる子だからいいんだよね。いや、気遣いとはまた全然違う部類かな。どっちかっていうと人の問題に首突っ込んで面倒ごとになったら嫌だからっていう理由だね。

 稔すぎる理由で逆に安心するよ。


 カリカリとノートにシャーペンを滑らせると、稔が心配げにあたしを見つめてから教室を後にする。さっきの紙切れは多分記録を書き込むための紙だからそろそろ部活が終わるってことかな。


 ふぅ、と勉強に一段落つけてから、気分転換に校庭に視線を移した。今の時間帯で部活をやっているのは陸上部だけだ。ああ見えても稔は三番目に足の速い女子で、陸上部の中ではまだ二年生なのにと大いに期待されている。

 かっこいいねぇ。


 そこでふと小さく歓声が上がったのを聞いて、その方向に視線を移した。

 それからひくっと口元が引きつった。


 陸上部の部員達に背中を叩かれて、丁度走り終わっていた水無瀬は荒く息をしながらも爽やかな笑顔を浮かべていた。

 ああその爽やかな笑顔をぶん殴ってやりたい。

 ....そういえば水無瀬は陸上部のエースだったんだっけ。二年生のくせに。

 嫌いであるあたしでもかっこいいと認めるあの顔に超頭もいい。おまけに運動神経も抜群ってどういうことなの。神様、不公平すぎるでしょさすがに。


 そのままじとーっと水無瀬の方向に視線を向けていると、全員から離れた水無瀬がふとこちらを見上げた。まるであたしがそこにいることを分かっていたかのようだ。

 そこで窓から顔を覗かせているあたしを見つけて、見事に視線が合った。綺麗な瞳と目が合って思わずうっと息が詰まった。水無瀬も目を見開いたが、あたしから目を逸らしはしなかった。まるで水無瀬もあたしと同じ様に息を詰まらせているかのように見えた。

 ってまあそんなことはないと思うけど。そもそもなぜあたしを見て目を詰まらせるのかも分からんし。


 しばらくそのまま見つめ合ってから先程のことを思い出してあたしはふいっと稔の方に視線を滑らせた。水無瀬のことを見ないようにしていたけれど、まだ見られている気がしてどうも落ち着かない気分だった。












 あたしと水無瀬の間が険悪な雰囲気になっているのに一番に気づいたのは稔だった。さすがといえばさすがかな。ってか昨日の掃除から帰って来た時からあたしの気分が最悪だったのには気づいてるっぽかったけど。

 日頃から特に水無瀬と良く話してるわけでも仲がいいわけでもないのにあたし達の雰囲気がよくないのに気づけたのはやっぱりさすがだ。以外と洞察力に優れている稔にはいつもながらも賞賛するよ。



「何かあったの?」



 水無瀬と一切話さなくなってから三日が過ぎた頃、稔が聞いてきた。あたし自身もそろそろ来るだろうなと構えてはいたからとくに驚いたりはしなかったけど、それでも気づけた稔には驚いた。



「何か、って何が?」

「いやぁ、私の気のせいかもしれないんだけど、なんだかあんたと水無瀬君の間に嫌な雰囲気が漂ってる気がするんだよね。違う?」

「.....いや、別に....そういうわけでは...」



 理由自体は多分聞いてこないとは思うんだけど、だからと言ってはっきり告げるのもなんとなく気が引けた。

 とはいったものの口籠ってしまったあたしに対して稔が眉を上げた。だけどあたしの気持ちを察してか稔はふーん、と興味無さげに呟いた。

 こういう時に親友が稔でよかったと思う。洞察力がいいっていうのもちゃんと分かってくれるからいいし。これが美里ちゃんとかだったら困る。なぜかって? 美里ちゃんは絶対に理由を知りたがるだろうから。水無瀬のことが好きとか嫌いとかは抜きにして、いろいろ知りたい子なんだよね。



「でも嫌な雰囲気って....何がどうなってその結論にたどり着いたのよ」

「え? いや、なんか最近まで二人とも仲よさげな感じだったんだけど—」

「...仲よさげ?」

「あ、いや! だからその、お互いの領域に干渉しないけど、干渉して欲しくないことをお互い分かってる様な?」

「..........」

「なんていうの。理解しあってるみたいな?」

「...............」

「そ、それが最近なんていうか干渉できるけど絶対しねぇもう関わらねぇみたいな雰囲気に、な、ってる、気、が....」



 無言になってただ稔を見つめるあたしに稔の声がだんだん小さくなって行く。

 いや、あたしとしてはその観察力にびっくりだよ。あんた本当はあたしと水無瀬の間に何があったのかとか密かに知ってたりするんじゃないでしょうね。


 何も言わないあたしに稔は眉を上げたまましばらく見つめてたけど、あたしが何かをいう気配がないからか稔は諦めた様な溜息をついてから席についた。



 ふと顔を上げると、丁度教室に入って来た水無瀬と見事に視線が合って瞬時に顔をしかめた。そんなあたしの表情を水無瀬はバカにしたような視線を向けてからふんっ、と鼻で笑った。

 .....あいつ、人の事をバカにする度に鼻で笑いやがるよな。


 ふんっ、とあたしがそっぽを向く。でも水無瀬の席はあたしの斜め前だから嫌でも見えてしまうんだけど。わざとでもいうように音を立てて席につく水無瀬を睨みつけていると、隣にいる稔の視線があたしに注いでいるのが分かった。


 そういえば、あまり考えたこともなかったけど、この三日間あたしが水無瀬と徹底的に話さないようにしてるのは明らかだけど、水無瀬の方も何かとあたしと接触を図って来る様子は一切ない。

 それはあたしの心中を察しているからなのか、単にあいつもあたしとは話をしたくないからなのかはよく分からなかったけど、とにかくあの一件以来水無瀬とあたしがお互いから声をかけようとしたこともなければ、そもそも眼中に入れないようにつとめていた。元々よく話す仲でもなかったから違和感がする人は稔以外にはいないようだったし、一緒のクラスもそこまで同じというわけでもない。

 ただ問題なのは、次の時間が理科、物理ということだ。


 昼食を食べ終わって一足早く理科室に移動したあたしと稔は、あたし達の他に理科室にいる人達を見回していた。やはり美里ちゃんは既に班の席に座っていて、あたしと稔を見つけるとニッコリと笑った。

 あたしがニッコリと笑い返すと、稔も小さく笑ってからあたしの裾を掴んだ。



「え、ちょ、何よ」

「...あんたと水無瀬君の間の空気がいやーなのになってること、美里、気づいてないの?」

「...んー。気づいてないっぽい。大体、同じ班だからってよく話してるわけでもないから、気づかない人は気づかないんじゃないの? 稔は鋭すぎるんだよ」

「まあそこは否定しないけどさー」

「しないのかよ」

「あんたらの間で何が起こったかなんて知らないけど、美里の前では気をつけなよ? 可愛い顔してすっげー嫉妬深いんだから」

「...分かってるけど。ってか気をつけるったって何も話してないじゃん」

「そうじゃなくてさぁ。あんたと水無瀬君の間に何か秘密みたいなものがあるって気づかれたら、もう終わりだべ? 何の事か知るまで絶っっっっっっっっっ対に詮索し続けるから」

「............」



 まあ、あたしだって美里ちゃんの嫉妬心に気づいてないわけじゃない。これまでだってあたしと水無瀬が二人で実験の話をしていると、必ず美里ちゃんがなになにー? という感じで割り込んで来る。その割り込みがあまりにも自然だったから今まで気づいてなかったんだけど、稔に言われてからは、その行動は美里ちゃんがあたし達の邪魔をするためのものだというのに気づいた。


 稔の言葉に肝に銘じておくよ、と言い残すと、人が集まりはじめた理科室の中でそれぞれ席についた。最後に稔が心配そうにあたしに視線を投げたけど、あたしは美里ちゃんという秘密探り探知機をなんとか回避しないといけない任務が待っているから構ってはいられない。

 あたしが席につくや否や美里ちゃんの顔が僅かに輝いて、理科室のドアが開いて水無瀬が入って来た。それからすぐに視線があたし達の班に向いて、美里ちゃんと宮谷を撫でてからあたしに止まった。

 すぐにあたしが視線をはずして、水無瀬はあたしの前に腰を降ろした。あたし達の班はテーブルを挟んで二列に人が並んでるから、同じ班の人は向かい合っているような形式になる。



「今日もまた同じ実験?」

「ううん。今日からは変わるって」

「マジで? 何に?」

「ビー玉の速度を測るとかなんとか...」

「...ああ...」



 水無瀬と会話が出来て嬉しそうな美里ちゃんが可愛いったらありゃしない。好きな人と話が出来てそんなにも嬉しいものなのかねぇ...。

 

 水無瀬がなんとなく納得したような声を出してから黒板に視線を向けたので、あたし達も視線を向けると確かに黒板にはビー玉の速度と書かれてある。ってかそれだけかよ。

 ザワザワと話をしているとチャイムの音が鳴り響き、先生も教室の中に入って来たので徐々に音が小さくなって行く。先生が教卓に立って静かになったあたし達を見回してから黒板をバンバンと叩いた。その指は『ビー玉』の下をなぞった。



「これ読めるひとー」

 


 しーん。



「誰も読めないのかよっ」

「はいはい先生! 俺読める!」



 生徒達の中でムードメーカーの宮谷君が手を挙げた。最早お約束の展開としか言えないよね。



「はい宮谷君」

「びーぎょく!」

「非常に惜しい!」

「先生さっさと説明してー」

「よしきた。この読み方はびーだまだ」

「読み方なんて聞いてねぇよ」

「酷いよ遠田君! それが先生への扱いですか!」

「そんな馬鹿げたことやってる暇があるんなら今日やる実験の説明してくれよ!」

「だからこの読み方から勉強しないといけないでしょ!?」

「マジでいい加減にしろよ先生!」



 んー。相変わらず先生の扱いが酷い。まあ先生もああいう性格だから分かるっちゃ分かるんだけど。みんながケラケラ笑いながらあたしも小さく微笑を零すと、目の前にいる水無瀬も呆れた様に笑ったのが見えた。

 なんであんたはあたしから見える位置にいつもいるんだろうね、まったく。


 遠田から罵倒された先生はなんとなく寂しそうにしながらも説明を始めた。



「えー、実験は至って簡単でーす。式をあげるからそこに長さやら早さやらを当てはめて解いてねー」

「何を」

「ビー玉の速度」

「どこのっ」

「えー? 一定の傾きのある板の上の速度測定器の間の瞬間に決まってんじゃん」

「いつ決まったの!?」

「今」

「今かよ!」



 もしかしたら明美あけみ先生とうちのクラスで漫才が繰り広げられるかもしれないと思って来たよ、あたし。



「何回か説明したことがあるから実験道具しかあげないぞー」

「いつ説明したの!?」

「何週間か前に、こんなのやるよー。って言ったじゃない!」

「それだけでやれっていうの!?」

「当然よー」

「先生の鬼!!」



 確かにすっごい鬼だよ、先生。あたしはいつも予習してるから何をやるかは大体見当がつくし、式をくれたら格段に簡単になるからそれはそれでありがたいんだけど...。実験道具だけって、説明は何もなし?

 みんなが抗議の声をあげたけど、先生はそれを完全に無視をすると準備室に入って小道具をいろいろ持ち出して来た。速度測定器はあたし達の後ろにある棚に閉まってあるから、素早く一番新しいのを二つ掴んでから、ブーブー言いながらも実験道具を集めに行くみんなの中に交じった。


 実験道具を全部集めた結果、目の前にあったのは、台、板、ビー玉、速度測定器が二つ、定規。以上五つ。

 ...これだけで全員に実験を求めるのは酷すぎるでしょーよ、先生。



「...有賀さん」



 その声に眉間にしわが寄ったけど、それをなくしてから顔をあげると、水無瀬が板を台に立てかけてからあたしを見た。



「この実験の仕方、分かるよね?」

「...一応予習はしてある」

「さすが」



 ふわっ、と優しい水無瀬君の笑顔を浮かべたからつられて笑顔を浮かべる所だったけど寸での所で押し留まる。

 ってか、分かる『よね?』って聞いたってことは、水無瀬も知ってるってことだよな。当然。ってか知ってなかったら困る。あたしだけでできる自信はない。

 ってか知ってなかったらキレるよ?



「水無瀬君も当然予習してあるよね?」

「先生が説明した時にちゃんと聞いてたからね」

「それこそさすが」



 お互いに笑顔を振りまいて話をしていると(実際は絶対に心の中で毒舌な会話をしていたけど)、まったくなんのことか分かっていない美里ちゃんと宮谷君が明らかにほっとしたような表情をした。二人ともまったく分かってないって顔だね今の。



「ああもうこういう時に水無瀬君と彩那と同じ班でよかったって思うよねー」

「思う思う。俺と狭川だけだったら絶対に無理だったよ」

「だよねっ」



 あたしと水無瀬がそんな二人に苦笑を浮かべると、あたし達は実験を開始した。






 二十分経った頃に実験が終わっていたのはあたし達の班だけだった。といっても殆どあたしと水無瀬の協同作業で、美里ちゃんと宮谷君はただ黙ってみていただけなんだけど。

 実験のデータを全部集めた所で、あたし達は式に取りかかった。って言っても宮谷君が水無瀬の紙を覗き込んで美里ちゃんがあたしの紙を覗き込んでるだけなんだけど。



「先生のくれた式はV^2-Vo^2=2aXであってるよね」

「うん。七センチの加速度から計算するよね」

「うん」

「んーと、」



 二人で黙り込んでからシャーペンを紙の上に滑らせる。今の時間だけは水無瀬の助けがいるから睨みつけたい衝動は抑えることにしてる。データを集めてる間も水無瀬の手伝いがなかったら終わってたし。


 計算が終わって、あたしは水無瀬に声をかけた。



「0.46の二乗引く0.2の二乗だから、0.1716になった?」

「なったなった。0.17まででいいよね」

「いいと思う。四十五センチの方は1.62になった?」

「なった」

「多分合ってるよね」

「これでいいと思うよ、俺も」



 よし、と二人してシャーペンを置くと、宮谷君と美里ちゃんがせっせと同じことを自分達の紙の上に書き始めた。

 ああ、なんであたしこんなに平和に水無瀬と会話してるわけ。



「はぇー....。二人ともすごすぎ。何の話してるのか全然分かんないよ、ねっ、宮谷君」

「うん、全然分かんねぇ。俺とお前だけだったら絶対最後まで残ってたぞ、狭川」

「だねっ」



 笑いながらあたしが美里ちゃんの紙を眺めていると、前にいる水無瀬があたしを見てる気がしたから顔をあげた。案の定見られていた。...ってか何なの? この何日間ずっと目が合ってんだけど。



「何? 水無瀬君」



 訳:『何見てんだよ、水無瀬』



「え? なんでもないよ。有賀さん、最近元気ないんじゃないのかと思って」



 訳:『見てるわけじゃねぇよ自意識過剰が。俺のこと避けまくりなくせにしっかり俺のこと見てるじゃねぇか』



「何言ってんの? 普通に元気だよ。水無瀬君こそ最近なんだか浮かない顔してるような気がするんだけど気のせい?」



 訳:『てめぇ何言ってんだよあぁん? あんた、しっかりと自分の行動くらい後悔してんでしょうね』



「そんなこと絶対ないよ? 俺普通に元気だし」



 訳:『はっ、後悔なんてしてるわけねぇだろ。今すげー機嫌いいし』



「そっかー」

「うん。心配しなくていいよ」

「なんだか水無瀬君らしくない気がしてたからさ」

「そうかな? 俺はこの上ないほど普通だよ?」

「そりゃよかったー」




 ああ、こいつ殴りたいなぁ。







 微妙なところで区切っちゃったかな...。

 次話投稿は明日か来週になります。多分来週になるかな.....。



 ここまで読んでくれてありがとうございます。

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